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2018年1月30日

ケガ対策して冬ゴルフを楽しむ方法

読者の皆さん、こんにちは。

冬のラウンド、とくに怪我には気をつけたいですよね。

怪我を心配して、十分な練習ができない、もしくはパフォーマンスが下がるとしたら、実にもったいないと言えます。

今回は、怪我の箇所と因果関係の質問を行い、ここからの上達法をご紹介したいと思います。さあ、一緒に進めていきましょう。

【設問】
1.左右どちらかの、肘がいたい(はい・いいえ)
2.左右どちらかの、膝がいたい(はい・いいえ)
3.左右どちらかの、肩がいたい(はい・いいえ)
4.左右どちらかの、手首がいたい(はい・いいえ)
5.左右どちらかの、腰がいたい(はい・いいえ)
6.左右どちらかの、足首がいたい(はい・いいえ)
7.左右どちらかの、肋骨がいたい(はい・いいえ)
8.左右どちらかの、股関節がいたい(はい・いいえ)
9.左右どちらかの、首がいたい(はい・いいえ)
10.左右どちらかの、手・指がいたい(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。アドレス時の肘の向きに注意し、肘の使い過ぎを改善しましょう
2.はい。インパクト付近で後ろ側に引けてしまい、お皿周辺部分の痛みがはしります
3.はい。インパクトでの右倒れは、ダフリが右肩を、詰まりが左肩を痛める原因となります
4.はい。捕まえに行くねじる動きや、上からたたく動きは、左手首痛の原因になります
5.はい。インパクトで右サイドが下がり、左サイドが伸びる場合、左腰痛める原因となります
6.はい。インパクト付近で、左右体重移動と後ろへの体重移動が、足首へ負担をかけます
7.はい。オーバースイングからのダウンスイングの右倒れは、左右の肋骨へ負担をかけます
8.はい。インパクト付近の左腰の後ろへの動きと高速回転は股関節痛を誘発します
9.はい。インパクト後、頭の残し過ぎに注意していきましょう
10.はい。ばね指は、リリースとダフリに原因があります。

【解説】

<肘の痛みは、皆共通であるか?>
「私はエルボー肘で、インパクト時に激痛が走ります」
このような方が、意外と多いのではないでしょうか?
しかし、整形外科で痛みの解消が進んだとしても、その原因究明や対策ができないと、一向にその痛を取ることは出来ません。全てのゴルファーが痛みを持たない事から、やはりスイングに欠陥があると言えます。ではその欠陥とは?

<肘の向きに注目します>
両肘が上を向くように、アドレスした状態では、バックスイングでのローテーションが過度に入ります。バックスイングで開いたフェースは、インパクトで急激に返すために、両肘は外旋と内旋を繰り返します。これに、インパクトでのダフリ(地面の衝撃)がプラスされることにより、肘痛が起きます。
同時に、インパクトで「カウンター」と呼ばれる、グリップエンドを止めて、ヘッドを動かす手法も、動いているものを、止める訳ですから、衝撃が肘や手首にくるでしょう。スポーツは怪我が付き物、勲章だとする考えのあるコーチからは何も学べず、怪我が少なく競技人生を長く続けることの方が、数段上質であると言えます。

<では、肘はどのように構えるか>
著書「一生ブレないスイング理論」カンゼンより出版した本、P100に詳細が記載されています。
大切なのは、肘関節の外旋、内旋を少なくして、インパクト時のフェースターンを抑える事です。
これにより、“飛んで曲がらない”スイングを完成させることができます。
簡単には、両肘が上ではなく、向き合うようにアドレスしてみましょう!

<右肘が痛い方は?>
「テニスの覚えがあるので、ゴルフで痛めたわけではない」
確かに、このような見解もあるでしょう。では全てのテニスプレーヤーが右肘痛で悩んでいるかと言いますと、そうではないと思います。怪我しない正しい使用法が最もふさわしいと言えます。
テニスでは、高速で動くボールを打ち返す為に、グリップ部分を支点に、ラケット面を前に出すイメージがあります。ゴルフでは、止まっているボールを打つ為に、このような手法は必要ありません。もし、インパクトで手元を止めて、面を打ちぬくイメージですと、毎回インパクトのタイミングに左右されるので、200ヤード以上のターゲットにボールを運ぶことは難しいと言えます。
話は戻りまして、右肘が上を向いて構えやすいので、一旦内旋させ、手首だけもとに戻します。
“開かない右肘は、インパクトで返す必要がない”ことをセットにしましょう。

