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2017年10月22日

雨ゴルフ・ラフゴルフで知っておきたい! 効果のある対応法

今回のお題は、季節的な要因、「雨ゴルフ・ラフゴルフ」について解説したいと思います。打ち方や、ボールの飛び方の傾向をつかみ、事前に対処することにより、安心してゲームを進める事ができます。
さっそく設問に進んでいきましょう!

【設問】

1.雨ゴルフ、ボールが飛ばない事を知っている(はい・いいえ)
2.雨ゴルフ、タイミングが早くなりやすい事を知っている(はい・いいえ)
3.雨ゴルフ、フェースコントロールが難しい事を知っている(はい・いいえ)
4.雨ゴルフ、ボールが上がりにくい事をしっている(はい・いいえ)
5.雨ゴルフ、ピン位置が高い位置にある事をしっている(はい・いいえ)
6.ラフゴルフ、ボールの状況が、浮く・半沈み・全沈を知っている(はい・いいえ)
7.ラフゴルフ、使用クラブにより飛び方の違いを知っている(はい・いいえ)
8.ラフゴルフ、スピンレス、止まりにくい事を知っている(はい・いいえ)
9.ラフゴルフ、1打目をラフに入れると2番手セカンドが変わる(はい・いいえ)
10.ラフゴルフ、セカンドショットでは、狙う事よりも横に出す事がある(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。ランが出にくく、総飛距離は落ちる傾向にあります。
2.はい。雨に濡れたくない気持ちが、体の開きを助長します。
3.はい。グリップが滑りやすく、開きやすい傾向にあります。
4.はい。ボールとフェースにつく水分がスピンを減らします。
5.はい。水はけが良い所に切る傾向にあります。
6.はい。同じラフでも、置かれている状況が違います。
7.はい。ロフトが少ないクラブほど、上がりにくく飛ばない事を知っています。
8.はい。クラブの溝が使えず、スピンが少なく、止まりにくい傾向にあります。
9.はい。1打目はランが稼げず、2打目は長いショットが使えません。
10.はい。ラフからはボールが上がりにくく、且つ止まらないので一度だしましょう。

【解説】

<ボールの飛びは、打ちだし角とスピン量で決まる>
雨では、飛ばない。その理由は、地面が濡れてランが稼げない点と、クラブフェースとボールが濡れていて、スピン量が減り、高さも出にくくなるからです。
飛行中の雨の抵抗も、気圧の関係もあります。晴天よりも10%近く落ちると見ましょう。では、どのように対処するのが得策か?
一つは、フェース面をマメに拭きましょう。二つ目は、上がりやすいクラブを多用しましょう。これにより、バックスピンを得やすく、ゲームが簡単になります。

<雨は早打ちになりやすい>
哺乳類は、体が濡れる事を嫌います。元来、濡れる事を嫌うので、速く打って終わりにしようと考えます。テークバックが完了する前に、切り替えし、しかも体を開いてインパクトしやすく、スライスしやすい傾向にあります。アウトサイドインは、ショートアイアンでは左にボールが飛びやすく、1Wではスライスが出やすい傾向にあるので注意が必要です。

<雨のグリップ力低下、この事実をゴルファーは軽視している>
グリップ力の低下は、飛距離を失うばかりか、方向性も安定しません。
毎回、タオルでグリップを拭くだけで、3ホールに1枚グローブ交換するだけで、これを防ぐことができます。プロは毎回、グローブを用意しています。これは、この事実をしっかりと理解しているからと言えます。インパクト時のフェース面コントロールを行う上で、グローブが滑ってしまうこと回避しましょう。必ずミスショットが減り、スコアが良くなります。

<雨はボールが上がりにくいので、上げようとしない>
なぜ、雨の日にミスショットが多いのか?
理由は、飛距離や高さを出そうとして、救い打ちになるからです。手前に入ればダフリのミス、肘が引けたり、起き上がるとトップのミスが発生します。
上がらない理由は、水滴や、クラブフェースの溝が使えず、スピン量が減るからです。
無理に上げようとしてバランスを崩すよりも、FWやUTを使用して無理なくスイングしましょう。これらのクラブの方が、ロングアイアンよりもはるかにボールの高さを出しやすいと言えます。

<雨はピン位置が高く、上からのアプローチが難しい>
雨は低い位置にたまりやすく、低い位置のカップでは水没してしまいます。ここを避ける為に、雨の日はグリーン上一番高い位置にカップを置く傾向があります。
因って、雨の日にグリー奥へボールをこぼすと、難しいアプローチが残ります。
ゲームを組み立てる為には、『奥ピンの奥に外さない事』を意識しましょう。

<ラフは、3つの状況により飛び方が違います>
浮いている状況では、ボールは飛びやすく、ショートアイアンでは捕まり、左へ行きやすいと言えます。
半沈みの状況では、ミドルアイアンまでの使用に留めます。インパクトでフェースターンを抑える為に、アドレス時にフェースを少し開いてかまえましょう。
これにより、左へのミスを防げます。
全沈の状況では、ショートアイアンでの使用に限定させます。理由は高さが出ないと、脱出できないからです。ボールをスタンス中央に置き、コックを使って鋭角的に打ち抜きます。インパクト付近ではフェースターンを抑えていきましょう。

<使用クラブと飛び方の違いを理解しているのが上級者です>
ラフにあるボールを打つ時に、一番悩むのが使用クラブです。
ショートアイアンは脱出に向いていて、飛距離が稼げません。
ミドルアイアンはボールも上がり、スピンレスがかさなるとフライヤー(通常より飛ぶ)になります。グリーンの手前までの距離でうちましょう。(ピンまで150ヤード、エッジまで135ヤードならば、9番となります。)
ロングアイアンでは、ロフトが少ない為にボールが上がらず、使用に向きません。
FWもしくはUTを使用しましょう。

<止まらないから、手前から攻める>
通常は止まるのに、ラフから打ったショットは止まらない。理由は、フェースとボールの間にある隙間に芝が入り、溝を塞ぎ、スピンレスになるからです。このような状態で打たれたボールは、ランが多い為、グリーン手前から攻める事が大切となります。
ショートアイアンで用いて高さで止める方法やインパクト付近で左ひじの回旋を抑える方法があります。

<ラフこそ、フェアーウエイが一番いい>
1打目でラフに入れてしまうと、それだけランが出ない為に飛距離をロスします。同時にセカンドショットでは、短いクラブで脱出を試みるので、さらに距離をロスします。
ラフが厳しい状況では、それだけフェアーウエーキープが重要と言えます。
1打目の精度を上げる為に、体重移動の少ないコンパクトのスイングを心がけることも大切です。良いゲームとは、第一にFWキープ、第二には、パーオンとなります。
鉄則を守っていきましょう。

<ラフからのセカンドショット、サードショットの戦いがすでに計算されています>
どこからでも、グリーンを狙う事が重要なわけではありません。大切なのは、ゲーム性です。届かせようと思い長いクラブを持ちすぎて、ラフTOラフのミスや、グリーンまで40ヤード以上あるバンカーにつかまるミスを回避するために、レイアップ(打ちやすい場所にボールを運ぶ)する事が求められています。
残り距離が一番ストレスなく振れる距離から打つ為に、セカンドショットの距離を計算していきます。上級者ほど、3打目の大切さを理解しています。

以上です。
雨やラフでは、ミスがどうしても出てしまいます。
起こりうる状況を予測して対応することや、1打目のミスを3打目まで計算して2打目を打つことを知っている方は、必ずゲームが良い方向に向かいます。
次回のラウンドで、ぜひお試しください!

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