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小暮式1分間ゴルフ
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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ47」

2017年9月20日

スロープレーを注意することは上達の近道!

今回のお題は「スロープレーを注意することは、ゴルフ上達と楽しさを引き出すこと」です。

プレースピードが遅いとは、準備力・情報集積力・判断力・イマジネーション力が低いと言えます。ここをカバーできると、スイング細部に注意していたラウンドが、本来のゲームへと目が向けられるようになります。つまり、上達して、しかもゲームが楽しめる。

さあ、一緒に進めていきましょう。

【設問】
1.前日、天気予報を必ずチェックしている(はい・いいえ)
2.前日、天気に合わせて、ウエアや持ち物を準備している(はい・いいえ)
3.コースのデザイン(林間、丘陵)を理解している(はい・いいえ)
4.コースの特徴(OB、池)を知っている(はい・いいえ)
5.要注意ホールの攻略法を知っている(はい・いいえ)
6.距離感と方向性に一定の尺度がある(はい・いいえ)
7.ラウンドでは、情報収集、判断、決断を素早くおこなっている(はい・いいえ)
8.手際の良いラウンドは、スコアも良くなると感じている(はい・いいえ)
9.アドレスに入っても、打ち方を決めかねている場合がよくある(はい・いいえ)
10.イマジネーションの練習を事前に行っている(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。降水量と時間、風向、気温、湿度を知ることが大切です。
2.はい。雨なら、持ち物の用意が必要です。
3.はい。林間の場合は1wの精度、丘陵はセカンドの距離感、アプローチが大切です。
4.はい。OBや池を理解していることは、危険サイドを避ける事が出来ます。
5.はい。左右のOBだけでなく、グリーン周辺の危険サイドと攻略法を知っています。
6.はい。アイアンは右へ5ヤード、1Wは右へ15ヤード飛ぶ等。
7.はい。悩みに時間をかけることが良くない事を理解しています。
8.はい。歩測や情報収集への時間が、精度を高める事を理解しています。
9.いいえ。悩みながらのショットは、好結果を生まない事を理解しています。
10.はい。リハーサルを行い、事前にプレッシャー下での状況を試しています。

【解説】

1.スロープレーを防ぐ事は、準備、判断、イマジネーション力を上げる事です

慎重なプレーと、リズムが悪いは、明確に違います。全てに時間をかける事ではなく、必要な時に必要な時間や体力、集中力を使うのが上級者です。毎ショット、集中するようでは、ゴールにたどり着く前に、力尽きてしまう恐れがあります。ピンチの時に、慎重に対応することがお勧めです。
プレースピードを上げるとは、準備、判断、決段、イマジネーションを向上させる事を意味しています。これらのスキルが高いとは、すなわちスコアも良くなると言えます。

2.天気予報を知ることから、準備が始まる

プレー日の天気を知ることは、それだけ好スコアにつながります。
雨の場合は、ウエア、靴下、レインウエア、グローブ、タオル、傘、防水スプレー等の用意を行います。準備を事前に行うことにより、不測の事態に対応できます。
また、用意することは、安心を生み、不安が解消されます。
例えば、雨の場合はグリップが滑りやすく、力が伝わりにくくなります。
乾いたタオルでグリップを拭くことや、グローブを3ホールで1回の割合で変えることにより、滑ることによる右へのミスを防ぐことが出来ます。

3.雨はタオルと傘、晴れは帽子と傘

天気により、準備する内容が変化します。雨は着替えを中心に準備します。晴れは、暑さ対策(日焼け止め、帽子、サングラス、タオル、スポーツドリンク等)となります。どちらも、傘を準備すると効果的です。
雨の日は、タオルを2枚以上用意します。一つは傘にかけてグリップを拭き、もう一枚はポケットに入れて、指先を拭きます。クラブが濡れている場合と、手が湿っている場合があるので、十分注意しましょう。
晴れの日は、サングラスにより眼を保護します。眼の疲れは、徐々に現れます。ベテランゴルファーの多くが眼の大切さを述べています。若い頃は気にならない日焼けですが、それだけ眼にも負担をかけていると言えます。ゴルフを始めた時から予防しなければいけません。

4.林間は1W、丘陵ではセカンド以降に注意が必要

林間は1打目で空のハザードがあります。持ち球が打ちにくいロケーションが林によって生じます。同時に、ボールの回転により林まで入る場合もあります。1wの横への曲がりが多い場合は、落ちてからランが少ない3Wを使用しましょう。1wでの距離を稼ぐことよりも、フェアーウェイからのセカンドショットを上策します。
丘陵コースでは、林間に比べて1Wが打ちやすいと言えます。代わりに、左右OBや、谷越えの視野的プレッシャーがあります。また、セカンドからの打ち上げや打ちおろし等の距離感や方向性に注意が必要です。打ち上げは1クラブ大き目に、打ちおろしは1クラブ短めでコンパクトスイングを心がけます。
アプローチも見た目以上に傾斜分の調整が必要となります。事前練習しましょう。

