@PFGAinterlessonさんをフォロー
小暮式1分間ゴルフ
【小暮式1分間ゴルフ】, 【激選】, ゴルフ用語

【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ44」

2017年8月15日

スコアの壁は知識の壁 その1

今回のテーマは、「スコアの壁は知識の壁。考え方を変えればレベルアップが可能。もっとゴルフを楽しみましょう」です。

スコアが出ない理由は、大きく分けて3つ理由をあります。

技術的な問題、精神的な問題、環境的な問題です。

スコアが出るようにするためにはこの3つの問題をクリアする必要があります。

同時に、スコアのマジック(ホールによる難易度の違いや、全ホールをパーで上がる幻想等)を理解します。これを進めていくことにより、焦りや不安のゲーム内容から解き放たれ、目的・目標を持ったチャレンジングなゲームを展開できます。

“行先が書かれていない地図を持っても、到底目的地には辿り着かない”
もとい、目標を持ったゲームを行わなければ、ゲームの勝者になれない。
ゴルフの楽しさは自分自身の目標を達成して初めて味わうことができます。

さっそく問題を解いていきましょう。

【設問】
1.PWで100ヤード近く飛ばす事が出来る(はい・いいえ)
2.7Iで140~150ヤード飛ばす事が出来る(はい・いいえ)
3.1Wで230ヤード飛ばす事が出来る(はい・いいえ)
4.Putterで、3メータ―を30センチ以内に付けることが出来る(はい・いいえ)
5.ゴルフが嫌いで仕方なくコンペに参加している(はい・いいえ)
6.ミスが許せず、いつもイライラしてラウンドしている(はい・いいえ)
7.自分の気持ちを優先して、ボール状況からの判断をしていない(はい・いいえ)
8.使用しているクラブは5年以上前のクラブで、自分に合っていない(はい・いいえ)
9.練習場やコース、コーチ等の環境に満足していない(はい・いいえ)
10.パターや素振りが、やりたい時に出来る環境ではない(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。軸ブレ、スイング軌道、インパクトフェース角を整える事が出来る状況です。
2.はい。上記に加えて、左右の曲がりを抑え、スイングスピード加速が出来ています。
3.はい。H/S41と1.4のミート率があれば、実質可能と言えます。
4.はい。10パーセント以内に収める事ができるまで、距離感、方向性を磨きます。
5.いいえ。好きな状況は、たとえ困難な状況さえも好転させることができます。
6.いいえ。イライラの精神状況では正確な判断やイマジネーションが働きません。
7.いいえ。現実を直視できない望は、ミスを助長し悪化させる危険があります。
8.いいえ。古い、重い、硬いではパフォーマンスを最大限引き出す事は出来ません。
9.いいえ。良い環境を手にしなければ、努力が無駄になる場合が多いと言えます。
10.いいえ。ショートゲームは、練習量頻度に直結します。

【解説】
<PWを見れば、その精度が分かります>
芯に当たらない状況では、100ヤードをしっかり飛ばすことが出来ません。チェックポイントは、スイング軸、スイング軌道、インパクトフェース角に絞ります。
スイング軸は、左右、前後の頭のブレを無くします。動かないように意識すると、スムーズな回転が抑制されるので注意が必要です。重心を左にキープすることにより会得できます。
スイング軌道は、理想のインサイドイン。アウトサイドから来る軌道では、サイドスピンがかかり易く、安定して距離を得る事が出来ません。スイング中に両腕の長さをキープする事と、バックスイングで左わきを締め、インパクトフォローで右ワキにプレッシャーを感じることにより、インサイド軌道を会得できます。フェース角が維持できないと、飛距離と方向性のばらつきを抑えることが出来ません。右手の角度を維持することにより、インパクトロフトを一手に保つ事ができます。

<7番アイアンがゴルフの基本>
120回以上打つゴルファーにとって、アプローチやパターを除く全てのショットを7番アイアンで打った方が、OBや池などのペナルティーが省け、スコアが良くなる方が大多数と言えます。
大切なのは、力んで飛ばすのではなく、クラブの正しい使い方をマスターする事です。
スイング軸、スイング軌道、インパクトフェース角を整え、加速度を上げる事が出来れば、大抵のボールは140ヤード以上飛びます。

ここで練習可能なドリルをご紹介いたします。

・軸ブレ防止ドリル
通常アドレスを行った後、右脚を15センチ下げてつま先立に構えます。
この状況から、バックスイングでは、右へ体重移動させないように、右脚を伸ばして支えます。これにより、軸を一定に保つ事ができます。

・スイング軌道ドリル
ボールの後方飛球線上、右脚の前に、タオルを3重にしておきます。スイング中はタオルにクラブヘッドが当たらないようにスイングします。これにより、アウトサイドインのスイング軌道が防げ、インサイド軌道となります。

・インパクトフェース角ドリル
練習場マットの壁面の厚さを利用して、クラブフェースを用いて押していきます。
これにより、右手の角度維持の感覚がつかめます。
また、実際ボールを打つ練習では、クラブヘッドを通常のポジションから、ヘッド2つ分後方に構えてから、スタートさせます。インパクトではこの形を変えずに、通過させましょう。これにより、右手の角度維持が完成します。

