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小暮式1分間ゴルフ
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「ゴルフスライスの原因がわからない」を卒業!原因の多角的分析法

2017年5月9日

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今、多くのゴルファーが。「ゴルフスライスの原因」を知りたい、と感じています。スライスボールの原因が分かれば、飛距離アップが見込めるからです。また、弊社はゴルフスライス改善を志す方々にレッスンを行っていますが、その際にも「ゴルフスライスの原因」を明確にすることが必須となります。

ただ、残念ながら、「スライスボールの原因がわからない・・・」と頭を悩ませる人が多いのも事実です。「一瞬の出来事で分からない」「右へのミスと左へのヒッカケを繰り返すので分からない」といった声が、弊社のクライアントからも多く寄せられます。

では、なぜ上手く行かないのでしょうか。
実は、「ゴルフスライスの原因」について考える時、「発見する(分析)」「感じる」の2つの段階が必要です。上手くいっていないケースでは、どちらかの段階(もしくは両方の段階)が弱いのです。原因が特定できないと改善することはできませんし、いくら原因が見つかっても、それを感じることができないことには、意味がありません。

この記事では、以下の3つのステップの方法を具体的な事例を交えながらお伝えしていきます。

1.「ゴルフスライス」の原因をみつけるための「違い」を探す~自己分析・他己分析

2.その「違い」を吟味し、一瞬で直すしてしまうドリルを理解する

3.さらに、反復練習により自然にできるよにする

そして、この方法を通じて「スライスの原因」を理解できれば、もう「スライスが直せない」とは言えません。ご友人やクラブ競技、アマチュア大会において、あなたの力を120%発揮することができ、好結果を引き出すはずです。また、練習やラウンドの際には、あなたの魅力に惹かれてゴルファーが集まってくることでしょう。

-目次ー

1.「ゴルフスライス」の原因の探し方(1):他己分析

2.「ゴルフスライス」の原因の探し方(2):自己分析

3.正解との違いを吟味

4.ドリルによる反復練習

 

1.「ゴルフスライス」の原因の探し方(1):他己分析

1-1.様々な視点からの「ゴルフスライス原因」集め


「ゴルフスライス」の原因を考える上で、他己分析は非常に有効な方法です。なぜなら、「スライス原因」は、「自分では自然に陥ってしまう動作」であり、自分では気が付きにくいからです。
ぜひ、家族、友人、知人、上司、ライバル等、様々な視点からの「スライス原因」を集めてみましょう。思わぬ「スライス原因」が出てくるはずです。

質問例)
1)「私のゴルフスライスの原因は何だと思いますか?」
2)「私が人より飛ばない理由はどこだと思いますか?」
3)「なぜ私は捕まったボールが打てないのですか?」

まずは、(1)のように、ストレートに聞いてみてください。幅広い意見が得れるメリットがあります。

男性はプライドが邪魔をしてしまう傾向があるので、(2)(3)の質問よりも(1)が行いやすいと思います。

 

【事例1】 クラブが高い位置に上がっている?!

バックスイングからトップにかけて、どうしてもクラブが高い位置に上がってしまう方がおります。テークバックのリハーサルでは、右肩の上に位置することができるのに、実際に動作では、頭の後ろにクラブシャフトが来てしまう方の相談を多数寄せられています。無意識に上がってしまう事への対応、ここが実に難しい点でしたが、左ワキを締めインサイドバックを取り入れることで、高過ぎるトップを解消することができました。

 

【事例2】ダウンスイングでフェースが開いてしまうなんて・・・。

多くの本やDVDを見て研究されている方ほど、スイングの全体像をつかむ事が上手でると言えます。しかし、中々アウトサイドインのスライスが直せまでんでした。映像を細かくチェックしてみると、ダウンスイングの一瞬、左手首の角度が甲側にカップ(折れてしまい)、フェースが開いてしまう原因が判明しました。
左手甲をストレートに使用するドリルを継続練習されています。

【事例3】私、小暮博則の場合

以前、私自身フロリダへコーチングを受けに行くまでは、体重移動や下半身リード、上半身の脱力こそ、捕まったボールを打つ秘訣であると大きな間違いをおかしていました。フロリダでは、70歳の女性が、スライスボールからドローボールへと内容を改善させ、その理由のなかにあったレスターンを学ぶことができました。その後に書いたレッスン書「左重心スイング理論」は、ジュニアから大人まで誰でも簡単に取り入れられる上達メソッドとして、クライアントから好評を得ています。

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2.「ゴルフスライス」の原因の探し方(2):自己分析

ゴルフスライスの原因を知る上で、「他己分析」と両輪をなすのが「自己分析」です。とは言え、人は通常、他人のスイングは分析できても、いさ自分のスイングとなると客観視できない、という弱さがあります。

