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小暮式1分間ゴルフ
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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ23」

2017年2月16日

ゴルフにおいてリーダーシップが必要なときとは?

仕事において、リーダーシップをとらなければならないポジションの方に、今回の内容は向いていると思われます。

ゴルフ的リーダーシップ上達法を、お伝えしたいと思います。

そもそも、リーダーシップがなぜ必要か? リーダーシップが必要な状況とは、ずばり変化が必要な時となります。

仕事では、新しい事業。ゴルフでは、新しいコースに出る、新しいスイングを身につける、新しいクラブを試す、初めての同伴競技者とラウンドする等です。

変化に対応するには、自分を知る事、相手(市場)を知る事、環境を知る事が重要となります。

ゴルフでは、自分(スイング・体調の変化)、相手(コース。バンカー・池・深いラフ・グリーン周辺のトラップ等)、環境(濡れた芝・更新作業のエアレーション。風・雨)となります。
 
さあ、今回も設問をトライしてみてください!

【設問】

1.昨日は睡眠も食事も通常と変わらずに行った(はい・いいえ)


2.スタート前、緊張してお腹が痛く、トイレに行った(はい・いいえ)


3.朝の練習場、何時もよりスライスや引っ掛けが連発していた(はい・いいえ)


4.スタート前、コースの全体像が出ているパンフレットから、正しい攻め方を考えた(はい・いいえ)


5.スタート前、易しいホールと、難しいホールをそれぞれマーキングした(はい・いいえ)


6.スタート前、グリーンスピード表(ST・スティンプメーター)から速さを知り、体感した(はい・いいえ)


7.一日の気象条件の変化(気温)を事前に知っている(はい・いいえ)


8.春から夏の風向と、冬の風向を事前にキャディーさんに確認している(はい・いいえ)


9.バンカーの砂が硬いのか、柔らかいのかを確認して、練習している(はい・いいえ)


10.同伴競技者の年齢や性格、体調やスイング状態を把握している(はい・いいえ)

 
【解答】

1.はい。睡眠は体の柔軟性や回復力を表します。浅い眠りは、早いスイングスピードが行えません。

2.いいえ。腹痛や下痢では、万全の体調といえません。緊張からの消化不良は、エネルギー摂取が上手くいかず、後半のスタミナが切れる恐れがあるのでご注意ください。


3.いいえ。何時もよりもスイング状態が違うことを認識します。修正しようと思わず、コース攻略できる球筋を探します。


4.はい。アウトコース、インコースにより、デザインが違うコースが多いです。アウトは山岳コース、インは平地や林間、シーサイドコースとなる事があります。ドックレック(何ヤードまで直線で打てるか)を把握して、使用クラブを練習します。


5.はい。自分自身の力量(目標スコア)に合わせて、HDが高いホールにマーキングします。これにより、計画的なスコアマネージメントが可能となります。


6.はい。ST9以上は速く、10を越えると下りのラインが要注意です。ロングパットの距離感を磨きましょう。


7.はい。午前と午後の気温の変化を知り、スタート時間からプレー中のウエアや帽子を調整します。


8.はい。スタートホールでキャディーさんに、風が夏風か確認してください。南東風か北西風かを知り、アゲンスト、フォローを熟知できます。


9.はい。古いコースや山砂で硬いバンカー、新しいコースは柔らかい砂質、海沿いは、細かくて重いバンカーと違います。


10.はい。同伴者と楽しいラウンドを行う為には、力量、性格、体調を把握する必要があります。

【解説】

1.睡眠不足や、筋肉疲労状態では最高のパフォーマンスが出せません。気分と体調の差異がスイングリズムを乱す原因です。体調に合わせゴルフが上級者のゲームとなります。


2.緊張状態からの腹痛は誰にでもあります。要するに、体がダメージを受けている事を知る事が大切です。スタートホールでは、クラブを短く持ち、大振りせずに、コンパクトスイングを心がけましょう。


3.スライスの原因は、スイング軌道がアウトサイド、フェイスオープンです。よって、下半身リードが強すぎると上半身が開きやすくなるので、インパクト時のレスターンを心がけます。

4.フックの原因の大半は、ローテーション過多です。インパクト付近では、上腕のターンを抑えていきます。バックスイングでフェースを開く方ほど、リストターンが強い傾向があります。ご注意下さい。


5.ティーグランドに立って初めて受ける印象よりも、事前に予知して練習している方が、断然結果が違います。右ドック、左ドックが交互に展開して、プレーヤーを悩ませる場合が多いので対応しましょう。


6.スコアは全体像と各ホールで作られます。易しいホールでは取りこぼしをしない。難しいホールでは、ミスを最小限にします。例えば、480ヤードのミドルホールでは、150ヤードで到達します。ゲーム性を知ることにより、1Wを飛ばして力む必要も無くなり、楽にプレーできます。


7.速いグリーンは慣れてしまえば怖くありません。怖いのは、自分が体感していない(予知以上)場合に起こります。下りや、サイドラインからのパッテイングを行いましょう。これにより、対応能力が磨かれます。


8.暑い場合は服を脱ぐので、問題はありません。寒い場合や突然雨に対応しなければなりません。バイザーから、帽子への変更も視野に入れます。夏のラウンドでは水分補給、日焼け止め、虫除けも重要です。良いスコア・ゲームを楽しむ為に、行うことが沢山あります!
コースでは、季節外の風の状況があります。また、風向を知り、地図(スコアカードに記載されているコースロケーションと東西南北)を照らし合わせます。ラウンド中は林に遮られて、風を感じない場合があります。上空の風は地上と違う場合が多いので、注意が必要です。


9.硬いバンカーの打ち方と柔らかいバンカーの打ち方は違います。また、顎の高いバンカーと低いバンカーでも。最初に練習することにより、砂質を感じることが出来ます。
硬いバンカーはボールをセンターより中に置き、フェースを開かずスイングします。状況に対応していきましょう。

10.同伴者の体調は、非常に大切です。特に夏場の高齢の方とのラウンドでは、注意が必要です。
水分補給や、プレースピード等、若い方ほど素早く動けません。また、回復力も個人差、年齢差があります。プレーを楽しむ為には、同伴者を知り、気使い、気持ち良くラウンドしましょう。

さて、みなさんの変化の対応力はどのくらいだったでしょうか? 次回はゴルフ的リーダーシップについて詳細に解説していきます!

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