小暮式1分間ゴルフ

【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ126」

バンカーショット克服法

皆さん、こんにちは!バンカーショットについて解説したいとおもいます。
ローリー・マキロイがバンカーショットに上手いと感じている方も多いと思われます。バンカーからのサンドセーブが出来れば、スコアを落とすことがなくなるばかりか、セカンドでピンをデッドに狙っていくことができます。
さっそく今回も進んでいきましょう。

【設問】
1.どうしても、バンカーショットでトップしてしまう(はい・いいえ)
2.必ず、バンカーショットでダフってしまい、飛ばない(はい・いいえ)
3.顎が近いと出る気がしない(はい・いいえ)
4.距離が長いバンカーショットは苦手だ(はい・いいえ)
5.砂が硬いバンカーショットは打ち方が分からない(はい・いいえ)
6.砂が軟らかすぎて出ないことがある(はい・いいえ)
7.目玉の状態から脱出できない(はい・いいえ)
8.普段から、ボールを右へ置く傾向がある(はい・いいえ)
9.フェースを閉じすぎてかまえてしまう傾向がある(はい・いいえ)
10.インパクト以降、体重が右に残ってしまう(はい・いいえ)

【解答】
1.いいえ。ボールを上げようと、インパクト前に上昇するヘッドを注意します。
2.いいえ。インパクト前に手首が解けないように注意しています。
3.いいえ。両肘をたたみ鋭角的に打ち込み、フォローを高く取るように。
4.いいえ。砂を薄くとれるよう浅い入射角でスイングします。
5.いいえ。バンスがはじかれないように、ネック部分でインパクトします。
6.いいえ。砂の中にフェースがもぐらないように、開いてスイングします。
7.いいえ。クラブがボールの下に入るように、フェースを閉じてうちます。
8.いいえ。硬いバンカー以外は、センターより少し左へ置きます。
9.いいえ。インパクトでオープンフェースがたもてるように注意します。
10.いいえ。左サイドに体重がキープできるように左へ乗ります。

【解説】
<バンカーショットの基本>

バンカーショットが上手く打てない人ほど、アドレスが高い場合があります。
高いアドレスは、クリーンヒットする場合が多く、ホームランとなります。
これを避けるには、重心を深く下げ、膝を曲げてアドレスを行います。
ワイドスタンス、ハンドレイト(グリップエンドが右腰を指す)を採用します。
膝を曲げてアドレスを行うことで、低重心となります。ボールから離れて構えることで、ハンドダウンとなります。
テークバックでは、コッキングを行い、鋭角的にボールの3~5センチ手前の砂にクラブヘッドを入れて行きます。

<顎の高さを克服する方法>
折角、バンカーから打つことが出来ても、顎に当ってしまっては、もう一度バンカーから打たなければなりません。顎の高さを克服する手順を踏む事で、安心して打つことができます。
ボールを上げる為のコツは、右肘のたたみ方にあります。
右肘を体の近くに、外していきます。
右肘を近くに動かすことで、鋭角的にクラブヘッドを砂に打ち込む事ができます。
また、フォローでは、クラブフェースが自分の顔を向くようにスイングしていきます。
顎の高さを超えるスイングは、スキルによって改善できます。
プロ選手であっても、スキルが無いと克服できません。
でも、安心してください。しっかりとマスターして行けば、必ず1回で出すことができます。

<距離が長いバンカーショットの脱出法>
距離が長い状況から、1回で脱出できない状況が多く見られます。
30ヤードを超えるバンカーショットは、プロでも避けたい難しい状況であることを理解します。
今回はこのポイントを説明したします。
1つは砂を薄く取ることで、ボールが飛ぶことを理解することです。その為には、右肘を長くして、テークバックを上げて行き、ダウンからインパクトにかけての入射角を浅くします。
1つはクラブのロフトを変えます。SW→PWに変えて行きます。
バックスイングでフェースを開き、開いた状態のままインパクトをむかえます。
砂を打つバンカーショットなので、右へ飛ぶことを心配する必要はありません。

<柔らかい砂の解決法>
柔らかい砂にクラブヘッドが刺さってしまって、ボールが全く飛ばない事が多くある。このような状況が1回でもあると、次にバンカーショットはダフリを嫌ってホームランになってしまうケースが良くあります。
柔らかい砂でも、1回で克服したい。
柔らかい砂を克服する今回のポイントは、3つあります。
1つは、フェースを閉じないことです。閉じてしまうと、砂の中にヘッドがもぐってしまうからです。
1つは、下半身の伸展と右肘の伸展を使いすぎないようにします。
膝を伸ばし、右手を伸ばしすぎると、クラブが砂に潜りすぎてしまう傾向にあります。
1つは、左腰の回転を止めない事です。
鋭角的な入射を浅い角度の入射にかえるには、左腰を回転して、フェース面がフォロースルーで顔を向くようにスイングします。

<硬い砂から弾かれない打ち方>
砂に入った瞬間に、スパイクから地面の硬さが分かります。
地面にクラブが弾かれてしまうことを注意しても、実際はこれを克服できない状況があります。硬いバンカーの打ち方は、一体?
硬いバンカーでのショットを行う場合、クラブのバンス部分が弾かれないように注意します。打ち方は簡単、クラブのネック部分を地面にぶつけて行きます。
一点を地面へ刺す感じで、上から打ち込んでいきます。フェースを開くよりも、フェースを開かず、クラブのトウを立てるようにしてスイングします。
弾かれるよりも、ネックが地面に潜ることで、ボールを打ち出すことができます。

以上です。今回の内容はいかがでしたでしょうか?
ボールを上げようとして、右足体重に成りやすいバンカーショットではありますが、プロや上級者は左足体重でボールを上げて行きます。
強く打ち込み、上に向かってクラブを振りぬくことでボールを上げる事が出来ます。一緒に上達を進めていきましょう。
次回もどうぞお楽しみに!