そこで、必要なのは「ゴルフスライスの原因の分類」です。これからお伝えする5つの視点に沿って、客観的に自己分析を試してください。

1)本質的な原因
2)好きな動作
3)最大の結果
4)得意な球筋
5)取り組んできた内容

それでは、私が過去、実際に自分のゴルフスライスの原因を分類し、まとめた過程をお見せしながら、もう少し詳しく説明していきます。

2-1.本質的な原因


本質的な原因とは、身体的・性格的・精神的特徴のことを指します。「上腕が太い」「上から打ち込むのが好きだ」など、自分の特徴として認識できるものを列挙してみてください。

例)本質的な原因/小暮博則
・下半身より、上半身、特に腕が発達している
・体幹よりも、右手が強い
・待てない
・体重移動と下半身リード、上半身の振り遅れからの右へのスライスを嫌い、右腕を返す
・体が硬い

2-2.好きな動作


練習でもラウンドでも何でも構いません。あなたの好きな動作を洗い出し、そこから共通する特徴をまとめてみましょう。

例)好きな動作/小暮博則
・ロングアイアンよりも、ショートアイアンの練習が好きだ
・ロフトが少ないクラブは、練習すればするほど調子がわるくなるなるが、5WやUTの練習は好きだ。
⇒ショートアイアンは球が左へ飛びやすく、、ロフトもかぶってくるので飛距離がでる

2-3.最大の結果


これまでのラウンドの中で、ターフの跡は左を向いていたでしょうか?「ショートアイアンのターフ跡と比べて、ミドルアイアンのターフ跡がさらにアウトサイドインになっている」傾向に気が付いた場合もありますし、ショートアイアンのミスは左へ、6番以降のクラブは右へのミスが多くなりやすいものです。

例)最大の結果/小暮博則

・ショートアイアンのターフが、やけに深くて大きい
・ミドルアイアンのターフ跡は、左へ抜けている
・ロングアイアンは殆んどターフがとれない⇒アウトサイドインとフェースが閉じた状態ではボールを上げることができず、インパクトで右へ倒れ、ボールをあげる必要があった。

2-4.得意な球筋


あなたの「得意な球筋」をリストにしてみましょう。ショートアイアンでは捕まったボールであり、ミドルアイアンでは力強いフェード、ロングアイアンではフェードかスライスボールと言えるでしょう。このような球筋で、コースを攻略している為、中々変化を起こすことができません。

例)得意な球筋/小暮博則
・ショートアイアンでは、右を向いて左へ引っ張るためにドロー
・ミドルアイアンでは、フェード
・ロングアイアン、ドライバーはスライス、もしくはフェード

2-4.取り組んできた内容


あなたが過去に「取り組んできた練習内容」をピックアップしてみましょう。

例)取り組んできた内容/小暮博則
・アドレス時、右脚に7割の体重をかける
・テークバックでは、左肩を右脚の上まで回す
・下半身リード(左腰は後ろに置いた椅子をどかすイメージ)
・ダウンスイングは脱力

この「取り組んできた内容」を明らかにするメリットは、その考えがゴルフスライスを改善する内容ではなかったことを教えてくれます。

以上、客観的に自己分析を行うための「ゴルフスライスの原因」をご紹介しました。

このように、「他己分析」「自己分析」を徹底的に行い、より多くの要因を集め、それから改善していくことで、これまで漠然としてたどり着かなかった「ゴルフスライスの原因」につながっていきます。

私の場合も、こうした要因を総合的にまとめた結果、

・体重移動を行わない軸ブレしないスイング
・インサイドダウン型のゴルフスライス改善
・新飛球理論とレスターンによるスライス改善と飛距離アップ

とういう考えに至ったのです。そして最終的には「飛んで」「曲がらない」の2つのポイントを得れるようになりました。

 

それでは、次章より、この「ゴルフスライスの原因」をまとめ、正解との「違い」について、解説していきます。

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3.正解との違いを吟味

3-1.3つの分析にヒントを得よ


前章で集めた多様な要因を「ゴルフスライスの改善」として”使える”状態にするには、要因を吟味し、正解との違いを見て行く必要があります。

3つの分析とは、ゴルフスキルアップの基本的な考え方で、自分自身のスイングを良くするためのメソッドのことを言います。

【3つの分析】

●ゴルフスライスの原因のチェック
●ランチアングル(打ち出角)、スピン量、ボールフライト(飛距離)のチェック
●モデルスイングの正解との違いをチェック

ゴルフスライスの原因が分かり、球筋のデーターを調べ、モデルスイングでの正しい動きを理解していきます。

つまり、

・どんな原因が一番、ゴルフスライスに影響をあたえているか
・どのポイントを改善すれば、一番大きな変化がおこせるか

という視点で吟味し、選び抜いていくのです。
では、「データーチェック」「モデルスイングチェック」の視点について、もう少し詳しく解説します。

3-2.データーの変化を起こせるか?


