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小暮式1分間ゴルフ
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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ40」

2017年7月12日

ゴルファーとして「やるべきこと」とは何か?

ゴルフ上達のために「やるべきこと」と「やってはいけないこと」があります。今回、説明するのはゴルフ上達のために「やるべきこと」。

「やるべきこと」を意識しているのとしていないのとでは、大きな差が出てきます。さっそく設問を進めていきましょう!

【設問】

■スタート前
1.アプローチでは確実に寄る方法を試している(はい・いいえ)
2.アイアンでは信頼のおける得意クラブを練習している(はい・いいえ)
3.1wでは、曲り幅を心得ている(はい・いいえ)
4.トップ、ダフリ、左右の曲がり幅等、全体の調子を把握している(はい・いいえ)
5.パターではオーバー気味かショート気味か把握している(はい・いいえ)
6.ショートパットではオープン気味かクローズドかを心得ている(はい・いいえ)
7.バンカーでは打点がダフリ気味かトップ気味かを心得ている(はい・いいえ)

■ラウンド中
8.前半、スタートの調子に合わせて悪いなりに安全に回る(はい・いいえ)
9.後半、当たっているクラブを中心にミスを最小限にしている(はい・いいえ)

■メンタル
10.体調を考慮して、ミスを受け入れる用意がある(はい・いいえ)

【解答】

■スタート前
1.はい。緊張した時でも、確実に寄る打ち方を一つ準備しておきます。
2.はい。狭いホールでも自信を持ってスイングできるクラブを練習します。
3.はい。左右に何ヤード曲がるのかを把握しておきます。
4.はい。ミスの傾向をつかみ、ここだけを注意しながらプレーします。
5.はい。バラバラではなく、同じ傾向のままスタートします。
6.はい。カップを最後に横切る傾向をつかみます。

■ラウンド中
7.はい。手前か先かを知ることにより、打点の傾向をつかみます。
8.はい。練習場からのながれを意識して無難に前半をラウンドします。
9.はい。得意クラブを中心に、リラックスを心がけます。

■メンタル
10.はい。ホールアウトするまで自分を励まし、責めないように心がけます。

【解説】

■スタート前

1.たくさんよりも1つの方法
アプローチで重要なのは、緊張した時でも体がスムーズに動く打ち方を覚えていることです。沢山ある打ち方の中で最も自信のある打ち方を実践することにより、ミスを最小限に抑えることが可能となります。自信のある打ち方は、意識をスイングからターゲットへと集中させることに役立ちます。

2.アイアンは得意クラブの練習によって、リズムが整う
セカンドショットで一番注意しなければならない事があるとしたら、一定のリズムと言えます。フェースの開閉やトップの位置は個人差があります。毎回同じ動きをするには、一定のリズムを心がけます。その意味では、得意クラブが指標となります。得意クラブを練習することにより、力みや打ち急ぎが防げ、一定のリズムでスイングが可能となり、ミート率が向上します。

3.1wは縦の距離より、左右の曲がり幅
スタート前の練習場でやみくもにドライバーを飛ばしている方が見受けられます。
ゴルフゲームでは、飛距離と同じく方向性を必要とします。スタート前の練習場で一番効果的な方法は、飛ばすことや、スイングを矯正すること以上に、曲り幅を知る事と言えます。これにより、コース攻略の指標が整います。

4.上下のミス、左右の曲がり幅を知る事こそ、重要である。
スタート前の練習は、その日の傾向を知る事が求められます。
ダフリの傾向の方は、ボール1個内側へ、もしくはクラブを少し短く持ちます。
トップの傾向の方は、右踵を少し地面から浮かしてスイングしましょう。
右へ曲がる方は、左腰、左肩が開かないようにインパクトを心がけます。
左へ曲がる方は、腕をこねないように、低い位置から高い位置へと振りぬきます。

5.パターのロングパットで重要なことは?
ロングパットでは、その日の傾向をつかむ事が大切となります。つまりオーバー気味かショート気味かを把握します。オーバーとは、通常練習しているコースよりもグリーンが速いと言えます。この場合、クラブを少し短く持ち、ヘッドが効かない状態でストロークするとよいでしょう。
また、ショートする場合は長く持つか、もしくはフォローをしっかり取っていきましょう。これにより球足が伸びてカップに寄る確率が増します。

6.ショートパットはフェースコントロール
上りの2Mのパットを気持ちよくストロークします。この際、左右のどちらかに外れたとします。当然インパクトロフトが左の方は左へミスします。重要なのはここからです。アドレス時に左を向いていたのか、もしくはスクエアの状態からインパクトにかけて左を向いたのかを調べます。
修正する時間がない場合は、コースで同じような状況では、最初から少し右淵を向いて構えるとよいでしょう。

7.バンカー練習はライン消しドリルを行う
縦にラインを描きます。このライン上にヘッドが落とせる事ができたら、毎回同じ打点でスイングできることになります。ダフリ易い方は、左脚体重と右手の角度維持をご注意ください。トップしやすい方は左脚体重と右腰が左腰よりも高い状態でスイングしてみましょう。これにより、救い打ちを防ぐことができます。

■ラウンド中

8.練習からの前半ホール攻略
練習場で当たるのにコースでは当たらないは良くある話です。
練習場で当たらないのにコースで良く当たるは、殆んど聞きません。
つまり、その日の調子を直ぐに治せるほどゴルフは簡単ではありません。
直前の練習結果の延長線上に前半のゲームが存在します。
無理せず、焦らず、自分自身の力量にあったプランニングで前半をラウンドしましょう。

9.前半よし、後半は力む!?
何かを注意して無難にラウンドしていると、スコアが思った以上に良い場合があります。体調不良のほうが、良いスコアだった事は私もあります。このような場合は、後半のラウンドに注意が必要です。良いスコアに刺激され、本来の注意点を忘れがちになるからです。無難にラウンドした結果がスコアに出ただけで、調子が良い訳ではないからです。得意クラブを中心に堅実にいきましょう。

■メンタル
10.上級者ほど平常心を実践している
完璧主義者ほど、小さいミスにつまずく。それは、ミスが許せないからです。
ゴルフでも同じことが言えます。簡単なアプローチや短いパットを外した事からゲームが難しくなる傾向にあります。上級者は、ミスの対処法を心得ています。
一つは、技術的な解決法を知っている。もう一つは、ミスは誰にでも起きる事で受け入れる事を心得ています。フラストレーションが溜っていては、次のショットやパットに影響が出てしまいます。平常心を保ち、次の行為に集中します。

いかがでしたでしょうか? ちょっとした意識の違いから、ゴルフレベルに大きな差が生じます。今回の「やるべきこと」をチェックして、ぜひゴルフ上達のヒントにしていただければと思います!

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