小暮式1分間ゴルフ

バンカーショットで失敗しがちなポイント

■1回で出すことができれば、ボギーで上がれ、プレーのリズムを保つことができる重要なバンカーショット!

本当にゴルフが上手くなる為には、 動作に意味を持たせ、シンプルにしていくことが大切です。「1分間ゴルフ」では簡単、短期間、効果的に上達できる小暮メソッドを簡略化して、
初心者の皆さんから中上級者の皆さんへ、お届けしています。

バンカーショットが苦手なゴルファーの多くは、自分自身がどのよな傾向でミスや失敗を繰り返しているか知らない・わからない方が殆んどだと思います。

そこで、今回は、「失敗しがちなバンカーショット」を説明して、上達のヒントにして頂けたらと思います。

1回で出れば、良し

2回で出れば、まあまあ良し

3回以上かかってしまうと、その後のゲームが崩れてしまいかねないのが、バンカーショットです。
以下の状況は見受けられませんか?

1.軸が動く、頭が動く
2.体重移動をしてしまう
3.手首が解けるのが早く、手前の砂を多くとってしまい、減速してしまう
4.フェースがシャット(閉じ気味)で、砂に刺さり、インパクト以降にフェースが上昇できない
5.目線が水平を保てず、打点が安定しない
6.膝が動きすぎて、下がれば砂を厚くとり、伸びればトップミスとなってしまう
7.低く長くテークバックしすぎて、クリーンヒットしてしまう
8.視線をボールに向けているために、ダイレクトに当たってしまう(3センチ手前を見る)
9.スイング中、左ワキが空いてしまい、クラブが寝て入る為に、砂へヘッドを打ち込む事ができない
10.硬いバンカーに、フェースを開いてアタックして、バンスが弾かれ、トップしてしまう
11.トップミスをきらい、打ち込むとザックミスとなり、万策尽きる
12.打つ前から、出ない不安の方が、出る期待よりも、かなり大きい

どうですか、皆さん。
苦手な方は、打つ前から恐怖を感じているのがバンカーショットだと言えます。
そこで、反対に位置するバンカーショットが、簡単だと思う方のコメントも、聞いてみましょう。

1.手前をダフルれば、簡単にでる
2.クラブを上げて下ろすだけ、ボディースイングはいらない
3.膝を曲げ、重心を下げて、クラブを砂に打ち込むだけ
4.インパクトはフェースオープン、砂を打つのでスライスしない
5.フォローでは、フェースが返らず、自分の顔を向くように

確かに、バンカーショットの打ち方や、考え方は存在します。
けれども、アイアンやドライバーショットと比べて、ボールを直接打つ必要もなく、アバウトなショットで良い点がバンカーショットには見受けられえます。

だからと言って、体重移動や軸ブレ、フェースターンをしても良いという感覚でなく、

距離感を出すには、フェース角度、砂の量、スイングスピード、といった3つの項目の総和がアバウトで良いとなります。

要するに、飛ばすには、砂の量を少なくするか、もしくは砂を多く取るが、しっかりと振りぬく必要がある。

*砂(少ない)+腰から腰のスイング幅=砂(多く)+肩から肩のスイング。

*SW<AWのバンカーショットの方が、顎が低い状態で、砂が硬い状態、距離を出したい場合に有効である。

*比較的インサイドバックでは、インサイドアウト軌道になりやすく、救い打ちのトップミスとなり、初心者には適さない。

*アウトサイドインのインパクト軌道では、ダウンブローに打ち込むことができ、比較的容易であるが、フェースオープンがセットであり、シャットではヘッドがもぐってしまう

*ワイドスタンスにして、ボールから離れて立つことにより、ハンドダウンとなり、テークバックで鋭角にクラブが上がりやすくなる。この状況が強くなればなるほど、ボールが上がりやすく、顎の高いバンカーに有効であるが、距離を出すには適さない。

通常のショットと違い、ハーフウェイバックでは、トウが真上を指すようにして、フェースを開くようにします。

*尚、定期開催のラウンドレッスン会では、バンカーショットの打ち方を丁寧に説明していきます。