ゴルフ的リーダーシップについての解説

さて前回に引き続き、ゴルフ的リーダーシップがテーマとなります。様々な局面でのゴルフ的リーダーシップについて解説していきましょう。
 
【ゴルフ的リーダーシップ・自分へ発揮】

ゴルフでは、ナイスショットの回数以上に、ミスショットが多くあります。また、練習の回数や、努力の量と結果が正比例しにくい側面があります。予定値以下の内容に、大半のプレーヤーが、憤慨して感情が表に出ます。真のリーダーシップは、自分自身を知り、感情をコントロールして、ベストゲームを完結するまで忍耐力強く行います。
 
【ゴルフ的リーダーシップ・同伴競技者へ発揮】

同伴者が林に打ち込み、大変な状況の場合です。ボール探しはプレー時間の縮小に、ピン位置の案内や脱出ルートの案内は、安全な工程内容。リカバリーショットへの賛辞は、仲間への思いやりの気持ちとなります。自分にしてもらいたい事は同伴者にも行いましょう。

トラブル時の対応能力の高さに、周囲の注目が集まります。

 
【ゴルフ的リーダーシップ・部下へ発揮】

ドレスコードや、ゴルフ場でのルールやマナーは、上司が伝える最重要課題です。

若い人の服装の乱れは、当人の責任でなく、年長者の指導不足と思われます。
また、スタート時間の90分前の到着や、練習・準備等は予定・計画・実行のスキルの高さを表します。新人が段取り良く動会社は、上司も立派に見えるのは、言うまでもありません。
 
【ゴルフ的リーダーシップ・コンペへ発揮】

コース予約、金額調整、人数募集、行き方案内、ドレスコード案内、組み合わせ、パーティー席順、スピーチ順序、お土産、お見送り等、事前に準備しなければならないことが沢山あります。

コンペに参加された全員が笑顔で終えるよう全力で臨みます。


【ゴルフ的リーダーシップ・家族へ発揮】

“明日のゴルフは、朝が早い”だけでは、家族の理解を得ません。参加目的や、終了時間、食事の有無まで伝えましょう。これにより、家族も一緒にプレーしているチームとなります。

帰宅後は、お土産を渡しながら、印象に残ったプレー内容をお話すると、さらに理解が深まります。家族の協力・理解があってこそ、次回のラウンドも楽しくなるでしょう！
 
【ゴルフ的リーダーシップ・仕事へ発揮】

ゴルフに行くには、時間、体力、資金を調整しなければなりません。
忙しくしている方ほど、一日を空けることは大変なことです。スムーズに行うには、リーダーが不在でも対応できるシステムを作らなければなりません。

また、ゴルフで養われたスキル（環境対応能力・初めての方との会話からコミュニケーション能力・ミスショットへの忍耐力・達成力）を仕事へも確実に発揮できるでしょう。
 
【ゴルフ的リーダーシップ・人生に発揮】

ライフタイムを90歳と過程した場合、45歳は折り返しにすぎません。長い人生を乗り越えるには、体力、気力が充実している普段の生活が大切です。ゴルフでは何事にもチャレンジする気持ちが重要です。

自分を知り、周囲を知り、自分を律して行動規範を守る。“人生最大の目標である・遠くの旗”が実現できるように、身近な課題を取り組み、地道に進んでいかなければなりません。自分自身がプレーヤー兼審判であるゴルフゲームは、リーダーシップを発揮する自分と発揮されて付いていく自分自身と言えるでしょう。
 
 
皆さん、いかがでしたでしょうか？　リーダーシップは日常沢山の機会で試されています。最大は自分自身のライフです。

ゴルフを上達することは、実はリーダーシップを磨く事に通じることです。経営者や上質な大人が好むゴルフの理由、少し理解できた気がしています。