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小暮式1分間ゴルフ
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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ61」

2018年1月29日

冬ゴルフを楽しむ方法とは?

冬ゴルフ、冬のゴルフは苦手な方が多いと思われます。

今回の設問を説き、上達を勧め、ゲームを楽しんでいきましょう。

【設問】
1.冬のゴルフは、寒いから嫌いだ(はい・いいえ)
2.冬のゴルフはスコアが出にくいと思う(はい・いいえ)
3.冬の向い風の対応策を知っている(はい・いいえ)
4.冬のフォローは意外と飛んでいると思う(はい・いいえ)
5.冬の1Wはスライスが多くでると思う(はい・いいえ)
6.冬のゴルフはスイングスピードが出にくいと思う(はい・いいえ)
7.冬のアプローチはボールライが沈んでいて難しいと思う(はい・いいえ)
8.冬のアプローチはボールを上げることがミスになると思う(はい・いいえ)
9.冬のグリーンへのセカンドショットは、手前からだと思う(はい・いいえ)
10.冬のグリーンは、意外と遅い場合がある(はい・いいえ)

【解答】
1.いいえ。気分は気分。寒さ対策を行い、熱いゲームを楽しみましょう
2.はい。確かに厳しい状況もあります。しかし、ティーマークが前に出て、近くから打てるチャンスもあります。
3.はい。風に影響を受けないようにスピン量を少ない状況でスイングしています。
4.はい。冬はFWも凍るので、ランが稼げます。
5.はい。肩が回らず、肩が開きやすいと言えます。
6.はい。筋肉の硬化、伸張反射が起きにくいと言えます。
7.はい。ライが沈んでいる状況なので、上げに行くのが難しくなります。
8.はい。出来る限り、ランニングを多用します。
9.はい。地面が硬いので、跳ねる危険があります。
10.はい。霜の影響、グリーン刈込の回数がすくない場合があります。

【解説】

<気分と対策を分ける>
寒いから嫌いだ。風が強いから嫌いだ。このような気分によるものと、ミスの原因を分けなくては、良いゲームは出来ません。寒いなら、防寒対策を。強風ならアゲンスト対策を行います。
寒さ対策として、カイロ、耳あて、ネックウォーマー、手袋が効果的です。タイツも良いでしょう。
薄手のダウンジャケットや、毛糸の帽子もお勧めです。備えを万全にして、ゲームの前の不安を解消しましょう。

<スコアを伸ばすことよりも、落とさない事が大切>
冬場のゴルフで大切な事があります。それは、スコアを伸ばすことではなく、スコアをキープする事に努めることです。ミスが連続して起きやすい状況に置いては、あらかじめ1打を献上する気持ちが大切です。FWから逸れた状況から強引に狙いに行く、ピンサイドに外し、左脚下がりの状況から打たなくてはならない。このような場面を避けて、3打目で確実に狙える状況にレイアップしましょう。
絶対にパーを取らなければならないと思うのではなく、これ以上ミスを受け入れ、再起を狙う事が、大たたきしないコツです。

<アゲンスト対策として2つ>
1つは、スピン量対策です。アウトサイドインとオープンフェースからくるスイングでは、どうしてもスピン量が多くなり風の影響を受けます。アウトサイドインを防ぐには、身体の開きを防ぐために、クローズドスタンスを採用します。またオープンフェースを防ぐには、左ひじと左手首のラインが同じ面になるように、意識します。具体的には、左ひじがアドレス時に、上をむかないようにします。
2つめは、両肘を曲げない。肘をたたむ割合が多い方は、インパクトで伸展が入ります。
これにより、スピン量は増加します。アゲンストやサイドからの風に影響を受けやすいと言えます。
バックスイングでは右肘をたたまず、フォローでも左ひじをたたまないイメージでおこないましょう。

