@PFGAinterlessonさんをフォロー
小暮式1分間ゴルフ
【小暮式1分間ゴルフ】, 【激選】, ゴルフ用語

【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ49」

2017年10月8日

セカンドピークを得るための方法

今回のお題は、『セカンドピーク』です。

たいてい一度頂点を極めたプレーヤーは、年齢やスランプによって、スコアが下降線をたどりがちです。第1回目のピークより、2回目のピークの方が難しいと言われています。

この理由として、例えば真っ白な画用紙に初めて点を描く場合、どのように書いても新鮮であり、新しい発見があり、面白いと言えるでしょう。そして一度描いた画用紙に、さらに点や線を描いても、初めてのときの新鮮さ、新しい発見がなく、面白さが見いだせないと言えます。

セカンドピークを得るには、このような状態から抜け出す必要があります。さっそく問題を進めていきましょう。

【設問】
1.ずっと、同じクラブを使い続けている(はい・いいえ)
2.同じ環境で練習している(はい・いいえ)
3.良い時のスイングを求めて練習している(はい・いいえ)
4.下降線をたどっても、いままでのコーチに習っている(はい・いいえ)
5.練習して故障したにも関わらず、同じ手法で行っている(はい・いいえ)
6.スコアを落とすことを嫌い、しっかりと振りきる事ができない(はい・いいえ)
7.良い時のイメージが強く、ゲームを素直に受け入れ事ができない(はい・いいえ)
8.常に新しい練習課題に取り組んでいる(はい・いいえ)
9.普段の練習が、楽しくて仕方がない(はい・いいえ)
10.スイング改造スコア下落でも、次のチャンスの為に準備している(はい・いいえ)

【解答】
1.いいえ。年齢や体力に応じて、ベストなクラブを選んで行きます
2.いいえ。新しい環境を求めて、常にチャレンジしています。
3.いいえ。状況が変化している中で、以前を慕っても逆効果です。
4.いいえ。下降線を変えることは、新しい事に挑戦する事と言えます。
5.いいえ。故障の原因が練習にあるとしたら、これを変えましょう。
6.はい。結果を恐れず、しっかりと振りきる事が出来ます。
7.はい。ゲームを素直に受け入れる事が出来ます。
8.はい。技術の改善に取り組み、想像力を鍛えています。
9.はい。工夫しながら、常に集中とリラックスを取り入れています。
10.はい。次の上昇の為に、研究と準備を怠りません。

【解説】
<第一日目のピークは、数値だけ記憶する>
何も意識していないのに、全てが上手く行ってしまう事が、振り返ると幾度かあるはずです。この場合、無意識の内に好結果がでるので、失敗の恐怖や焦りは皆無と言えます。この感覚を探そうとしても、本来意識して行ったことではない状態なので、意識して出来るものではありません。良い時のデーターだけを残し、この数字と現在の数字を比較する事により、違いを探していきましょう。

<同じクラブを求めて良い時とそうでない時がある>
例えば、最初にピークを迎えた時に使用していたクラブ(例えばスライス気味の場合、重心距離の近く、ロフトのある)は、次にスイングが改善されて、ヘッドスピードが速くなった場合では、求めるクラブが変わってくるのが自然です。以前のクラブは、以前の状態でマッチするのであって、変わっている現状に一番ふさわしいとは限りません。常に、現状に一番合ったクラブを探していきましょう。

<同じ環境は安心できるホームであり、刺激を得る場所とはいえない>
新しい環境は誰でも緊張の中、スタートする事が出来ます。ターゲットゲームであるゴルフに置いては、常に新しい目標にボールを運ぶ練習をして行かなければならない。同じ環境が安心できる場所とするならば、違う環境でのパフォーマンスを試すことをお勧めします。これにより、どこでも力を発揮できる準備が整います。

<良いスイングとは、取り組み方に起因します>
良い時のスイングは、筋力、柔軟性、練習量、経験とマッチした時に出現すると仮定します。プレーヤーが感じる良いスイングとは、結果が良い時の状態を指すことが多く、必ずしも効率的なスイングをしている状態を指していることではありません。
セカンドピークを目指す上で重要なのは、スイングの効率と再現性を上げることであり、以前に起きた偶然のマッチングを追い求めることではありません。求める理想を間違えてしまうと、一向にセカンドピークを迎える事が出来ない恐れがあります。

<コーチを変えるタイミング>
「私はコーチに習っています。結果がでないとは、コーチの言った事が出来ない自分に責任があるのです」。本当にそうでしょうか? 少なくとも、原因と結果の因果関係の説明を受けていて、改善個所と改善方法、進捗状況を把握していなければ、コーチを変えるべきです。同じコーチに習い続けるメリットと、新しいコーチに習うメリットが存在します。セカンドピークを得るには、コーチを新しくして気分を一新するのも大切だと思います。なぜなら、新しい手法こそ、新鮮で可能性を秘めているからです。3年習い、変化の兆しがないとするならば、思い切って変えてみましょう。

