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小暮式1分間ゴルフ
【小暮式1分間ゴルフ】, ゴルフ用語

【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ20」

2016年12月8日

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スコアアップのための確率論

 

今回は、スコアアップのための確率論を考察していきましょう。恒例の設問になります!

 
【設問】

 

問1.20メートルを超えるロングパットです。ファーストパットが、2メートル以内による確立が6割、2メートルのパットが入る確率が7割の状況にあります。どのような気持ちがベストでしょうか?
A:ファーストパット、セカンドパットを合わせた確率が42%である以上、諦める。
B:確立を上げるために、ロングパットの距離感を磨き、ショートパットの方向性を磨く。
C:ロングパット、ショートパットの確率を調べます。ショート気味か、オーバー気味かを調べて、逆の行動にうごく。すでに確率が5割を切っている状況では、逆転の発想を試します。

 

問2.上って下りの複合ライン15メートルです。上り10メートル、下り5メートルです。
傾斜度数は上り30度、下り60度です。カップすぎると早い状況下の中、どのような攻略がベストでしょうか?

A:カップすぎると早いので、上りきったところで止まるイメージでストロークする。
B:比率でみると、上りと下りのエネルギー量は等比となります。ピタゴラスの定理から、上りは12.5メートル、下りは約8.3メートルとなり、合計20.8メートルの平らなラインと同じエネルギーとなります。
C:セカンドパットは上りの方が、しっかりと打てるので、ショートしないように打つ。

 

問3.スライスラインが、80パーセントの確率で右に外れる状況です。
狙ったところより15度右に行きます。次の内、コース上で行う方法が一番好ましいのはどれ?

A:アライメント(目標)を通常よりも15度左を向いて構えて、スロロークする。
B:フェイス角を15度被せて、ストロークする。
C:フックラインが残るように、グリーン攻略を立てる。

 

問4.上りの5メートルのストレートライン。練習グリーンで確率を調べたところ5回中3回以上が右に強くはずれました。スタート1番ホールにて、ファーストパットが上りの5メートルのストレートラインになりました。どのように、臨みますか?

A:本番と練習は違うので、惑わされず、ストレートに打つ。
B:右に行くので、左を向いて、強くでるので、弱く打ちます。
C:カップの左手前に、仮想のカップをイメージして今までどうりにストロークします。

 
問5.池越えのセカンドショットです。ピンまで200ヤード。池を超えるのに180ヤード、池の手前までは160ヤードです。ラウンドの状況はトップボールが多く、5回に3回がミスショットです。

A:5w(200ヤード)飛ぶクラブをもって、果敢に狙う。
B:レイアップを選択するが、池の近くまで運びたいので8I(150ヤード)のクラブを選択してスイングする。
C:6割以上がミスをする状況なので、レイアップを選択します。ピンまで200ヤードなので100ヤード飛ぶPWを選んでスイングします。

 

問6.つま先上がりのロングホールのセカンドショット。ピンまでの距離は190ヤードです。グリーン左サイドには池、右サイドには深いバンカーがあり、グリーン右が高く、左が低いアンジレーションです。ピン位置は右サイド(端から3メートル)にあります。スイング傾向は下から来やすい傾向(5回に3回)にあり、上からのスイングイメージで練習しています。

A:ロングホールなので、果敢に攻めたいと思います。5wを短く持ち、ボールポジションを内側にして、体重移動をせず、コンパクトなスイングを心がけて打ちます。
B:左に行きやすい傾斜なので、右を狙います。また、池を避けたいので7番(150ヤード)をもって右サイドに打ちました。
C:ピンの左サイドから、グリーンの右端のピンを攻めたいと思い、PWで90ヤードをスイング。残り100ヤードを左サイドから右へ対角線で攻略しました。

 

問7.つま先下がりのセカンドショットです。ピンまで160ヤード。グリーン右サイドは池があります。池までの距離は140ヤードです。平地でのショットの成功確率は5回に3回、下からきて、フックします。

A:ボールを内側に移動して、いつもどうりにインサイドからのスイング軌道でピンを果敢に狙う。
B:つま先下がりでは、インサイドからのダウンではボールが捕まらないので、アウトサイドの軌道でスイングを心がける。
C:いつもどうりのスイングで、右に行っても池まで届かないクラブ(130ヤード)でスイングする。

 

問8.全長380ヤードのミドルホール。谷超えのティーショットです。超えるのに200ヤードです。10回中、1回しか200ヤード以上飛びません。この状況下でどのようにして、臨むのがベストでしょうか?

