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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ14」

2016年10月25日

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正しいハンドポジションで再現性の高いスイングを手に入れる!

 

今回のお題は、ハンドポジションです。

ハンドポジションとは、両腕の位置です。「肩の真下がベストじゃないの」と言われる方、実におっしゃるとおりですが、 私がレッスンする上で、特に注意しているところがあります。それは、今回紹介するボールポジションとハンドポジションなのです。

アマチュアの皆さんの場合、意図したイメージと違ったところでアドレスを構えている傾向が多いと言えます。打ちたい球筋にあったボールポジションとハンドポジションがあります。つまり、ドロー、フェードのポジションがあるというわけです。


「そこ、もっと聞かせて!」

と思われる方もいらっしゃると思いますが、まだまだ説明をお聞きください。

通常、アイアンでシャンク出る方は、ハンドポジションを肩よりも体の近くに置く方が多いものです。これは、インパクトでネックヒットしたくないので、かなり手元を身体の近くにセットしているのです。

その結果、バックスイングでは、手元がアウトサイドへ浮き、フェイスオープンで上がりやすくなり、ダウンでは極端にインサイドへ振ろうとします。スイングプレーンがゆがみ、インパクト効率がさがってしまう傾向にあります。結果、フェイスオープンが治らずミスが完治しません。

また、ドローを打ちたいと、ハンドポジションを肩の真下よりも前に、ボールに対してクラブのトウ側で構える方も、インパクトでさらに腕を伸ばして、ハンドアップに当たり、右へのミスか、ローテーション大でヒッカケを繰り返します。

構えやすければ、自分流で良いということではなく、効率的に再現性の高いスイングを行うには、適正ポジションで構える必要があります。

アジャスト能力の高さが求められる、動いた球に反応する種目(野球、テニス、バトミントン)と違い、止まった球にフェイスを合わせてからスタートして良いゴルフにおいては、正しいところで構えて、毎回アジャストしない打ち方をどう作るかが、重要となります。

プロは、緊張した場面でナイスショットが打てるからこそ、プロと言えます。

これは、たくさん練習しているからとか、体が強く、集中力があるからとか言われますが、一番の要素は、オートマチックに打てるポジションを身に付けているだけなんです。

ハンドポジションは、クラブの長さがスイング中変わらない状況において、もっとも重要なファクターと言えます。腕とシャフトを合わせたスイング半径は、伸縮しない方がベストとなります。

また、ハンドポジションは、ボールポジションと密接に関係してきます。

ここがドローとフェードの打ち分けにも重要となります。

ボールポジションの変えずに、アドレスを変えるのではなく、ボールポジションを変えて、アドレスは変えない事が安定したスイングの前提となります。

ここは、従来伝わっているスイング理論と明確に違います。

具体的に2つの設問を解いてみてください。


問題1 ドローのボールポジションとハンドポジション、フェイス角で、次のうち正しい組合せはどれか?
A.
ボール位置は通常よりも右に置き、フェイスは閉じる。
B.
ボール位置は通常よりも右に置き、体の近くに置き、フェイスは閉じる。
C.
ボール位置は通常よりも右に置き、体の近くに置き、フェイスはストレート。
D.
ボール位置は通常よりも右に置き、体の近くに置き、フェイスは少し開く。
E.
ボール位置は通常よりも右に置き、体の近くに置き、フェイスはたくさん開く。

 

答えは・・・


D
になります。


通常はボールを中心に時計回りとなります。しかし、これでは、クラブフェイスが初めから被せた状態で、右を向き、左へひっかける打ち方となります。右の林に打ち込み、さらに右の林帯から脱出できないでしょう。

Dは、スイング軌道が真円軌道となります。

真円だと、ボールが中に入るほど体の近くに、フェイスも手元を動かさないで構えた場合はオープンになります。3度開き、1.5度クローズに当てるイメージを持ってスイングしてみましょう。


問題2 フェードのボールポジションとハンドポジション、フェイス角で、次のうち正しい組合せはどれか?
A.
ボール位置は通常よりも左に置き、フェイスは閉じる。
B.
ボール位置は通常よりも左に置き、体の近くに置き、フェイスは少し閉じる。
C.
ボール位置は通常よりも左に置き、体の近くに置き、フェイスはストレート。
D.
ボール位置は通常よりも右に置き、体の近くに置き、フェイスは少し開く。

 

答えは・・・


B
になります。


真円軌道を考えた場合、左に位置するボールを打ち、初めてボールが左へ飛び出すことになります。

以前はクラブフェイスが回転、スイング軌道がボールの飛び出す方向と意味していました。しかしながら、これは間違えであり、クラブフェイスの向きが飛び出す方向に影響を与え、回転を与えるのはスイング軌道となります。

よって、フェードボールでは、通常よりもボールを左に、内側に置き、フェイスを少し被せて構えます。軌道は、アウトサイドイン。フェイスは少しクローズドであたります。

また、インパクト付近でのクラブヘッドポジションも重要です。ダウンスイング以降のヘッドポジションが違います。

ドローではLOWからHIGHTへ、フェードではHIGHTからLOWとなります。スイングプレーンのアウトからくるヘッドは高い位置となり、スイングプレーン上のヘッドは低い位置となり、ドローボールが打ちやすくなります。

もちろん、毎回球筋を変えて攻める必要はありません。ナチュラルに打ちやすい球筋を駆使して、コースを攻略する事がシンプルでベストとなります。

体重移動とボールポジション

ここも、実に興味があると思います。一般的に体重移動が多いプレーヤーはボールポジションが左サイドになるでしょう。インサイドに置きすぎると、詰まる傾向にあるからです。

一方、体重移動が少ないプレーヤーはボールポジションが左サイドよりも中においても、スイング可能となります。


ハンドポジションとスイングタイプ

比較的ハンドポジションが肩の真下よりも近く構えるタイプは上半身と下半身のタイムラグを使用してスイングするタイプ(下半身リード)、ハンドポジションが遠いプレーヤーは、体の正面で腕を振るタイプの方が多いと言えます。

年齢とボールポジション

若い世代は、俊敏さ、柔軟性、体重移動を使用して、左サイドのボールポジションでのスイングが可能となります。40代以降は、ボールポジションを左踵よりも中に置き、横への体重移動より、回転によるスイングが向いています。

下半身と上半身のバランスとボールポジション

下半身の強いプレーヤーは、体重移動を得意としているので、左サイドでもボールに踏み込んでいけるので、良いでしょう。一般的に、加齢による影響は上半身よりも下半身の筋力&柔軟性に現れます。40代以降のプレーヤーは、上半身の力を有効に使うスイング、つまりボールポジションを中に入れることがお勧めとなります。


ハンドポジションとボールポジションに注意して、次回練習してみてください!

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