「風」を味方につける!その手順とは?
風はゴルファーがコントロールできなければ、大きな悪影響を及ぼしますが、
味方につけることもできます。その方法を紹介していきましょう。
■風の中の手順
1.風向き確認(風が吹く方向、強さの確認、アドレス付近とグリーン上の違いを確認)
どこから、どのくらいの強さで風が吹いているか、確認します。
風には種類があります。海風は重く戻される度合が大きく、山岳のフォローは気圧の関係もあり良く飛びます。
同時に、アドレス付近とグリーン上の風向きが違う場合があります。アドレス付近がフォローでも、グリーン上がアゲンストの場合があります。判断を誤ると、クラブ選択のミスにより手前にショートする結果となります。
また、木立ちに囲まれたピンフラッグは揺れていない状況にあり、実際は上空で風が吹いている場合があり注意が必要です。
2.球筋確認(風に乗せる、風にぶつける)
風の方向や強さが計算できたら、次にその風の利用方法を考えます。
サイドウインド(横風)であるほど、乗せるか、ぶつけるかを決めます。
例えば、右からのフック風にドローで乗せるか、フェードでぶつけるかとなります。
前者は、風に乗せるので距離が出ます。短いクラブを選び、風に運ばれて曲がり幅も大きいため、ボールが落ちてからのランも計算します。
後者は、風にぶつけるために、クラブの番手を上げて、曲がり幅は小さく、ランも少ないと考えます。
3.使用クラブ選択とスイングイメージ
作法が決まったら、クラブを選び、実際のイメージを作っていきます。
フェードやスライスをイメージした場合は、ボールを1個左へ。フェースは閉じ気味、アウトサイドへバックスイングします。
また、ドローやフックをイメージした場合は、ボールを1個右へ。フェースは開き気味、インサイドへバックスイングします。
難しい点は、この時点で風が変わる可能性があることです。もう一度作り直す場合は、忍耐力を持って対応しましょう。