現金な言い方ですが、メリットがなければ人は動かないのと同様に、データーの変化がおこせるか、ここがもっも重要なポイントとなります。

例えば、スピン量が多い場合、これを下げる為に、フェースを閉じてスイングしたとします。今度は出球が左へ、打ち出し角が低くなります。
このような状態では、まだゴルフスライスを直すには不十分といえます。

理想となるデーターに近い数値を出すために、現在のデーターに変化を起こす試みをおこなうことが大変重要と言えます。

3-3.モデルスイングの正解と差異


あなたのゴルフスライスの原因がわかっても、正しいモデルスイングとの違いが分からなければ、直すことはできません。違いを理解が必要なのです。

練習で、ゴルフスライスの原因や傾向が分かったとしても、モデルスイングに見れる正解との違いが分からなければ直すことはできません。

もし、正しい動きとの差異が分かり、表現できるようになると、それだけゴルフスライス改善に向けて進んでいる状態と言えます。

1っ箇所だけでなく、複数の差異が発見でき、正しい動きをリピートできるように練習していきましょう。

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4.”ドリル”による反復練習

いよいよ最終ステップとして、「ゴルフスライスの原因」を「モデルスイングの正解」と照らして、改善していきます。1つ1つ、内容を確認していきましょう。

考えるべき要素としては、以下の6点です。

<ゴルフスライスの原因とポイント>

1、極端なウイークグリップ・パームグリップ
2、バックスイングにおける両肘の開閉(アームローテーション)
3、インサイド過ぎるテークバック
4、トップでの肘の曲り過ぎ
5、下半身リードによる上半身の開き過ぎ
6、右手の角度がキープできない

以上のポイントをおさえて、ドリルを行っていきましょう。

ウイークグリップ・パームグリップを改善
太い状態を握ることに慣れていることを変えるには、
逆にしたヘッド部分のシャフトをグリップしてスイング素振りをおこないます。
フィンガーグリップとストロンググリップを簡単に体得できるようになり、コッキングもスムーズに行えて、シャフトが加速していきやすくなります。

アームローテーションを改善
両肘の開閉によるフェースオープンを変えるには、
クラブを持たず、両手を前に出し、手のひらを地面に向けた状態からの、右肩へ向けて両腕を動かすことを練習します。手のひらを地面に向けることにより、ローテーションが少ない状態でバックスイングできるようになります。

インサイド・フラットバックの改善
インサイドに上げて行く場合、クラブシャフトがフラットに寝て上がりやすく、その結果シャフトクロスになってしまうことがあります。これを変えるには、スプリットハンド(両手を離した状態でグリップを行い、コッキングを採用し、クラブを縦て、左ワキを締めながらクラブ上げて行く練習をおこないます。

トップでの肘の曲り過ぎ
アドレス時に両肘が空を向いてしまうと、蝶番関節である肘関節は曲がりやすくなります。同時にワキも空きやすくなるために、スイングが安定しません。この状態を変えるには、クロスハンド(左手を下に、右手を上に握る)にして、左腕を伸ばしたままトップまでの練習を行います。

下半身リードによる上半身の開き過ぎ
下半身リードが強すぎると、上半身が開き、それにつれて右腰や右肩が前にでてしまい、アウトサイドインが助長されます。これを変えるには、クローズドスタンス(左脚を前にだし、右脚を後ろに引き、右脚踵を浮かせ、右脚つま先立ち)でスイングします。バックスイングでは、右腰と右肩をしっかりと回すことができ、同時にインパクトでは、左サイドに壁ができ、身体の開きを抑える感覚を得ることができます。

右手の角度維持
ダウンスイングからインパクト付近にかけて、右手の角度が解けてしまうと、クラブはアウトサイドから降りやすくなります。右肘が体の近くを通過させること、右手の角度維持を維持することが重要です。そのためには、アドレスした状態からクラブを腰の高さまで持ち上げて、ハンドファースト(グリップ位置がシャフト位置よりも先行した形)をキープして、左右に動かしていきます。グリップエンドが常にシャフトよりも先行することで、右手の角度維持が完成します。

 

5.まとめ

以上、ここまでゴルフスライスを原因と改善として、

他己分析・自己分析で原因を集める
⇒3つの分析で吟味し、モデルスイングの正解と照らしあわせる
⇒ドリルによる反復練習で改善完成度を引き上げる

というステップをご紹介しました。

これらの方法は、一朝一夕に簡単にできるものではありません。しかし、たとえ時間がかかっても、じっくりと取り組んでみることをおすすめします。

これさえおさえれば、あなたは「ゴルフスライス」を恐れる必要が全くなくなるのです。むしろ、次回のラウンドで実践したくてワクワクしてきます。そして、コンペや大会での場面で実践すれば、その絶大な効果にきっと驚くことでしょう。

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この記事を書いた人
小暮博則
「1分間ゴルフ」運営責任者
HPS株式 代表取締役
ジュニア・学生・一般のゴルファーへのゴルフレッスンを行う。PFGAジュニア育成メルマガは1000問を超える。慈恵医大ゴルフ部コーチ

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