「ちゃんと、聞いているのか?」
「○○先生から、前回ならったことが、できていないじゃないか?」
「もっと、真剣にやれ」
最終的には、後ろで携帯を触っていた母親向かって、怒り出す父親の姿が、先日の練習場でありました。
正直、これが、一番避けたいレッスンなのです。
しばらくして、親がいなくなると、
子供たちは、練習場の通路でダーと走りだし、鬼ごっこが始まりました。
ゴルフをやりたい気持ちがなければ、練習もレッスンも上達も難しいでしょう。
「興味を抱かせること」
たとえば、PFGAジュニアレッスンでは、簡単に子供達へゾーンに入ってもらいます。
だれが最初に5球看板に当てられるかゲームでは、
20ヤード先の看板にSWで当てるゲームを競争させます。
打ち方の説明はいりません。
単に、打たせて、競わせて、勝ちたい気持ちと、負ける悔しさを知ってもらいます。
次に、大切なのは、勝者を称えます。
そして、勝者にさらに上に登れる課題を的確に出していきます。
今度は20球中5球以上を看板にあてるように。
打ち方を教えて行きます。
すると、どうでしょう。
その勝者に勝てなかった、他のジュニアは、眼の色をかえて、打ち方を学ぼうとします。
ジュニアはレッスンや練習を強制されることを嫌う傾向と、
内容が先に進んでしまい、自分が置き去りにされることを避けたい気持ちが強く働きます。
本当に避けたいジュニアレッスンは、
「怒ることで、終わらしてしまう。深く考えることを諦めさせてしまうレッスンです」
上級者をもっともっと上手くさせる、課題を提示することで、
ドンドン、上に上がろうとする小学生低学年が沢山います。
悪い指導者は、怒りを爆発させ、思考を停止させてしまいます。
普通の指導者は、悪い点を変え、良い点を伸ばそうと、頑張ります。
良い指導者は、強い選手を育てる為に沢山の人の中に入れて、選手自らが行動できるように力を伸ばしていきます。
さあ、一緒に!