<左肘が痛い方は?>
右肘は自分から動かして痛みを生じさせるとした場合、左肘は右肘の強烈な回旋が原因で、後発的に痛みが発生すると言えます。
では、どのように起きるのか?
一番顕著に見えるのが、インパクトでの左肘の向きに現れます。
グリップエンドよりも、クラブヘッドが前に走り、左肘は正面から完全に見える状態(turn over)しています。
この状態に、さらに付け加えて、下への負荷がかかります。イメージはバレーボールのレシーブです。蝶番関節である肘は、スイング中、トップで肘をたたみ、インパクトで伸ばすような形では、肘に負担がかかります。
因って、外旋内旋を抑え、たたんで伸ばすことを避ける(トップでは肘を伸ばす)事が重要と言えます。

<ゴルフは楽しいが、膝の痛みは楽しくない>
「サポーターが必需品で、これがないとゴルフは痛さばかりで楽しめない」
私も以前、左膝の外側を痛めていた一人です。過伸展と診断され、筋肉をつけるようにとアドバイスを受けました。これは一理正しく、けれども根本治癒ではありません。
“スイングで受けたダメージは、スイングをやめるか、スイングを変えるかでしか、拭えない”
つまり、膝に負担が少ない状態のスイングを身に付ける事が急務と言えます。

<スイング中の膝の動きに注目されたし>
「スイング中、ボールから目を離すなと聞いたことがあるが、スイング中の膝を見ると言われたことは一度もない」
ボールを打つ必要も、クラブを振る必要もありません。その場でクラブを持ったイメージで素振りを行います。その際、左膝の位置を観察しましょう。
その多くは、
1バックスイングで左膝が右へ動く
2トップからは左膝が左へ動く
3インパクト付近では腰を高速回転させるため、左膝は後ろに伸びて引ける
4皿に過度のテンションがかかったまま、体重の90パーセント以上を受け止めている
5左足つま先はめくれ、踵体重、痛みに顔をゆがめている自分を感じられる
以上の1つでも見受けられたら、すでに膝痛の持ち主か、その予備軍と言えます。
早急にスイングを変えるとよいでしょう!

<膝も蝶番関節、前に出る事はあっても、後ろに引ける負荷には耐えられない>
ここからが、本題です(笑)、「早く、言ってよー!」との声がかかります。
では、どのように行うか。
文章に起こすのは本来、難しいです。
“バックスイングでは、左ひざを前に、右ひざを後ろに使用します”
“インパクトでは、前に出した左ひざに、左腰を突き出していきます”
トップオブスイングを後方から見た場合、左膝と右膝の間にスペースが見えるのが正解です。
次に、この左膝に左腰が乗っていくイメージで、左膝を後ろに引く動きはおこないません。

<そのような動きは、やったことはない!?>
だからこそ、痛みの軽減につながります。
“階段を左足から登る際、左足と左膝をだし、その上に左腰を載せるはずです”
左膝を後ろに引くような動きでは、痛みこそ有れ、痛みの解消にはなりえません。

<横に打ち出すゴルフにおいて、前に出て、良いのか?>
今回はグイグイ行きますね!
「体重移動と左腰の高速回転が必要なので、左膝や左腰の後方への動きは不可欠であり、これを無しにゴルフスイングは成り立たない!」
確かに、従来のスイング理論では大正解でした。
けれども、すでに「一生ブレないスイング理論」を読んだ方でしたら、このような愚問はされないでしょう。
では、どのようにすればいいのでしょうか?
バックスイングで右腰60度回旋(体重は左のまま)を行い、インサイドからのスペースを確保します。同時に、ダウンスイングにかけてはヒップスライド、左腰の回旋はless Turnをイメージして、左膝の上に、左腰を乗せて行き、インパクト直前から左膝を伸ばしていきます。

<左膝の伸ばし方に良い、悪いはあるのか?>
「君は膝を伸ばせと言っているじゃないか、膝を伸ばしたら、過伸展するに決まっている、このエセインストラクターめ!」
確かに、膝を伸ばせば、お皿が後ろに行きやすく、膝の高さを変えないでのスイングを手本としている方も多いと思われます。
傾斜地からのショットや、アプローチに関しては、両膝の高さはレベルの方が、打点が安定します。
しかし、ロングショットで飛距離を伸ばすには、インパクト付近で左膝を伸ばし、地面から得られる自体重分の反作用を得た打ち方こそ、エネルギー効率が高いと言えます。
膝の伸展にもやり方があります。詳細は本をご覧ください。膝頭が反るようにしないで、膝を伸ばしていきましょう。

皆さん、今回の内容はいかがでしたでしょうか? 痛みを変えて、ゴルフをもっともっと楽しんでいきましょう!

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