・加速度を上げるドリル
ここが一番の問題点と言えます。力まず飛ばすわけですから。
力みとは筋肉の硬化と定義しましょう。柔軟性と瞬発力、遠心力をもってスピードを加速させることは、筋肉を使うことなので、力みや脱力とも違います。
筋肉の硬化でなく、脱力(リラックス)した状況から、力を放出させることが可能であるか?
イチロー選手も取り入れている初動負荷理論(ストレッチリフレックス)では、これを実現しています。筋力を伸ばし、そのもどる反射のスピードを利用します。簡単に説明しますと、筋肉の等尺は1とします。これを限界点とした1.5まで伸ばします。限界点に達した筋肉や腱は、さらに伸ばそうとすると断裂か伸縮を始めます。
この反射スピードを利用します。つまり、ゴムが戻るイメージで、筋肉を動かし、スイングスピードを上げて行きます。実際はどのように行うか?
ここも簡単に説明しますと、止める部分を作ることです。ゴムにたとえた筋肉は、支点が無ければ、伸びたりできません。スイングでは、左肩、左膝、左腰を支点にして右サイドの筋肉群で伸張します。この方法のほかに、回旋角度、ヒップターン、エクステンション等があります。ここは、次回の機会にしましょう。

・ヘッドスピードとミート率
もし、ゴルフがクラブを速く振る事が出来るゲームだとしたら、全てのゴルファーが、もっと早く振ることができるでしょう。実際はターゲットゲームなので、スピードをコントロールしていると言えます。ターゲットに向か為には、アライメント(アドレス時の方向性)やミート率を上げる必要があります。アライメントは、肩や腰、膝、脚、フェース面の方向性であり、アドレス後スタンスにクラブを置き、一旦後方に下がり、ターゲット方向を向いているかチェックするとよいでしょう。
ミート率は、軸ブレによる左右前後の動きにもっとも影響があります。
測定器では1,5を最高値として、この数字が高いほどボール初速が上がり、飛距離に影響を与えます。

<3Mを3回、30センチ以内>
“どんな練習したら、パターが上手くなるか分からない”との声を良く耳にします。
一方、上級者の練習風景は一定の形式にのっとって行われています。
10Mのロングパットと2M以内のショートパットをそれぞれ練習しています。
時間がない場合は、これを省きます。大切なのは、同じストロークが毎回出来るかです。3Mから誤差1割以内を目安に練習しましょう。これをもとに、2倍、3倍とフィードバックします。
「起きる全ての事を経験することは出来ない。けれども、1回の体験を基準に、その多くを予知することは不可能とは言えない」
是非お試しください!!

<嫌いを治す薬はない>
好きでも上手くいかない事が多いスポーツなのがゴルフです。
もし嫌いで参加しているとしたら、ゲーム中に起きるミスはさらに耐えられない悲惨なものとなるでしょう。それでも、ゴルフを行わなければならない場合は嫌いな理由を一つ一つ洗い出して行く事がお勧めです。
もし原因を特定でき解消することができたら、必ずゲームを楽しむ事ができます。

<ゲーム中のフラストレーションは、百害あって一利なし>
ミスが多いゴルフゲームに置いて、完璧主義ほど邪魔をすることはありません。
出だし好調、途中から崩れるプレーヤーにこの傾向が多いと言えます。
自分への期待値の高さが、逆に反動となる場合があります。
“上級者なら誰でも知っていなければならない事がある。練習では完璧を追求していい、けれどもコースではミスを受け入れなければならない”
次のラウンド、お試しください!!

<願望より、現状を優先。結果的に気持ち良いラウンドが出来ます>
“男なら迷わず挑戦。池越えの170ヤードは果敢にツーオンだ”
この様な声が聞こえてきます。けれども、結果が良いことは少ないと言えます。
ボール状況を確認してみましょう。左脚下がりや、砂の上にあるボールだとしたら、挑戦は無謀と言えます。気持ちを整理し、状況判断からベストな選択を行います。これにより、結果が気持ち良いものとなるでしょう。

<重い、硬いはスコアにならない> オーバースペックでは、パフォーマンスを下げるばかりか、悪い癖が付きやすい。 重く硬いクラブでは、腕に力が入る傾向になります。手打ちでは、遠心力を使えず、ボールを袁くに飛ばすことは出来ません。コーチに適正クラブを見てもらうとよいでしょう。 <環境は与えられるものと、勝ち取るものがあります> ジュニアゴルファーにとって、環境は親が与えた印象が強いと言えます。 他方、ゴルファーは自分で選ぶことが出来ます。 スイングを安定させたいのならコーチをつける選択、1wの方向性を磨きたいなら広い練習場、ショートゲームをマスターしたいならコースでの練習となります。 同時に、選手になるとより良い環境で練習できます。 クラブ、シャフト、ボール等の支給も得て、さらに活躍できる環境となるでしょう。 <ショートゲームが上手な人ほど、毎日パターを手にしています> “彼はパターが一番上手い” “あのバンカーショットは絶品だ” “2M以内は絶対に入る感じがする” “気迫が手に取るように感じられる” すべて当てはまるような方が近くいるとしたら、その方は必ず毎日練習しています。 つまり、気持ちがそのように行動させています。 感覚は磨くのに時間がかかり、失うのは容易い。 毎日欠かさず練習することにより、その技を高い領域で発揮することが出来ます。 以上です。 スコアのマジック以降は次回に説明したいと思います。 今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます!

Tag : , ,

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

*

1分間で上達するメルマガ

     

© HIRONORI KOGURE. all rights reserved.