小暮式1分間ゴルフ

【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ118」

ゴルフにおけるミスの原因について

皆さん、こんにちは!今回は、ゴルフにおけるミスの原因について、解説したいとおもいます。
多く出るミスの共通原因が分かれば、それだけで課題を克服できることとなります。
さっそく今回も進んでいきましょう。

【設問】
1.ダフリのミスがでる(はい・いいえ)
2.スライスの傾向がある(はい・いいえ)
3.ヒッカケミスもでる(はい・いいえ)
4.トップする場合もある(はい・いいえ)
5.安定しない(はい・いいえ)
6.タイミングが早いとよく言われる(はい・いいえ)
7.右手が強いと言われる(はい・いいえ)
8.左手の感覚はスイング中ない(はい・いいえ)
9.ドライバーはあたる(はい・いいえ)
10.フェアーウェイウッドはトップしやすい(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。クラブが下に向かってリリースされると地面に刺さりやすくなります。
2.はい。ダフリを回避する為に、左肩と左腰を開く傾向にあります。
3.はい。スライスを嫌い、右手を大きく返す。
4.はい。クラブの下への動きを回避する為、左肩を上昇させ、起き上がる。
5.はい。インパクト打点が毎回同じではない。
6.はい。左サイドを開きボールとの距離を空けるしか、ダフリを回避できない。
7.はい。上から被せる為に、クラブが下に落ちやすい。
8.はい。左腕が無くてもクラブはスイングできてしまうと思える。
9.はい。ティーアップしているため、下にクラブが落ちても当りやすい。
10.はい。リリースと起き上がりが同時に起きる為に、難しくしています。

【解説】

<手元が浮くと起きるミス>
ダフリ、トップ、スライス、ヒッカケ等のミスの大半は、1つの原因、インパクトで手元が浮く事により起きてしまうと言えます。
激しいトウダウンは、ダフリの原因になります。
ダフリを嫌い、左肩や左肘を引けば、トップの原因に、左肩や左腰を開けば、スライスを誘発します。
手元が浮くとは、アドレス時の手元(ハンドポジション)が、インパクト時に変わってしまうことです。
手元が浮くと、ボールから離れる為にトップしやすくなるでしょう。
正しくは、ライ角に近い形であたることであり、ここを練習していきましょう。

<なぜ手元が浮いてしまうのか>
スイング中、クラブヘッドに重力加速度が加わり、トウダウンがおきます。
何も意識しないでスイングした場合は、クラブヘッドは、「下に、前に、開いて」下り易くなります。そのため、アドレス時のライ角以上に、クラブが下がり、手元が浮いてインパクトがしましいます。

<手元が浮かなくなるようにする方法>
手元が浮くことを避けるには、クラブに掛る3つの力に拮抗する必要があります。
3つの力とは、「下に、前に、開いて」に拮抗する「上に、内側に、キープする」動きです。
「上に」とは、スイング中左手親指方向にコッキングする事です。
左手を押し、右手の人指ゆびと、親指を吊り上げるようにします。
「内側に」とは、グリップエンドをスイング中に、引きつける動きです。それには、インパクトで両脇を締め、綱引きを行うかのように、引きつける動きを行います。
「キープする」とは、フェイス面がスイング中に開かないように、右手のグリップをしっかりと握る事です。
右肘の開き過ぎを防ぎ、右手の角度を維持してスイングします。

<チェックドリル>
実際スイングした場合に、手元が浮いていないか理解する必要があります。
クラブを持ってアドレスを行います。
左手だけを外し、クラブの上に左手の掌を置きます。
ここから、右手1本のスイングをゆっくりおこないます。
左手はスタート時点のポジションのまま、動かしません。
右手一本のスイングが左手の下に降りてくるように、右手の角度維持「上に、内側に、キープする」を意識して繰り返します。

<手元が浮かなくなると得れるメリット>
手元が浮かなくなることにより、左肩の浮きや、左サイドの開きが抑えられ、
ボールが捕まるようになります。その為、右手を大きく返す必要もなくなります。
スイング軌道も安定して、ボールコントロールが向上します。
右手だけでスイングしていた場合と比べて、左腕リードも実践できます。
左肩や左腰を開くことなく、左腕を振りきる事ができることは、飛距離アップにもつながります。

以上です。今回の内容はいかがでしたでしょうか?大抵は、スライスを嫌って、ダウンスイングの初期に右手でフェースを被せようとしてしまい、クラブが下に下がり、手元が浮きます。ここを修正していければ、さらにゲームが変わります。一緒に上達を進めていきましょう。
次回もどうぞお楽しみに!