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小暮式1分間ゴルフ
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2016年11月9日

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左重心スイングでのスイング軸について

前回は、スイング軸について考察しました。今回は、左重心スイング理論でのスイング軸について、解説していきます。

新スイング軸は飛ばないのか?

まずは、旧スイング理論である「コンベンショナル」のエネルギーを見ていきましょう。

上半身を右に残したまま、下半身が先行して打つ姿勢よりも、新スイング軸(体の正面でインパクト)の方が、正確にしかも力が伝わります。

スパイン(背骨)を傾けた状態からは、クラブが下から入り易く、加速度も得られません。また、下半身先行の上半身の捻じれからの巻き戻しは、柔軟性と可動域に制約されます。

新スイングの左重心スイングでの軸は、バックスイングで左に傾きます。

野球のピッチャーのモーションを思い浮かべてください。マウンドでプレートに足をかけて、体重を左足へかけて投げる瞬間のように、ベクトルが斜め下を向くイメージ(左足が曲がり、右足が伸びる)があります。

例えばタックルするように、右足をのばして、左サイドを下げる動きがエネルギーを生みだすのです。


新スイングと等加速度運動

同じ高さの平行移動では等速運動であり、右足が高く、左サイドが低い状況ではスピードは斜度に比例する等加速度運動がおきるので、ヘッドスピードも効果的に上げやすくなります。


新スイング軸はスイング軌道が鋭角すぎて、1wにむかない?

確かに、過度に鋭角に下ろすと、スピン量が増えて飛距離をロスする危険があります。

では、スイング軸を傾けてトップを上げたからと言って、クラブが外から降りない事は可能でしょうか?

左足に荷重してクラブを上げるだけでは、クラブは確かに鋭角に上がり、アウトサイドから降りる危険があります。バックスイングでは軸を左に傾けながら(新スイング)、右ヒップを60度回旋します。

体重が右足に乗っているときに比べて、左足に荷重しているときの方が、右ヒップは回旋が簡単にできます、また、バックスイングで右足をのばすようにします。これにより、ハンドポジションはより内側を円弧軌道で動くことが可能となります。

インサイドからの軌道を得ることにより、クラブヘッドはインパクトからフォローにかけて、ロウ&ハイの軌道を得れます。

アウトサイドからの軌道はハイ&ロウなので、バックスイングで軸を左へ傾けても、スピン量と入射角を低いく抑えることが可能となります。

コンベンショナル軸はインサイド軌道がつくりやすく、新スイング軸は難しい?

右に軸を傾けて、さらに左へ腰をスライドすることは、構えた時よりも、ずれが大きく成るのがコンベンショナル軸です。これにより、インサイドのスペースを作ることに成功していますが、軸が傾いた状況でスイング軌道とフェイス角をアジャストしなければなりません。

一方、新スイング軸では、右腰が60度回旋し、インパクトにかけてヒップスライド(腰の回旋角を維持したまま、左へチルトした軸を垂直に戻す動き)が入ります。

ダウンスイングのスペースは右に倒して、ずらして作るのではなく、右サイドの回旋角を維持したままダウンスイングに入る動きによって得ることが可能となります。

総評

ゴルフを楽しむために、飛距離と正確性を求めることこそがゴルファーが一番欲していることでしょう。その上では、初心者の方を除いては、必要性が発生した時が治す時期だと言えます。

なぜなら、現在のスイングに不具合が生じて、さらなる改善の見込みがあるからです。

ビックチェンジをするか、もしくはマイナーチェンジに留めるかも、選択自由です。(唯一、初心者の方は最初から選ぶことが可能です()

私なら、ビックチェンジをお勧めします。

なぜなら、一生懸命に練習した結果が現状なら、新しい方法を試してさらに良くなる可能性があるからです。改善は不安を伴います。これは、払拭して前進しなければなりません。

さあ、皆さん、新しいスイング軸で行きますか? それとも、いままでのコンベンショナルスイング軸でいきますか?

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