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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ66」

2018年4月16日

自分本位と他人本意の上達法

読者の皆さん、こんにちは。

今回の内容は、「自分本位と他人本意の上達法」についてです。ゴルフは自分でできしまうスポーツであり、それゆえに、自己流が存在します。例えば、運転は、教習所での講習が必要となります。では、ゴルフの場合は?

早速、今回の設問を進めていきましょう。

【設問】
1.アイアンは、いつも右へ飛ぶ(はい・いいえ)
2.アイアンは、いつも左へ飛ぶ(はい・いいえ)
3.アイアンは、左右どちらも飛ぶ(はい・いいえ)
4.アプローチは、いつもトップする(はい・いいえ)
5.アプローチは、いつも手前を叩く(はい・いいえ)
6.パターは、いつもショートする(はい・いいえ)
7.パターは、いつもオーバーする(はい・いいえ)
8.バンカーは、いつもトップする(はい・いいえ)
9.バンカーは、いつも手前を叩く(はい・いいえ)
10.1wは、いつもテンプラする(はい・いいえ)

【解答】
1.いいえ。インパクトフェース角がオープンと言えます
2.いいえ。インパクトフェース角がクローズドと言えます
3.いいえ。両方が混在していると言えます
4.いいえ。右手の使い過ぎと左サイドの引けが原因です
5.いいえ。インパクト時に、グリップエンドが止まりすぎる
6.いいえ。大きく上げ過ぎて、インパクトで緩む傾向にあります
7.いいえ。ゆっくり上げて、インパクトでパンチを入れる傾向があります
8.いいえ。フェースを被せた状態でボールを上げようとして、救っています
9.いいえ。バックスイングで右へ体重を移動していると言えます
10.いいえ。インパクトで右サイドが下がり、右腕が伸びてあたっていると言えます

【解説】
<自分本位の修正法、右へ飛ぶアイアンショット>
右へ行く原因は、インパクト時のフェースオープンが原因であることを理解します。その上で、スライスする場合は、スイング軌道がアウトサイドインと言えます。ここから、修正が具体的に始まります。
どのようにしたら、この2点を同時に治せるか?
一つはアドレス時にフェースを被せる方法があります。
一つはインパクトでフェースを被せる方法があります。
一つは、極端にクローズにして、右を向き、フェースを閉じて当てる方法があります。
何れの場合も、毎回同じようにコントロールすることは困難を極めると言えます。
自分本位では、自分自身の状態を見極める事が難しい点と、本当に行わなければならない改善方法や手順を踏まないことによる上達の難しさがあります。コーチの眼(他人本意)を少し採用しましょう。

<自分本位の修正法、左へ飛ぶアイアンショット>
左へ行く原因は、インパクト時のフェースシャットが原因であることを理解します。その上で、フックする場合は、スイング軌道がインサイドアウトと言えます。ここから、修正が具体的に始まります。
どのようにしたら、この2点を同時に治せるか?
一つはアドレス時にフェースを開く方法があります。
一つはインパクトでフェースを開く方法があります。
一つは、極端にオープンにして、左を向き、フェースを開いて当てる方法があります。
何れの場合も、毎回同じようにコントロールすることは困難を極めると言えます。
インパクトだけ考えると、フェースが閉じてあたると言えます。
しかしながら、閉じる動きは、スイング中のどこで起きているかを明確に探す必要があります。バックスイングなのか、トップの位置、ダウンスイング中をそれずれ考えて行きます。
また、修正が上手く行ったのに直ぐに当たらなくなるとしたら、不完全な修正と言えます。このような状況にならない為にも、コーチに相談してアドバイスをもらうと良いでしょう。

<自分本位の修正法、左右どちらも飛ぶアイアンショット>
毎回同じ方向へ飛ぶのでしたら、対応も容易にできると言えます。
けれども、左右に球が散ることの方が容易で、連続して真っ直ぐ飛ぶことの方が難しいと言えます。自分本位の修正では、出るミスを予測して片側のみの対応が出来ても、逆球が出た場合の対応はできません。
例として見るに、右へミスすると思いフェースを被せて対応するも、左へ球がフックしてしまうような状態です。
このような状態を避けるためにも、正規ルートを学ぶ事が目的達成への近道と言えます。
プレーヤーにとって最善は、即効性のあるレッスンだと思います。
しかしながらコーチが考える最善は、二度と陥らないようにすることを上策とし、少し長いスパンで考えているものです。
ミスの原因を理解し、対策を行い、消化して、スキルアップを果たし、自信さえも持てる。自分本位では、この行程を進めてゆくには、膨大な忍耐力と時間を必要とするでしょう。

<自分本位の修正法、トップするアプローチ>
トップする原因は、インパクト時のクラブフェースの位置がアドレスよりも上を通過することが原因であることを理解します。その上で、下半身の使い過ぎによるものなのか、上半身の縮みによるものなのかを判断していきます。ここから、修正が具体的に始まります。
一つはボール位置を右足前に置きます
一つは左脚へ体重の多くをかけます
一つはクラブをあまり短く持たないようにします
何れの場合も、トップしにくい状況となりますが、トップの原因が例えば精神的な側面(ざっくりを嫌い、左腕を縮めてしまう等)も考えられ、同時に下半身の使い過ぎによる打点のばらつき、ヘッドアップによるアッパーブローのインパクトなどもあり、一様に対応することは難しいと言えます。ゆえに、コーチの眼をもち、最も頻繁に起きる原因から修正していくことが肝要かと思います。

<自分本位の修正法、手前を叩くアプローチ>
ザックリする原因は、インパクト時のクラブフェースの位置がアドレスよりも下を通過することが原因であることを理解します。その上で、下半身の使い過ぎによるものなのか、両腕の突きによるものなのかを判断していきます。ここから、修正が具体的に始まります。
一つはアドレスで出来た右手の角度を維持したまま、ノーコックで行う
一つはクラブフェースをあまりかぶせすぎないように注意します
一つはダウンスイングで体が左へ流れないように、頭を不動にします

アプローチは、ターゲットと距離感が求められます。その為、目標方向への意識をもったまま、ボールへの対応が求められます。
ボールへの意識が強すぎると、ターゲットへの距離感は出ない場合が多く、またターゲットへの意識が強すぎると、ミスインパクトにつながります。
その上では、しっかりと手順を踏む事をおすすめします。
*ボール状況確認
*ターゲット確認
*落とし場所の選定
*打ち方、ふり幅の確認
そして、実際の動きとなります。
寄る確率が高い人ほど、自信に満ち溢れています。
他方、寄らない方ほど不安でじっとしていられません。
メンタルに大きく左右される、細かくゆっくりな動きを練習して克服していきましょう。

自分本位で行なえる良い点と、コーチの眼を使用する場合と、いろいろと楽しめるのがゴルフの良いとことです。
早速、練習場で試してみましょう!

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