ゴルファーんぼ皆さん、こんにちは。
今回は、軸ブレしない1軸スイングのポイントを、伝えて行きたいと思います。
今までに聞いた内容であっても、整理することにより、新しい1面が見えてくる場合があります。
時間に限りがり、大変残念ではありますが、読者全ての方の質問を受けることは難しく、すみません。
以下、どうぞお進みください。
左重心スイング理論の
特徴的な動きをマスターしよう
■特徴的な12ポイントをマスターすれば、左重心スイング理論の基本動作が分かる
左重心スイング理論は、従来の2軸スイング理論の動きと異なる特徴的な動きがあります。特に従来のスイングに慣れた方は、この特徴的な動きに戸惑うことでしょう。
特徴的な動きは、アドレスからフィニッシュまでで全12ポイント(注――アドレスは静止状態のため、ひとつの動きとしてカウント)。内訳は、アドレス1、バックスイング6、ダウンスイング~フォロースル5です。
左重心スイング理論習得は、この12ポイントの動きをマスターすることから始まります。そこでまずは、特徴的な12ポイントを、カラダで覚えていきましょう。クラブを持たずに、シャドースイングでこの動きを体幹してください。
左重心スイング理論の特徴的な12の動き
[アドレスで気をつける動作]
POINT1.左足体重&軸(背骨)を地面に垂直
■重要ポイント
左足体重で、重心を左に置きます。軸(背骨)は傾けず、地面に対して垂直に構えます。
■詳細
アドレス時の体重配分は、左足55対右足45の左足体重で構えます。左足体重で構えることで、重心はカラダのセンターより左に位置し、左重心となります。
軸(背骨)は地面に対して垂直に構えます。正面からみて真っすぐの状態です。グリップ時に右手が下になるため右肩が下がり、軸も右に傾きやすいので、そうならないよう注意しましょう。
アドレスの地点で左足体重を作れないと、左重心スイング理論は上手くいきません。まずはこの形をしっかり確認しましょう。
[バックスイングで気をつける6つの動作]
■バックスイングの動き・まとめ
バックスイングの特徴的な動きは、6点です。①腕をインサイドに引く、②腰を右に振る、③右脚を伸ばす、④腰を回す、⑤上半身を左に傾ける、⑥左ヒザを曲げる、です。①の腕を引く行為からバックスイングを始め、若干のタイムラグの後、②、③、④の行為をほぼ同時に行います。②、③、④の行為を行うことで、カラダの右サイドが伸びます。そしてカラダの右サイドが伸びるため、バランスを取るために上半身を左に傾けます。さらに左ヒザをボール側に突き出すように深く曲げます。上半身を左に倒して左ヒザを曲げることで左足に加重していき、重心は右に移ることなく左にキープされます。
POINT2.腕をインサイドに引く
■重要ポイント
腕を、スイングに積極的に参加させます。バックスイングは腕から始め、腕をインサイドに引いていきます。
■詳細
左重心スイング理論は、腕をスイングに積極的に参加させます。バックスイングからトップオブスイングにかけて、腕を45度インサイドに引きます。45度とは、飛球線と平行に引いた線に対し45度内側に入れることを言います。
腕をインサイドに引いていくため、ヘッドはテークバック直後から内側に引かれていきます。スイング始動時にヘッドを真っすぐ飛球方向に動かしてはいけません。これでは、腕はインサイドに引かれません。
方法としては左ワキを締め、左腕を伸ばした状態で胸に押しつけるようにして手を内側に入れていきます。右腕もできる限り伸ばした状態をキープします。
ただし、ヘッドは低い位置に上げていきません。高い位置に上げていきます。テークバック直後からコックを開始し、ハーフウエーバックの地点でコックを完成させます。左腕とシャフトが作る角度は、ハーフウエーバック地点で90度になります。
POINT3.腰を右に振る
■重要ポイント
腰を、右にスライドさせるようにヨコに振る。
■詳細
腰を右にスライドさせるように、ヨコに振ります。このとき頭を動かしてはいけません。腰だけを右に動かします。
POINT4.右脚を伸ばす
■重要ポイント
腰を右に振ると同時に、右脚を真っすぐ伸ばします。
■詳細
腰を右にスライドさせるように振ったら、同時に右脚を真っすぐ伸ばします。従来のスイング理論では右ヒザを伸ばさずに、アドレス時の角度をキープしますが、左重心スイング理論では右ヒザの角度をキープせず伸ばします。右ヒザを伸ばすため、腰のラインは右腰が高くなります。
このとき右足に加重してはいけません。この段階で加重するのは左足。右足への加重は減少させます。
POINT5.腰を60度回転、肩を30度回転する
■重要ポイント
右脚を伸ばすと同時に、腰を右に60度回転。さらに肩を、30度回転させます。
■詳細
腰を60度回転させます。従来のスイング理論では、腰の回転を抑えて上半身と下半身に大きな捻転差を作りました。しかし左重心スイング理論では、両者に大きな捻転差を作りません。腰を積極的に60度回します。これが、従来のスイングとの大きく異なる点です。
さらに肩を30度回転し、腰と肩の回転、さらには腕を45度インサイドに入れることで、バックスイングで計135度の回転を作ります。
POINT6.軸(上半身)を左に傾ける
■重要ポイント
軸(上半身)を、左に傾けます。
■詳細
右脚を伸ばすと、カラダの右サイドが伸びます。この状態で軸を地面に対して垂直に保つのは難しく、バランスを取るために上半身を左に傾けます。また上半身を左に傾けることで、カラダの右サイドはさらに伸びます。
上半身を左に傾けるため、頭は若干左に動きます。