<冬はアゲンストよりも、フォローウインドの方が難しい>
アゲンストは飛ばないだけ。フォローはどこまでも転がり、グリーンの奥へこぼしやすいので厄介と言えます。ゴルフは縦の距離感がずれることを嫌います。左右はスイングのミス、上下は判断によるミスと言えます。上級者ほど、フォローウインドの計算に時間をかけます。
フォローの風には落とす風(頭を抑える)、つまりあまり飛ばない風もあるので、しっかりと確認しましょう。尚、地面が凍結している場合は、ランが出て飛んでいる場合があります。

<スライスの多い日は>
寒さで体が動かないとは、硬くなっている場合がほとんどです。
ポイントは、ストレッチを行い、可動域を確保して、直ぐに打ちます。
クラブを2本持ち、逆素振りも効果的です。
ストレッチ効果は、直ぐに消えてしまうので、ショット毎にストレッチや素振りをおこないましょう。

<スイングスピードを上げるには>
角運動と伸張反射を促します。
角運動とは、クラブをインサイドインで振ることです。
これには、バックスイングで腕をインサイドへ、フォローでクラブをインサイドへ動かします。
伸張反射を起こすには、リラックスして、筋肉が伸びやすい状態を作ります。その後、左肩左足を止めて、右腕をバックスイングで出来るだけ遠くに動かします。同時に、左肩を下げる動き、右ヒップを60度回旋させる動きは、どちらもクラブをインサイドへ引く上で重要なスイング動作です。この状態から、インパクトで体が開かないように、スイングしましょう。さらに、インパクト付近で、左ひざの伸展をおこないます。

<アプローチは、ピン位置でなく、ライの確認が優先します>
寄せたいと思い、ピンしか見ていない状況があります。
これでは、ボールを確実にヒットすることは出来ません。大切なのはボールロケーション(位置)です。沈んでいる状況に気が付かず、トップしてしまう事が見受けられます。
パットチップとは、クラブのヒールを浮かして、トウ側でクラブを打つ打ち方です。これにより打たれたボールは、スピンが少なく、パッテイングで打ったように滑らかに転がっていきます。
大切なのは、ヒールを浮かすことにより、地面との接地面が少なくなることです。ミスは、クラブがはじかれたときに多く発生します。

<できるだけ上げない。その理由は>
ボールを上げてはいけない理由があります。
一つは、ライが沈んでいる場合が予想されます。綺麗にバンスが入って行きません。
二つ目は、例え綺麗にボールが上がったとしても、グリーン面の硬さによって、前に転がる場合があるからです。高さで止めようと思い、前に転がるとしたら、無意味な結果となるでしょう。
上級者はグリーン前の芝に2クッションさせて、ボールの勢いを無くしてから、グリーンに乗せようとします。

<ピンまで150ヤード、フロントエッジは135ヤード>
冬のグリーンは凍っている場合があります。パッテインググリーンでフォークを刺すことにより、予測できます。直接グリーンへ落ちたボールは弾かれて、奥へ転がっていきます。
その為、フロントエッジまでの距離をしっかりと把握していきましょう。通常、グリーン幅が30ヤードの場合は、フロントエッジまで、15ヤード引いた形になります。
これにより、手前から転がってグリーンをとらえる事ができます。

<冬はグリーンが重い場合があります。その理由は>
霜がおりる状況では、朝方に芝をかることは出来ません。またコースメンテナンスは、夏場と違い、刈高を伸ばし、刈る頻度も1~2日に1回となります。要するに、上げたボールは跳ねて前へ、転がしたボールは、あまり転がらない。
そのような状況だからこそ、想像力を動員してプレーしなければならず、面白いと言えます。

寒いのは嫌です。暑いのも嫌いです。春と秋は、大好きです。これは当然なことでしょう。
しかし、寒い冬と厚い夏を乗り越えてきたからこそ、春と秋の良さを感じるのであって、もし厳しい環境を知り得なければ、ありがたい気持ちは生まれません。

ぜひ、冬にベストスコアを更新しましょう!!

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