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2017年2月28日

“ゴルフ上手はお仕事上手” 頭を使うことの意味とは?

さて、ゴルフは頭。ゴルフ上手はお仕事上手という設問を行っていきましたが、今回のコラムでは解説をしていきたいと思います!

<記憶力が良い>

覚えようしないでも、記憶してしまう。頭脳明晰、集中力の高さ、容量の大きさを示しています。もちろん、これが全てではありません。稀に天才的にひらめくタイプは、こちらと乖離します。

天才は一つを集中して、すべてを明らかにするとしたら、記憶力の有無はあまり関係ないと言えます。通常は記憶力の高さが、データー量の多さに比例して、距離感やクラブ選択、スイングフォームに至るまで、運動をつかさどる神経系までもコントロールします。

<映像解析、分析力>

一度見た景色は忘れない。一度経験した状況は忘れない。同時に、同じようなミスは、次に行わないと言えます。

上級者ほど、経験値を大切にします。まれに、悪いイメージさえも記憶してしまいがちなので、注意が必要です。

<毎ショットのデーター分析を経験に活かす>

一回の結果では距離や方向の精度が出ないとしても、100回、1000回となれば、違いがはっきりとします。智者は、さらにデーターを数値化して縦に積み上げ、遇者はこれを用いず、経験を平積します。

<グリーンほど、頭脳のゲームです>

かりに、18ホールズのほとんどのグリーン形状が言えるとしたら、70台と言えます。なぜなら、ショットが安定していて、グリーン上で多くの時間を費やしているからです。

また、ロングパットの距離感が出ないのは、ボールとカップを結んだラインやスピードのイメージが、カップから視線をずらした瞬間に消えてしまうからです。
下を向くとは、ヘッドアップを防ぐに非ず、映像を描いたまま、打ちぬくことに理があります。

キャッチアップした映像が、優れているほど、距離感が研ぎ澄まされます。

眼と手の間隔をつかさどるのは、練習量ではなく、頭の感覚器なのです。

見た目にたいして、正しいストロークができるまで、練習しましょう。ドリルとしては、カップを見たまま2球、目を閉じたまま2球ストロークして、その誤差を僅差にしていきます。

<僅差も誤差に感じるほどに>

上達すると、違いに敏感になります。芸事は、みなこのような世界となります。つまり、実際の読みが悪かったのか、ストロークが悪かったのかとなります。しっかりと、ストロークできていたのに傾斜の読み違いで入らない場合は、納得して次に行きます。しかし、ストロークが怪しい場合や、見過ごしていた細かな傾斜(西陽、水脈、次のホールへ歩くプレーヤーによる芝目等)の影響は、瞬時に修正します。

<近似値からの近未来の予知>

カップ付近、ボールスピードが弱くなってからの影響は非常に重要となります。
先に打つ方が、教えてくれます。例え、反対側のラインやサイドラインであっても、最後まで見ます。これにより、自分のラインの予想を的確にイメージします。

プロは同伴者の表情と結果を見ています。

表情が、曇っている場合は、読みが浅い場合や、違う場合があるからです。
思った以上に傾斜の影響を受けたと読みます。一方、晴れた表情の場合は、それほど警戒する必要はありません。(マッチプレーでは、無表情のほうが、対戦相手に情報を流さないので強いと言えます。)

<環境の変化を記憶、すみやかに対応する>

風向きを理解することは、非常に重要です。フォローとアゲンストでは2倍、使用クラブが違います。自然現象化でのゴルフゲームでは、風向きが変化します。同時に、コース内の木々に遮られて、ティーグランドとグリーン上の風向きも変化します。

谷や海から吹き上げる風や、フォローなのに、ボールを落とす風向もあります。
海沿いの重たい風もあり、それぞれ経験して記憶し、対応いたします。

<リラックスと集中>

コンセントレーション(集中)するには、リラックスが必要です。周囲の環境を見れる余裕は、リラックスしている状態と言えます。リラックスした状態は冷静な判断力と強い集中状態を導きます。コースに咲く花を見れる余裕は、かなりの上級者と言えます。

<ゴルフは感情とのゲームです>

自分自身がプレーヤーであるがゆえに、ミスをしたときの責任が、己にあります。

因って、怒ったり、落ち込んだりします。長いスパンで見た場合、怒った時は、冷静さの欠如、アドレナリンによる飛びすぎが悪い要因になります。落ち込んだ場合も決断力や積極性の無さにつながります。上級者は、感情の起伏さえも支配下に置きます。

朝一番、気合がのらない自分自身には叱咤激励し、ミスショットでの腹立たしさは、遠くの山脈や池の波紋を眺めて、冷静さを取り戻します。


<積極的なマインドセット>

良い時の自分を知ることは、非常に重要です。全てのショット&パットが自分の描いたとうりになる。いわゆる、ゾーンに近い状態を意味します。これを知ること、描くこと、挑戦することが、練習となります。

最高を目指すが、現状の状態での戦いを強いられる場合もあります。周囲の環境や自己状態が伴わない時こそ、逆境に耐えるマインドセットで乗り越えていきたいと思います。

ここまで、お読み頂いた読者の皆さん、参考になりましたでしょうか?

ゴルフでは、頭での仕事が多いと思います。

ボール状況確認、風などの周囲の環境確認、ピン位置の確認、クラブ選択、スイングスピード調整、ターゲット方向の確認等、イメージ化、集中状態等、実際の動作の前に多くを頭で消化します。

マッチプレーでは、あえて、ミス情報を流すチームもいます。ショートしたのに、アゲンストが強かった等です。これさえも、情報を分析して、正確に判断しなければなりません。

総じて、ゴルフは頭で行うゲームであると言えます。

頭を使う事は、仕事でも同じであると言えます。市場環境を観察、分析して、経験値から近似値や近未来を予測します。行動した先でも、環境の変化に対応しなければ、目標に到達できません。ベストを尽くしたが、期待値以下になった場合の自分への苛立ちも忍耐力で乗り越えなければなりません。

“ゴルフ上手はお仕事上手”

皆さんと皆さんの周囲のご友人から、ゴルフへ思い入れをお聞き下さい! きっと、その中に、その方なりのこだわりがあるはずです。ここを聞ければ、人生の最高の指標となるでしょう。

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