5.コースの特徴を知っている

初めてのコースでは、ミスはミスになってしまいます。
知っているコースでは、ミスしても良い方向にショットを打つ事を心得ています。
この違いは歴然です。ミスしても良いとは、そこからのリカバリーが可能であると言うことです。難しいピン位置を攻め、絶対に寄らない状況へミスしてしまうよりも、ピンと反対サイドでしかも手前に外す事が上策と言えます。
調子の良い時はスコアを伸ばす攻め方を行い、調子の悪い時は打たないゴルフを行います。これを実践する為にも、コース特徴を理解しましょう。

6.ベテランはなぜ打たないのか

要注意ホールに来た時に、ベテランはその経験値から、攻め方を見出す事が出来ます。全てホールが難しい訳ではなく、注意ホールを打たない事が求められています。
見えていない事が、ベテランには見えています。グリーンの傾斜、アプローチのしやすさ、ピン位置によるパターの寄せやすさ等、知っている事が決断とイメージ力を促し、プレーリズムをスムースにしてくれます。

7.距離感と方向性、つまり手持ちのカードを知っている

9番アイアンの飛距離の2倍が1wの飛距離と言われています。
また、ショートアイアンのスライスは少なく、1wのスライスは2倍以上と言われています。スコアが良いとは、ストレートボールを打つ事ではなく、手持ちのカードを上手に使用する事と言えます。9番が115ヤードで5ヤード右へ曲がる。1wが230ヤードで10ヤード右へ曲がる状況でしたら、これを用いてコースを攻略します。
どんな球が出るか分からない事が、一番プレーに時間がかかると言えます。

8.初心者はスイング中にいろいろと考え、上級者はスイングして考える

チェックポイントが多すぎて、スムーズなスイングができない。
次のスイングでは、さらにチェックポイントが増えてしまい、時間ばかりがかかってしまい、スコアも良くならない。このような初心者ゴルファーを見かけると、つい声をかけたくなります。「歩くように、スムーズ打ちましょう。」、上級者はスイング中に考えることはありません。スイング前と、スイング後に、結果から検証する事だけ行います。つまり、思考をめぐらせている状態では、パフォーマンスも上がらず、結果も良くないと言えます。注意していきましょう。

9.起点をどこに置くか

スロープレーの多くは、起点が定まっていないと言えます。
これは、自分に起点を置く場合と、求められる状況の最善に起点を置く場合の2つに分けられます。自分に起点とは、出来る事から考えるので、決断もイマジネーションも速くなります。デメリットとしては、何年経っても、ゲームが卓越するだけで、飛距離やスイングは良くなる事ではありません。
求められる状況の最善に起点とは、いわば理想論です。ここは、現実とギャップがあるので、上手く行かない場合が多く、その失敗に苦悩します。しかしながら、数年後のスパンでは、確実に飛距離もスイングも理想に近くなり、結果も良く成ります。
スロープレーは、後者に多く見受けられます。時間がかかりすぎる為に、さらにスコアを落とす可能性もあります。現状のスコアを落とさず、数年後のスコアを伸ばすためにも、時間と戦う必要があります。現実路線に起点を置き、将来的なビジョンを描き続けることが、重要です。

10.距離感こそ、イマジネーション力です

美味しい料理や大好物をイメージしただけで食欲がわくように、
グリーンや傾斜を見ただけで、ボールの落とし場所と転がりやカップインした音までもイメージできてしまう。このような状態が、誰にでも起きます。
普段から、感覚器を研ぎ澄ます事が大切です。味覚、聴覚、触覚も重要なんです。
プロほど、変なこだわりがあります。これらは、幼少期に見える、未発達な性格のようにも似ていますが、このこだわりを持って、イメージをつくり上げています。
普遍化や均一化が進む事は、こだわりを否定し、すなわち尺度が持てなくなります。
子供のような性格とは、無邪気で、棒着無人、天真爛漫であり、夢想家である。
共通のポイントが多い方ほど、イマジネーションが高いと言えます。
もちろん、現実からの起点も大切なのでお忘れなく(笑)

「彼はプレーが遅い」という方が、実は早い場合もあります。「彼はプレーが早い」という方は、意外にプレーが遅い場合があります。
面白いですね。人は目にするものに、心を奪われます。良くも悪くも影響を受けます。
どうせ受けるなら、良い影響を受けたいものです。上達する方には、必ず良いコーチがいるものです。
家族のように接する事ができるほど、信頼信用できる。ゴルフへの理解が深まるとは、人をひきつけ、理解しあえる友が増えることでもあります。一緒にゴルフを楽しんでいきましょう!

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