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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ23」

2017年1月22日

新スイング理論をインプットするために

前回はこれまでの理論を省くことの意味をお伝えしました。今回は、新理論である「左重心スイング理論」についての設問を解いていきましょう!

【設問】
1.右から左の体重移動こそ、飛距離に重要な要因なので練習している(はい・いいえ)

2.バックスイングでは右膝、フィニッシュでは右膝の高さを変えないように意識(はい・いいえ)

3.トップでは左肩が右足の上までくるように意識している(はい・いいえ)

4.切り替えしでは、上半身を残し、下半身のリードで行い、ギャップを意識(はい・いいえ)


5.インサイドダウンは、下半身リードで自然にできると思う(はい・いいえ)

6.インパクトでは、右手の角度をリリースしたほうが、ゴルフに良いと思う(はい・いいえ)


7.スイング中、腰は必ず斜めした(前傾)を向いている方が良いと思う(はい・いいえ)


8.インパクト付近で、クラブはストレートに動かしたほうが、飛距離につながる(はい・いいえ)

9.インパクトでは、腰を切っても肩のラインが開かないように意識して出来た(はい・いいえ)

10.今までのスイング理論が正しく、出来ないのは努力がたりないと思う(はい・いいえ)



【解答】
1.いいえ。ダフリやトップが多いとしたら、体重移動と軸ブレに原因があります。

2.いいえ。体重移動、軸動かしは、膝の高さを一定にしなければいけない。しかし、これでは飛距離アップすることができません。


3.いいえ。肩の大きなターンは、軸ブレにつながります。目指すはスタンスの中央までです。

4.いいえ。下半身リードだからこそ、上半身が降り遅れて、フェイスが開きやすく成ります。

5.いいえ。インサイドダウンが出来ないとしたら、違う方法の中に答えがあるはずです。


6.いいえ。右手の角度を維持した方が、打点が安定します。

7.いいえ。トップ&フィニッシュでは腰は水平に近い方が、飛距離アップが可能となります。


8.いいえ。クラブは角運動、インサイドインに振ったほうが、よりスピードが出ます。

9.いいえ。腰や肩や膝のラインを合わせた方が、スイング軌道を安定して得やすくなります。


10.いいえ。完成しないのは、スイング理論が不完全だったからと言えます。

【解説】

<体重移動とスイング軸ぶれ> 右から左の体重移動では、スイング軸もぶれやすく、クラブフェイスとスイング軌道をイメージどうりに動かす為に、膨大な時間と練習が必要となります。ゲームに際して、すべての調整完了を望むより、ショットの効率と、ショート―ゲームの精度に時間や労力を注ぐべきです。 そのうえで、体重移動が少ない方が、軸ぶれも少なく、打点が安定して距離感と方向性を手にすることが可能となります。 <左右の膝の高さを維持するのは、間違い?> 傾斜地からのショットを除き、平らな状況では、より飛距離をとばした方が有利にゲームを運べます。平らなポジションでは、リスクを取って良いと言えます。 このリスクとは、膝の高さを変える事です。飛距離を得る為には、左膝を前に出して、右膝を伸ばす(ニーフレックス)を使用します。これにより、トップでのヒップターンの総量が倍増します。ヒップを回した方が、インパクト付近の回転スピードが上がります。因って、飛距離を得ることが可能となります。 
 <トップでは左肩が右足の上まで動かすは間違い?> 10代や20代の若い選手や柔軟性がある方は別として、左肩を右足の上まで動かす場合は頭の位置(スイング軸)が右に流れる傾向にあります。これでは、再現性の高いインパクトを得れません。また、左肩は腕の半径の起点になるので、ここを動かすよりは、止めるる意識が重要です。左肩はトップでスタンスの中央をイメージしていきましょう。 
 <上半身を残して、下半身リード。その効果は如何に?> 下半身リードは飛距離アップのコツ。上半身を残して下半身リードで引っ張る。 確かに、一理あるかもしてませんが、これが上手くいくとしたら、皆さんシングです!
問題なのは、下半身リードの仕方です。
通常下半身からリードすると、殆んどの確率で上半身が開きます。これでは、スイング軌道がアウトサイドインになり、スピン量も増え、ボールも飛びません。 一部のプロコーチは下半身リードでインサイドダウンと連呼しますが、これが出来るのが運動神経や柔軟性がある選手であり、効率的、効果的なスイングとはいえません。 下半身リードではなく、ヒップスライド。
スライドとは横滑りを意味します。横滑りだからこそ、肩も腰も膝もスイング軌道も同じベクトルを指します。これにより、インサイドダウンが簡単に実現します。 
 <右手のリリースは必要か?> 右手をリリースするのはなぜ必要なのかを考えてみましょう。
パワーをボールに伝える為に必要だとお考えの方も多いと思われます。 では、パワーがそのほかの形で補えるとしたら、右手の角度を維持した方がはるかに効果的だど仮定します。例えば、右手の角度維持の効果として、インパクト打点の安定、フェイス面管理、スイング軌道管理が挙げられます。また、シャフトのしなり戻りは、右手の角度を維持した方が逆しなりを発生させて飛びます。
総じて、手首のリリースよりも(リリースすることにより、グリップエンドが後ろに行く)、インパクト付近でグリップエンドを通過させる方が、ヘッドスピードやエネルギー質量が増えます。 どんなに右手首の力が強くても、両手でクラブを速く動かいた方が、多くのエネルギーを導入できます。 
 <腰は斜めにしたのほうが、スイングスピードが上がる?> ここは、注意が必要です。 先ず、仮定として、腰が前傾0度になっても、上半身の前傾があまり変化しないことが可能でしょうか?つまり、腰が垂直になっても、上半身は下を向いていることは、可能であります。 次に、アドレスの状態は腰の角度が45度ボールを指していると、仮定します。 この状況を維持しながら、スイングを行うよりも、腰をトップで0度変化させた方が、ヒップターンはしやすく、インパクト付近での回転スピードが上がると言えます。
以上の理由から、腰は垂直に近い方が、飛距離が出しやすいと言えます。 
 <インパクトのストレートラインは必要か?> 飛距離アップは回転スピードアップ、遠心力アップ、ミート率アップと連鎖します。 ストレートラインは遠心力の回転スピードを下げると定義できます。
では、ストレートラインはなぜ必要だったのか、これは明らかに体重移動が原因と言えます。右から左への体重移動では、ストレートラインが必要でした。一方、遠心力を求める真円軌道のラインでは、ストレート意識は無く、代わりに手首をキープする必要があります。これは、手首の自由度無くし、打点と方向性を安定させる為です。 
 <トップでの腰は水平?> 飛距離アップには、腰のターンが必要です。実際には腰骨は回転せず、股関節周辺が回旋します。ポイントはビックヒップターンです。60度の回線角を得るには、水平ターンのほうが回転が楽に出来ます。 
 いかがでしたか? こちらの解説から、新たな理論を身につける基礎が見えてくるでしょう。

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