上達のためのチェック方法・前編

皆さん、こんにちは！
大きなゴールを成し遂げるには、小さな改善を繰り返していくことが重要であるという考えがあります。
上達を考えた場合、今できる身近な行動をチェックしていくことを伝えていきたいと思います。
今回は前編（1～5）の対象法をご紹介いたします。
さっそく進んでいきましょう。

【設問】
1.スタートホールで、過緊張する傾向にある（はい・いいえ）
2.スタート3ホールは、右へのスライスで苦しむ傾向にある（はい・いいえ）
3.朝1番スピードがでない、軸もブレしてしまう（はい・いいえ）
4.ショートアイアンで飛びすぎてしまう（はい・いいえ）
5.バンカーで、ホームランしてしまう（はい・いいえ）
6.パッティングで、方向性が合わない（はい・いいえ）
7.パッティングで、距離感が合わない（はい・いいえ）
8.アイアンで、ダフリが多い（はい・いいえ）
9.ＦＷでボールが上がらない（はい・いいえ）
10.緊張したまま18ホールをラウンドして、力が発揮できない（はい・いいえ）

【解答】
1.いいえ。心拍数を上げるトレーニングを行い、身体を慣らします。
2.いいえ。肩回転不足や体の開きが早いので、ストレッチを行います。
3.いいえ。事前に、筋出力を向上させて必要があります。
4.いいえ。鋭角的にダウンスイングをむかえ、クラブロフトが立ってしまう。
5.いいえ。事前に、ターフを取る練習を行います。
6.いいえ。練習グリーンで構えた状態から、一旦ほどき、後ろからチェック。
7.いいえ。練習グリーンで、ターゲットを見たままボールを打ち、眼と手の感覚を合わせる。
8.いいえ。右手の角度を維持する為に、クラブを浮かして素振りを行う。
9.いいえ。手元が低い位置へ降りる前に、軸が右へ倒れてしまう。
10.いいえ。事前にホールの攻め方を決めておくことで、自然に対応できます。

【解説】
＜緊張による心拍上昇を事前に経験＞
ティーショットの精度が重要であると思えば思うほど、
硬くなり、スムーズな動作が出来なくなるものです。
その原因の１つに、心拍数の上昇が挙げられます。
その場で、ジャンプを行い、一旦心拍数の上昇をお越し、そこから深呼吸を行い、落ち着かせます。
このような行為を繰り返すことで、過緊張からくる打ち急ぎを修正してスイングに臨めます。

＜スライスを防ぐために、左素振りを行う＞
沢山あるスライス原因の中で、一番多く見られるものは、左肩の運動量不足や、左ワキの空いたトップです。
そこで、スタート前に10回、左手を下にしたクロスハンドグリップによって、左サイドに向かって素振りを行います。これにより、テークバックが上がりやすくなり、運動量不足からのアウトサイドインを防ぐことができます。
クロスハンドでの素振りにより、右肘が身体の近くにあるダウンスイングを意識することができます。

＜アウトサイドインが強すぎる＞
ショートアイアンで飛びすぎることは、実はこれもスコアを崩してしまう原因となります。奥ピンや、左サイドに切られた状態、もしくは手前ピンでは、ピン位置よりも左奥へつけてしまうと、アプローチが難しい状況になったり、下りのパッティングを打たされ苦戦する場合があります。
ダウンスイングで右肘を過度に伸ばす傾向、上から打ち込みすぎる傾向があるので、対処法として、地面から30ｃｍクラブを浮かして構えて、スイングを行います。この際、30ｃｍ高くした状態からスイングしたクラブヘッドが、インパクトで地面に近くならないように意識します。似たような状況では、地面に置いたヘッドカバーの上に構えて素振りした場合、ヘッドカバーにクラブが当たらないようにして５回スイングします。

＜バンカーからホームランしてしまうことを防ぐ＞
ボールを上げようとして、右足体重でインパクトしてしまうことにより、クラブ上昇が早く起きて、トップボールがでてしまうことがあります。
しかし、これを事前に防ぐ方法が中々ありません。
バンカーに入る前に、手前の芝で素振りを行い、ボール手前3センチのポジションにクラブバンス部分をぶつけていきます。大きくターフが取れることや、インパクト以降にフェースが空を向きながら、クラブが滑る感覚が重要です。
狙ったところに、打ちこめているか？
クラブヘッドが上手に抜けているか？
この2点を素振りで確認していきます。

以上です。
今回の内容はいかがでしたでしょうか？
ミスの原因が理解できても、対処法が取れなければ、結果を変えることはできません。
分かりやすい、実践できる対象法の量で、上達が決まります。
次回も一緒に上達を進めていきましょう。
どうぞお楽しみに！