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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ69」

2018年5月3日

当たる・当たらないアイアンショットの違い

読者の皆さん、こんにちは。
今回は、アイアンショットでの当たる、当たらないを考察したいと思います。
アイアンが当たるのに、スコアがまとまらない。アイアンが当たらないのに、スコアがまとまることがあるとしたら、興味深いと思います。
今回も早速進めていきましょう。

【設問】
1.アイアンは良く当たり、音が良いと言われる(はい・いいえ)
2.アイアンは良く当たり、距離が出ると言われる(はい・いいえ)
3.アイアンは良く当たり、ターフが取れると言われる(はい・いいえ)
4.アイアンは良く当たるが、スコアが出ない時がある(はい・いいえ)
5.アイアンは良く当たらず、ダフってばかりである(はい・いいえ)
6.アイアンは良く当たらず、トップばかりである(はい・いいえ)
7.アイアンは良く当たらず、スライスばかりである(はい・いいえ)
8.アイアンは良く当たらず、ヒッカケばかりである(はい・いいえ)
9.アイアンは良く当たらず、距離がでない(はい・いいえ)
10.アイアンは良く当たないが、スコアそれほど悪くはない(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。芯をとらえているので、インパクト音が聞こえます。
2.はい。ミート率が高く、適正距離が出ています。
3.はい。ダウンブローに入るために、ボール先のターフが取れます。
4.はい。振りすぎて、左右、前後にとびすぎてしまう場合があります。
5.はい。右倒れや右手の角度がほどけてしまいます。
6.はい。フェースが開く場合か、左肘が引けている場合があります。
7.はい。左腰や左肩の開きが早いと言えます。
8.はい。インパクトが手首でこねる動きがあります。
9.はい。トウやヒール、フェースの高低で芯を外して打つので飛ばないと言えます。
10.はい。毎回同じミスなので、コントロールしやすいと言えます。

【解説】
<アイアンが良くても、スコアが良くならない>
当りが良くても、間違った方向に飛んで行くようではスコアにつながりません。
アイアンショットの大半がコントロールショットであり、ライの悪い状況では、ピンを狙えない事が得策な場合があります。
飛んでいるので、手前の池は気にならない。←砲台グリーンの奥へこぼす
ボールが捕まるので右のバンカーは気にならない。←左サイドの池に注意
それぞれの危険が潜んでいます。
大切なのは、今ある現状を踏まえて如何に攻略法を組み立てるかです。
アイアンショットはその飛距離で優劣を決めるのではなく、次打が打ちやすいところに運ぶ事が最大のミッションと言えます。

<アイアンはどのように打つべきか>
基本はダウンブローに打ちます。
地面に位置するボールを、ロフトのあるクラブでダウンブローに打つことにより、浮力(バックスピン)が得れます。
また、ライが悪い状況ほど、ボール位置をスタンスセンターへ移動させて、鋭角的にアタックしていきます。
スイング軌道はハイ&ローはフェードボールでライの悪い状況に適しています。
ロー&ハイはドローボールであり、ライの悪い状況からでは、ボールをとらえにくいと言えます。

<ダフリのミスに対応する>
次の原因が考えられます。
*右サイドが下がるインパクト
*右手首が解けてしまう
*クラブの開閉が大きい
*左右の膝に伸展が大きい
*目線がスイング中平行を維持できない
*スイング中、両腕をたたんでしましい、スイング半径の変化が激しい
*体重移動が前後左右に発生し、軸ブレとなる
この様な場合、単にボールを1個中に移動させるだけで解消できる場合と、そうでない場合があります。一つ一つ問題を解消していきましょう。

<トップのミスに対応する>
*左サイドが浮き上がるインパクト
*フェースが開くインパクト
*左肘が引け、腕の長さが変わり、ボールにクラブが届かなくなる
*膝の伸展が大きい、もしくは早く起きてしまう
*アドレス時のボールとの距離感がインパクト時と変わってしまう場合
*体重移動が前後左右に発生し、軸ブレとなる
前傾角度を維持して、腕の長さを変えないようにスイングすることにより、改善する事ができます。

<ヒッカケのミスに対応する>
*左踵へ体重移動するインパクト
*右手が左手を追い越すインパクト
*左肘が引けるインパクト
*左腰を切るあまり、左肩も開き、右サイドがかぶるインパクト
アドレス時よりも、スモールアーク(小さい半径)で打つ場合に多く発生します。
これを解消するには、クロスハンド素振りを行い、左肩を開かず、左腕を伸ばすことを練習しましょう。

<スライスのミスに対応する>
*スイング中、フェースの開閉が多い
*インパクトにかけて、右に軸が倒れ、クラブが寝て入る
*下半身が先行し、右肩が前に、アウトサイドイン軌道となる
*極端にボールは左にある
*グリップがウイークである
一つの方法として、ハンドファーストドリルがあります。
ヘッドを後方に2個ずらして構えます。この状態からハンドポジションをさらにボール側へ突き出します。ボールを捕まえるには、インサイドからの軌道が大切です。
それには、手元を前に出した位置からのスイングを練習しましょう。

<注意すべきポイント>
*早くふることよりも、しっかりふること
*腰を切ることよりも、身体を開かず、正面でうつこと
*右手でたたくよりも、両腕で押し、手首の角度を維持すること
*頭を残すことよりも、フォローをしっかりと収めること
*体重移動を激しく行うことよりも、軸をキープすること
*スイングを意識することよりも、フェースの前後・オープンクローズドの打点を注意すること
以上を注意していきましょう。

<現状のままプレーすることも攻略法の1つ>
*右へ行くから直すよりも、その状態を用いて左からコースを攻める
*左へ行くから直すよりも、〃       右からコースを攻める
*ダフリを直すよりも、大き目な番手を短く持ちコースを攻める
*トップを直すよりも、池やバンカーのないルートを攻める
プロでも当日のスタート前に直すことはせず、プレー後の練習で修正します。
それだけ、直しながらゲームを組み立てることは難しいと言えます。

<アイアンが悪くても、スコアが安定する>
*悪い状態を把握しています
*どのような状態で、どのような結果がでるか理解している
*使用クラブによるミスの傾向をつかんでいる
*距離によるミスの傾向も掴んでいる
OBや池を避ける事が出来れば、アイアンはアプローチが打てるところまで運ぶクラブと割り切れます。グリーンに届かせようと力むよりも、簡単なライからのアプローチを楽しむ事がプレーの幅を広げ、良いゲームとなります。

<クラブにより、性能も違う>
*9番は良くつかまる
*7番はまっすぐ飛ぶことが多い
*5番は少しフェード
この様な状態の回答が多いと思われます。クラブは長さ、ロフト角により、難易度が変化します。因ってこの性能を理解したうえで、ゲームを組み立てて行きます。
例えば180ヤードの長いショートホールで右サイドが池の場合は、UTを使用して右を避けます。同じ180ヤードで右は広く、左に深いバンカーがある場合は5Iで攻めます。

以上です。
皆さん、今回の内容はいかがでしたでしょうか?
大切なことは、現状を如何に生かすかです。
どこからか腕を借りて戦うことは出来ません。眼の前のコースに対応するとともに、数か月後、数年後のなりたい姿をめざして練習を重ねていきましょう。

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