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小暮式1分間ゴルフ
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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ138」

2019年12月17日

なぜコースだとたくさん叩いてしまうのか?

皆さん、こんにちは!
今回は、「なぜ実力以上にたくさん叩いてしまうのか?」について考えていきたいと思います。練習場では上手く打てるのに、コースにでるとパフォーマンスが上がらない。このような場合、経験値が足りない、過緊張過ぎるので深呼吸が大切とありますが、本当は・・・。
さっそく今回も進んでいきましょう。

【設問】
1.アプローチ、10Mからザックリする(はい・いいえ)
2.アプローチ、ダフリを嫌いトップしてしまう(はい・いいえ)
3.パッティング、ロングパットを打ちすぎてしまう(はい・いいえ)
4.パッティング、ショートパットをショートしてしまう(はい・いいえ)
5.アイアン、ショートアイアンで左へのミス(はい・いいえ)
6.アイアン、ロングアイアンで右へミス(はい・いいえ)
7.バンカーショット、直接ボールに当り、トップミス(はい・いいえ)
8.バンカーショット、深く砂に潜り、ざっくりミス(はい・いいえ)
9.1W、テンプラミス。ボールが高く上がり、飛ばない(はい・いいえ)
10.1W、スライスミス。振り遅れた状態からの右へのミス(はい・いいえ)

【解答】
1.いいえ。右手の角度を維持して、左手リードを心がけます。
2.いいえ。左腕を伸ばしたまま、ボールの下にヘッドを滑らすように。
3.いいえ。リストの使いすぎを抑え、姿勢をおこし、肩と腕のスロロークを行います。
4.いいえ。ラインを意識しすぎることをやめ、インパクトで「ダ」と声を吐き打ちます。
5.いいえ。左膝と左腰、左肩の開きを抑え、右手の返しを抑制します。
6.いいえ。右肩よりも低い右肘あたりからクラブが下りてくるように意識します。
7.いいえ。ボールやフェースを見ないで、落とし場所を見てそこに打ち込む。
8.いいえ。グリップエンドが右腰をむくようにハンドレイトに構えて、スイング。
9.いいえ。インパクトでクラブを引きつけることで、ネックヒットミスを軽減。
10.いいえ。腕が右腰まで下りるまで体を開かないように我慢する。

【解説】

<実力よりも悪いゲームになる原因>
毎回ショットを打つたびに、結果がでるゴルフゲームでは、結果に対してかける言葉「独り言」によって、ゲームの流をつくることができます。
もし、実力よりも悪いゲームが出てしまうとしたら、今すぐ独り言を採用しましょう。
ポイントは、中間の感覚を維持する事です。
たとえば、悪いショットを打ってしまったあとに、「こんな悪いショットをうつなんて、最悪だ。次のショットも酷いショットだと大変だ」とは言いません。
中間の独り言としては、「難しい状況で、体調も十分ではなく、準備練習もできないままコースに来ているのだし。ゴルフはミスが付きもので、リカバリーが大切なので、ここから頑張ることで真価が問われる!」つまり、平常心を保つ独り言を心がけて行きます。

<結果は2つ。良いか悪いか>
結果は良い場合、「さらに良いゲームが続くはずだ」、あるいは「このような内容は続かない、馬脚があらわれるはずだ」、前者はプラス思考、後者はマイナス思考と言えます。
大切なのは、中庸です。良いショットや良いゲームは素直に受け入れ、ルーティーンどおり行うことが大切で、焦らずとも結果は自然についてくる気持ちが、コンスタントに力を発揮するうえで必要です。

<結果が悪い時>
結果が悪い時、「今のショットは、たまたまミスがでてしまったので、次は大丈夫」、あるいは「次も悪いショットがでたら最悪だ、帰りたい」。前者はプラスに、後者はマイナスに考えて、未来をイメージしています。実は、この中間に「そんなにゴルフは簡単ではないし。プロだって毎回優勝できる、調子が良いわけではないので、暫くホールを重ねれば、徐々にショットも打てるはず」。
このように、一旦受け入れる姿勢があると、結果からのダメージを最小限にすることができ、ゲームを好転させることができます。

<実力以上のゲームを行うコツ>
普段、100を切れない状態なのに、今回は90台前半でラウンド出来た!
ゴルファーなら、だれでも実力以上の結果を期待し、「自分もできる、実力はもっと高い」と思いがちです。これ自体は、悪いことではありません。「先を望むから、結果をだし、自信を深め、実力も向上する」スポーツではこの好循環になった時に、一番上達が加速します。
けれども、一般的には、この逆に回転しやすい傾向があります。
「沢山練習しているので、必ず良い結果がだせるはずだ。気合い入れて臨んだ1打目はOB」
実力があっても、結果を出すことができず、次第に自信が無くなり、疑念と不安、焦りがゲームへの集中力をそいでいきます。
実力以上のゲームを行うコツは、「練習、実力、自信」と「結果」を切り離すことです。
「状況判断やクラブ選択」、「コンデイションとパフォーマンス」、「集中力と冷静な判断、闘志」を考慮しながら、平常心を保ち、プレーを進めて行きます。
実力以上の力を発揮するには、「独り言」を上手に使用し、結果に対して、中庸を保って無意識の中でのコントロールをおこないます。
実力以上のゲームを行うゴルファーは皆、「気が付くと良いゲームを行っていた」と言います。1つの結果に感情が左右されるレベルを抜けて、1つ1つの判断が冷静に、細かく対応できるようになる、しかも無意識で自然なレベルで。
実は、これが出来る状態は、すでに実力が相当高いと言えます(笑)

ある日突然、素晴らしいゲームが訪れることがあります。
私の場合は、万全な調整をして臨んだ大切な試合で、散々な結果しか出せず、悔しい想いから冷静になって力が抜けた、翌週以降でした。
アドレナリン、戦闘態勢、万全な準備、打てるだけの弾丸を用意して試合に臨むも、
期待と違う結果に、感情が崩壊して、なにをしたらよいかわからぬままゲームが終わってしまう。このようなことを経験したのちに、見えてくることがあります。
しかしながら、皆さんは違います。
沢山の経験を必要とせず、今回のコラムで、良いゲームを行うヒントやきっかけがつかめたと思います。
プロや上級者が「小高い木の葉をかぞえたり、池の波紋や、花壇の花に眼を向けて、鳥のさえずりに耳を傾ける」には理由があります。冷静さやエネルギーは、内から湧き出るものもあれば、外から吸収するものもあります。ミスした怒りの感情は、内に留めることなく、外に流すことで、一定を保つことができます。
次回のラウンドの際は、独り言を行って、心を一定に保っていけば、必ず好転します。

今回の内容はいかがでしたでしょうか?次回も一緒に上達を楽しんでいきましょう。

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