A:ゴルフ雑誌で書いてあった、飛距離アップの速攻レッスンを参考にします。クラブを1センチ長く持ち、ボールから1センチ遠く構え、ボールポジションを左に1センチ置き、スタンスを1センチ広げて、体重移動をしながら、大きなスイングアークで豪快に打ちます。
B:もとより、確率は10パーセント以下なので、レイアップを選択します。2打目合計の飛距離が300ヤード飛ぶように、計算してクラブを選択します。
C:メンタルタフネスをもって、果敢にチャレンジする。プロじゃないので、結果を気にせず、伸び伸び楽しむ。

 

問9.右ドックレックのミドルホール。右サイドは高い木があり、1wでは高さがでません。
5回中3回以上がスライスする状態です。右サイドをショートカットするには185ヤードです。
どのように、ラインをとりますか?

A:雑誌に書いてあった内容を、コースで初めて試そうと思う。3Wを、ティーアップを少し高くして、インサイドからかちあげるようにして、ハイドローを狙う。例え失敗しても、気持ちよく挑戦できたので満足に思う。
B:スライスが60パーセントの確率で出るので、有効に使います。右林を避けて、左サイドに狙いを決めて、いつものタイミングでスイングします。
C:絶対に右林に入れたくないので、3wをもって、左サイドを狙って、ローテーションを使って左に引っ張る。“これで、絶対に右にいかない“

 

問10.左林がせり出している480ヤードのロングホールのティーショットです。5回中3回以上が左に出てからスライスする球筋です。1wの平均飛距離は240ヤードです。右サイドは210ヤードで池になります。どのようにして、この状況を乗り越えますか?

A:1wを持ち、左林に当てないように、フェアーウェイセンターを構えてスイングする。
B:1Wを持ち、ドローボールを狙って、クローズドスタンスでフェイスをかぶせて、スイングする。
C:フェアーウェイセンターを構えて、右に飛んでも210ヤードいかないクラブをもっていつもどうりスイングする。

 

【解答】
問1→  答えC
すでに傾向が出ているとしたら、これに対応していきましょう。原因は確かにあります。しかし、コース上では原因の究明よりも、確率を把握して判断します。ラウンド後に、練習グリーンにて修正していきましょう。

問2→ 答えC
Bの設問、上りは10メートルに対して、12,5メートル(25パーセント増)、下りはこれにあてはまらない。しいて言うならば、上り5メートル15度と下り5メートル30度でしたら、平地からみて3倍のタッチが違います。5メートル15度上りのエネルギーをAとします。10メートル―15度は2A。
5メートル15度の下りをー1A。5メートル30度の下りをー2Aとします。因って2A+(-2A)=0なので、15メートルの平らなラインと同じに距離感となります。

問3→ 答えAもしくはC
フェイスをかぶせて打つはあり得ません。フェイスアングルは8割の確率でカップインの確率に影響を及ぼします。上級者ではCを採用します。
セカンドショットの際に、グリーン面を把握して、自分の好みのラインに打ち出すとよいでしょう。

問4→ 答えC
仮にBを選択した場合は、その時点で、いつもの状況より弱くストロークするので、カップに届かなくなってしまいます。仮想カップのイメージを持ち、あと普段のストロークを心がけます。

問5→ 答えC
PWでしたら、残りの距離のリハーサルになります。中途半端な距離を残すより、しっかりと振れることが出来る、スピンがかかるフルショットが残る距離を選んでいきましょう。

問6→ 答えC
一番重要なのが、ボールポジションと、ピンプレイスメントです。右サイドに切ってあるので、左から攻めることが求められます。

問7→ 答えC
狙いたい気持ちと、試したい気持ちが交差する160ヤードです。良いショットが出れば、グリーンをとらえることもできるでしょう。しかしながら、つま先下がりでのインサイドからのすくい打ちでは、トップボールが出る結果となるでしょう。冷静に考えて、平地の160ヤードと、傾斜地の160ヤードでは成功確率も変化します。

問8→ 答えB
確率が10パーセントでしかない状況なら、3打目を寄せて、1パットにかけます。
現状は、ミスショットの確率が高いので、このホールはボギーを確保しつつ、パーで切り抜けられた成功としましょう。谷に届かないクラブなら、思い切って振りきれます。また、3打目がフルショット出来る距離(80ヤード)も計算していくと確率が上がります。

問9→ 答えB
Aはありません。Cは避けすぎて、逆に左に大きくミスします。
通常の確率を、そのまま出すようにすることが大切です。スライサーは右ドックでは普段どうり振る舞い、左ドックに際して、対処法を考える必要があります。

問10→ 答えC
距離による難易度が高いホールではなく、左林と右池にアクセントがあるロケーションとなります。この場合、ドローボールが打てると、かなりセカンドが有利になります。しかし、実際の確率は大変低く、左を嫌がって右にプッシュボールが出る恐れがあります。
池に届かないクラブで不安を解消して、しっかりスイングします。これにより、成功確率が上がります。
さて、いかがでしたでしょうか? 次回はスコアアップのための確率を、調べるための方法をご紹介していきたいと思います!

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