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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ87」

2018年8月11日

短期間でできる上達チェック法

皆さん、こんにちは!今回は、短期間でできる上達チェック法をお伝えしたいと思います。2ヵ月あれば、必ず結果をだせる方法であり、才能の有無よりも、きめ細かくチェックできたかが問われています。
早速、進めていきましょう。

【設問】
1.アドレス時、両肩のラインが地面と平行に近い(はい・いいえ)
2.アドレス時、両肘が向き合っている形に近い(はい・いいえ)
3.アドレス時、背骨のラインが右へ倒れていない(はい・いいえ)
4.バックスイングでは、ストレートに上げていない(はい・いいえ)
5.バックスイングでは、右へ体重を乗せていない(はい・いいえ)
6.バックスイングでは、左膝と左肩が斜め下を向くようになっている(はい・いいえ)
7.バックスイングでは、コッキングが完成している(はい・いいえ)
8.トップでは、右脚がのびている(はい・いいえ)
9.トップでは、背骨が左に傾いている(はい・いいえ)
10.トップでは、両腕をできるだけ伸ばしている(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。右肩が下がらない状態を目指します
2.はい。両肘が上を向かないようにします
3.はい。垂直に近い状態を目指します
4.はい。インサイドを理想とします
5.はい。左荷重を強めて行きます
6.はい。肩や膝は水平にならないようにします
7.はい。リストセットを早めに行います
8.はい。右足を伸ばし、ヒップターンを行います
9.はい。サイドベンドを取り入れます
10.はい。伸ばすことにより、伸張反射を得やすくしています

【解説】
<アドレスが違うと、インパクトを正確に導く手法も複雑になってしまう>
従来の手法
*右肩が下がり
*背骨が右へ傾き
*体重が右へ多くかかる
新しい手法
*両肩は平行
*背骨は垂直
*体重は左へ55%
最大のポイントは、アドレス時に両肩のラインが平行になることです。
右肩が下がる状態では、クラブが寝て上がりやすくなります。シャフトクロスになりやすい方は、背骨の状態を再度チェックしていきましょう。

<両肩のラインを地面と水平にする3つの利点>
1、バックスイングで、クラブが寝て上がらない
2、バックスイングで、左肩を下げることが容易い
3、バックスイングで、レフトサイドベンドがしやすく、パワーがたまりやすい
軸を保つためには、動かさないようにすることだけでは、事足りません。
バックスイングで背骨を左へ傾ける事によって、軸ブレを防ぐことができます。
両肩地面と水平>レフトサイドベンド(左への傾き)=軸ブレしない安定軸
*右肩が下がった状態では、レフトサイドベンドはできにくいと言えます。

<アドレス時の両肘の向きなんて、どうだって良い!?>
従来の手法
*両肘が空を向く
*左手はフックに、右手は下から
*フェースの開閉がしやすいように、手首と肘を使う
新しい手法
*両肘がやや向き合うように
*左手と左肘が同じ向きに、右手は横から
*スイング中、右手の角度維持
ゴルフを難しくしているポイントは、両手や両肘の回旋運動といえます。
インパクトの再現性を高めるには、右肘と右手の向きを揃える必要があります。
一般的に、従来型の方が、両肘を向きあうようにした場合、ボールが左へ飛ぶ傾向にあるので、注意が必要です。
両肘が空>バックスイングでオープン>インパクトで返す=ストレート

両肘が向き合う>バックスイングでスクエア>インパクトで返す=フック
正しくは、
両肘が向き合う>バックスイングでスクエア>インパクトで維持=ストレート

<バックスイングはインサイドに上げる>
真っ直ぐ上げた方が、それだけ真っ直ぐ飛ぶ!
確かに、言葉に説得力があります。
しかしながら、科学的根拠はなにもありません。
軸を中心とした円運動であり、その方がスピードを得れます。
さらに角運動を行い、かつ右手の角度維持を採用して方向性を出します。

<バックスイングはインサイドバックと縦へのコッキング完了>
インサイドに上げる際に、注意しなければならない点があります。
クラブシャフトが寝てしまい、ヘッドの位置が、かなり後方に行ってしまうことです。
本来、ハーフウェイバックでは、身体の右側面に位置しています。
その為には、リストセットをテークバックと同時に開始していきます。
方向は、左手親指方向です。
手首は縦に使い、腕はインサイドへ引く感じが理想に近いでしょう。

<バックスイングは、右肘が左肘よりも上に位置する>
左肩がボールを指すように、縦に回転させた場合は、右肘が左肘よりも高い位置にくるはずです。
もし、このようにならない場合は、右肘を開き、クラブを寝かしてあげている場合が考えられます。寝かしたシャフトはインパクトで返す必要があり、ショットが安定することが出来ません。
クラブを持たず、親指と親指が向き合う状態を作り、前傾しながら、両腕を右肩目指してあげていきましょう。このドリルにより、両肘の回旋を抑え、右肘を左肘よりも高く保ち、クラブを上げて行くことができます。

<トップでは、右脚を伸ばす>
右脚を伸ばすことにより、右ヒップ60度回旋がしやすくなります。
腰の回旋が増える事のより、ダウンスイングで右腰が前に出るまでの時間をキープできます。
従来のスイング(右脚へ体重を乗せて、右膝を正面に向け、曲げておくこと)よりも、はるかにボールを捕まえることができます。
注視すべきは、せっかくこのような状態を完成させても、ダウンスイングで下半身リードしてしまうと、上手く行きません。
バックレックスストレート(右足を伸ばし、右腰60度回旋)+下半身リード(回旋)=失敗→
バックレックスストレート(右足を伸ばし、右腰60度回旋)+ヒップスライド(Not回旋)=成功

<トップでは、両腕を伸ばす>
右手を伸ばすことよりも、右手をたたんだ方が打ちやすい。
安易は効果が薄く、難易は効果絶大であるようです。
トップでたたみ+ダウンで伸ばし+インパクトで返す=従来スイング(不安定・スライス)
トップで伸ばし+ダウンでインサイド+インパクトで返さない=(安定・ドロー)
右肘を寝かして、たたみ、インパクトで返すことでは飛距離は右肘と右手首のパワーでしか得れません。
伸張反射では、筋肉や腱の伸縮をパワーとしています。
右手を伸ばすことは、左サイドの筋肉群を最大に伸ばす為の目的であり、ダウンでの収縮運動、インパクトフォローでの左サイドへの伸張を得ることができます。
広背筋、僧帽筋、腹斜筋、四頭筋、臀筋、左サイドの筋肉群が張られる感じがあれば、成功です。

<トップでは、左へ傾く>
外面が完成しても、内面が完成しなければ、効果を発揮することはできません。
トップで左へ傾くこと。従来のスイングではあってはならない事でしょう。
しかし、このレフトサイドベンドにより、左への体重移動と、身体の開きを抑える事、インサイドからのダウンスイングを用意にしてくれます。
もちろん、スピードも得れます。
次回説明予定のインパクト付近の、左膝伸展がセットとなります。
体を開かない状態(レスターン)でのインパクトの秘訣が、レフトサイドベンド+インパクト付近でのタックバット(下半身の突き上げ)に隠されています。

今回の内容は、如何でしたでしょうか? 2ヶ月間の練習では、細かくチェックすることにより、完成度をあげることができます。毎回練習では、1ヵ所1分のチェックで十分です。

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