小暮式1分間ゴルフ

【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ6」

ショートゲーム上達法と効果的な手順とは?

今回は、ショートゲーム上達法と効果的な手順について説明いたします。恒例の問題を楽しんでいきましょう!

【設問】

1.SWを使うのが好きだ(はい・いいえ)

2.PWを使うのが好きだ(はい・いいえ)

3.ダフリやトップのミスが多い(はい・いいえ)

4.必ずオーバーしてしまう(はい・いいえ)

5.必ずショートしてしまう(はい・いいいえ)

6.右を嫌いフェイスをかぶせる傾向がある(はい・いいえ)

7.フェイスの開閉やボール位置の変化によって距離感を出すのが好きだ(はい・いいえ)

8.得意な距離と苦手な距離がある(はい・いいえ)

9.自分だけの距離感調整法がある(はい・いいえ)

10.距離の打ち分けはフィーリングだ(はい・いいえ)

11.人からショートゲームがうまいと言われたことが沢山ある(はい・いいえ)

【解説】

1.普段からの使用クラブ頻度が分かります。SWを使用できる方は、バンスが使えるので上級者といえます。

2.PWの頻度が多い方は堅実さが出ています。確率を重視して、ミスの少ないゲームプランがしっかりとあります。

3.ダフリとトップは、軸ブレと手首の角度、極端な体重移動等が要因で発生します。

4.インパクトロフトが立つ、1つの要因はボールポジションが中すぎる傾向があります。

5.インパクトロフトが寝る、1つの要因としてオープンフェイスが考えられます。

6.スイング軌道と、フェイス角を正しくする必要があります。

7.イエスの方は上級者といえます。

8.苦手な距離を補うには他のクラブの使用や、スイング幅の変化、ボールポジションの変化を取り入れます。

9.イエスは上級者です。5ヤード間隔で打ち分けるべく、調整法を身に付けているからです。

10.イエスは上級者です。テクニックを磨くと最終的にフィーリングで距離感が出ます。

11.多くの経験から個人の距離感が生まれます。練習と実践、成功数が自信につながります。

上達のためのドリルをご紹介します。

*右手打ち

 方法は右手一本で、10ヤードを5球打ちます。目的はインパクト時の右手角度維持、ダフリとトップのミスを解消します。

*左手打ち

 方法は左手一本で、10ヤードを5球打ちます。

 目的はフォロースルーが低くなり、方向性が向上、打点のミスが解消します。

*クロスハンド

 方法は左手を下に右手を上に握ります。15ヤードを5球打ちます。

 目的はインパクト時の右手角度維持と、左サイドの高さを揃え、ミート率が向上します。

*右かかとを上げて打つ

 方法は左足体重、右かかとを上げて構えます。15ヤードを5球打ちます。

 目的はスイング中、体重移動をしない効果と、打点が安定します。

*両腕の長さを変えない

 方法はアドレス~フォローまで腕を伸ばして打つ。20ヤードを5球打ちます。

 目的は腕の長さを安定させ、フォームを作り、距離感を得る。

*コッキングを使用する

 方法はバックスイングでコッキングを入れ、30ヤードを5球打ちます。

 目的はコッキングとオープンフェイスにより、ボールを自在に上げることができます。

*フォローで左ひじを引く

 方法はインパクト以降に左ひじを引きます。30ヤードを5球打ちます

 目的はコッキングと左ひじの組み合わせにより、軟らかい球が打てるようになります。

*ボールポジションとロフト角を楽しむ。

 方法はライトヒール(右踵)、センター、レフトヒール(左踵)へボールを動かし、フェイスもクローズド、スクエア、オープンと試します。目的はスイング幅、ボールポジション、フェイス角で距離感と高さの調整ができます。

次は、実践での手順を説明します。

【もっとも効果的な手順】

簡単な問題です。次のワードを順番にならべていきましょう!!

*実際にスイング  (1・2・3・4・5・6・7)

*落としどころの決定(1・2・3・4・5・6・7)

*スイングイメージ (1・2・3・4・5・6・7)

*使用クラブ選択開始(1・2・3・4・5・6・7)

*距離測定     (1・2・3・4・5・6・7)

*ピン位置の確認    (1・2・3・4・5・6・7)

*ボール状況確認  (1・2・3・4・5・6・7)

正解は下から行きます。

【解説】

アプローチでは状況判断とクラブ選択で8割が決まります。成功の確率が高いクラブ選択を行うためにも、手順を踏んでいきましょう。

*ボール状況確認

目的は、如何なるショットさえも、ボール状況を無視しては行えない。バッドライには

もっとも確率の高いランニングを選択します。

*ピン位置の確認

目的は、エッジからカップまでの距離と傾斜、カップ周辺の状況を確認して、アプローチ

が効果的による軌跡を分析する。

*距離測定

目的はボールからエッジ~カップ~ボールと相対的に距離を知り、距離感のミスを防ぐ。

*使用クラブ選択開始

目的はボール状況から始まる一連の分析を基に、最適クラブを選択開始する。

*スイングイメージ

目的は、使用クラブからイメージを得ます。ロフトがあれば、高いイメージになります。

*落としどころ

目的は、最終決定した落とし所にイメージしたアプローチショットを打てれば成功です。

*実際のスイング

目的は、迷わない事。今までの手順を進み、勇気をもってチャレンジします。

【注釈】

上級者はこの手順が省かれます。経験から、状況確認~落としどころの選定~クラブ選択~スイングとなります。つまり、状況確認以降、すべてが同時に進行していくからです。最終的にシンプルになり

ます。構えて、打つ。これに尽きます。

「小さい頃からSWが好きで、気が付くと日が暮れるまで練習していた!!」と、プロでは良く聞きます。

その意味では、練習が好きになることが、一番の上達法と言えるでしょう。