<練習して故障するならば、その方法に問題があります>
肘や膝、腰や首に負担がかかるのがゴルフスイングと言えます。過度にストレスをかけすぎると、痛める傾向にあります。ゴルフ練習においては、ダ振る傾向から左手首や左ひじを、救い打ちから腰を痛めてしまう傾向にあります。このような悪癖で、第一のピークが来たとするならば、スイングを改善できたらな、故障もなく、セカンドピークを迎える事ができます。
故障するのは、悪いスイングと言えるかもしれません。

<振り切れるから、曲がらない>
スイングを考えると、フィニッシュでバランス良く立てるとするならば、
この様な状況こそ、飛んで曲がらないと言えます。
第一のピークが、何も考えないで振り切れていたとするならば、セカンドピークでは、恐怖心に打ち勝ち、自信によるバランスの良いフィニッシュの実現と言えます。
左右のOBを意識してもなお、振り切れるとするならば、スイングへの自信が一番重要です。体重移動が少ない1軸スイングを取り入れて行くことによって、狭くても曲がらずスイングできます。

<現実を受け入れない状態では、セカンドピークを実現できない>
無我夢中に練習すれば、常にピークを維持できる訳ではありません。大切なのは、現実の考察と足りないものの補完です。
セカンドピークとは、新しい何かを目指す、取り組む、得ることから始まります。その上では、現実から目をそらさず、ここを基準に改善を進めて行きます。陥りやすい状態とは、第一のピークを基準に考えてしまうことです。自然にボールがコントロールできた、打てば入ったと言う状況が第一のピークとするならば、セカンドピークは意図してコントロールできる、狙って入れる状態と言えます。

<常に新しい課題に取り組んでいる>
現状を抑えつつ、常に新しい何かを探し挑戦している。ゴルフでは、毎回違う状況でスイングをしなくてはなりません。このような前提でスキルアップを考えた場合、新しい環境での順応性が大切であり、スキルアップの根幹と言えます。
慣れた環境では、イマジネーションを最大限に使用してショットを打つことは難しいと言えます。新しいことへの期待、不安、挑戦こそ、次のピークを迎える原動力となります。頑張っていきましょう。

<楽しいと思えれば、セカンドピークも容易い>
いくら練習していても、つまらない状況があります。これらは、満足のいかない結果にある状態と言えます。練習が楽しいとは、スキルアップに取り組み、結果が出始めて、自信を深めている状態です。これにより、セカンドピークを迎える事が出来ます。
具体的には、以前に比べて1wが飛ぶ、アイアンがピンを指す、アプローチが2M以内により、パターが入る状態です。つまり、完成度の高い状態が楽しいと言えます。

<スコアの下落を嘆いてはいけない、本当に嘆くべきは挑戦しない自分だ>
チャレンジして結果がでないのなら、まだ次手を考える事が出来ます。
しかしながら、チャレンジすらしない状況で、第1のピークを思っていても、決して状況は改善しません。なにもせずに、ピークを迎えるはずもなく、練習行為の結果として、迎える事が正しい。

*アプローチは距離感を磨く
ここに、良い練習法があります。最初に打った3ヤードのボールに、次に打ったボールを当てる練習を行います。打ち方から覚える方法と、寄せるにはどのようにしたら良いかを知る方法があります。
前者よりも後者の方が、距離感を磨く上で大切と言えます。取り入れてみましょう!

*アイアンは、方向性
第一のピークがナチュラルなボールで導かれたとするならば、セカンドピークはこれと違います。自分で球筋をコントロールすることが重要です。ドローとフェードを自在にうちましょう。ドローボールはボールポジションを内側に置き、ロー&ハイにクラブ軌道をつくります。フェードボールはポジションを外側に置き、ハイ&ローにクラブ軌道をつくります。

*1Wは飛距離を磨く
飛びとは、それだけ魅力があります。1年で10ヤード近く落ちることはあっても、1年で10ヤード伸びることは難しいと言えます。飛ぶには、ヘッドスピード&ミート率となります。ミート率を上げるには、安定したスイング軌道を持って、効率的にスイングしなければなりません。
また、スイング改造の最終目標がスコア改善だとしたならば、その過程に必ず飛距離アップを果たしています。そうでなければ、効率的なスイングを得たことになりません。
スイング改造とは、飛びとも言えます。飛ぶスイング、ヘッドスピードを加速する事が出来る、打ち出角とバックスピンを最適化できる感覚をみにつけていきましょう。

以上です。
次回も上達を楽しんでいきましょう!!

Tag : ,

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

*

1分間で上達するメルマガ

     

© HIRONORI KOGURE. all rights reserved.