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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ65」

2018年4月14日

飛距離アップの方程式を学ぶ

今回は「飛距離アップ」についてです。

1ラウンドで14回しか使用しないドライバー。にもかかわらず、アマチュアゴルファーが一番気になるのが飛距離アップだと言えます。スコアを伸ばすには、ショートゲームの比重を多く練習し改善します。

では、飛距離アップの具体的な方法は?

飛距離の方程式として、
スピードとミート率(スピン量と打ち出し角度)と仮定します。
飛距離=ヘッドスピード×5
ヘッドスピードとボール初速は違い、ボール初速を上げるには、ミート率1.5(最大値。スピン量と打ち出し角で決まる)ことが前提になります。
簡単に言いますと、ヘッドスピードが速くて、ボール初速が早いと飛びます。ボール初速を上げるには、ミート率最大値1.5を目指します。これを達成するには、高い打ちだしと少ないスピン量を獲得します。
つまり、速く振って、ミート率が高く、スピン量2200~2400、打ちだし角度12~16度が大まかな目安となります。
たとえ、ヘッドスピードが普通でも、ミート率(高い打ちだし角度と低スピン)の場合、飛距離が得れます。

早速、進んでいきましょう!

【設問】
1.SWにて、左右片手打ちが出来る(はい・いいえ)
2.SWにて、クロスハンドグリップでボールが打てる(はい・いいえ)
3.1Wにて、両腕を伸ばして、最速で振れる(はい・いいえ)
4.1Wにて、ダウンスイングで腕をひきつけて最速で振れる(はい・いいえ)
5.1wにて、ボール後方、右足前にヘッドカバーを置き、その内側をヘッドが最速できる(はい・いいえ)
6.1Wにて、ボールの前にタオルを2重にしておき、アッパーブローでスイングできる(はい・いいえ)
7.クラブを逆さに持ち、1秒以内で素早くトップの位置をつくる事が出来る(はい・いいえ)
8.クラブを逆さに持ち、2秒以内で素早くフィニッシュの位置まで行ける(はい・いいえ)
9.クラブを逆さに持ち、インパクト以降に最大加速の音がなる(はい・いいえ)
10.1Wにて、フィニッシュで3秒立てる(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。ミート率が良い事を表します。
2.はい。インパクト付近で、左サイドが浮かず、かつハンドファーストが維持できています。
3.はい。両腕を伸ばすことにより、ミート率と左サイド筋力を伸ばすことができます。
4.はい。遠心力で外側に膨れるスイング軌道に拮抗してスイングを加速できます。
5.はい。ストレートにバックスイングを行っていないことを確認できます。
6.はい。アッパー軌道により、高い打ちだし角度を得ることが確かめられます。
7.はい。軽いものを速くふることで、敏捷性をアップすることが出来ます。
8.はい。フィニッシュまで振り切ることにより、手の振り方、腰のターンをマスターできます。
9.はい。インパクトの形がハンドファーストにより初めて、フォローで音がなります。
10.はい。良いスイングバランスにより、左脚親指にグリップして立っていることが可能です。

【解説】
<ミート率を上げる為のドリル>
両手でスイングしても、毎回フェースをボール対して同じ位置で直角に当てることは難しいと言えます。これを。片手で行います。右手で5球打ち、4球以上当てる事ができたら、左手を行います。
手首を使い、肘を回旋していると、上手く当てる事が難しいでしょう。ポイントは、左右の手首をロックして、ハンドファーストインパクトを心がけます。
同時に、片手で軌道を作ることや、片手でクラブの重さに耐えられることにより、握力が鍛えられます。スイングのふり幅は20ヤードを目安に行ってみましょう。

<クロスハンドグリップでボールが打てるとは?>
インパクト付近で求められる動きは、リリースによる動きではなく、ハンドファーストによる打点の安定と、角運動によるクラブヘッド軌道、そしてさらに付け加えるなら、シャフトの逆しなりです。
これらを行うには、右手の角度を維持した形をマスターしなければなりません。
クロスハンドグリップでのインパクトでは、右手の角度維持と、左サイドの高さや開きを我慢した形をマスターする事ができます。右手だけでインパクトを作るイメージの方よりも、左手も導入してスイングを作る感覚が必要で、パワーも2倍使用する事が出来ます。
逆しなりをマスターするには、手元を先行させる必要があります。手元が前にくることにより、シャフトがたわみ、インパクトで逆にしなることができます。

<両腕を伸ばすことで得られる効果とは?>
バックスイングで右肘をたたみ、フォローでは左ひじをたたむ。このような考えも確かにあるでしょう。バックスイングで両腕を伸ばすことは、左サイドの筋肉群を伸ばすことが期待されています。これにより、ダウンスイングでは伸張反射が起き、強烈なスピードとなります。
つまり、右肘をたたみ、左膝を右へ寄せているスイングでは、筋肉の引っ張りが起きにくいと言えます。同時に、スイング中曲げた肘は、ダウンスイングで伸びる傾向にあり、アウトサイドから下りて来る傾向が見受けられます。シャフトクロスに悩む方は出来るだけ両腕を伸ばしたイメージでスイングしましょう。

<遠心力を最大にするために、向心力を向上させる>
通常、ダウンスイングで遠心力が加わると、クラブヘッドは外側へ引っ張られることになります。
これを防ぐ為には、両脇を締め、グリップエンドを引きつける動きを取り入れます。
遠くに上げて、近くを通過させるイメージを持つことにより、ヘッドスピードを加速させることができます。是非、お試しください!

<ストレートバックよりも、インサイドン、角運動を目指す>
最初の30センチはストレートに上げた方が良いのでは?
これを行うと、ヘッドスピードを加速させることは難しいと言えます。
クラブヘッドは40度内側に来るように、クラブを上げていきましょう。これは、角運動による軌道の方が、ストレートの軌道より加速しやすいことを意味しています。

<アッパー軌道、どのようにつくるか?>
最適なスピン量を得るには、アウトサイドインの軌道では難しいと言えます。
方法として、インパクト付近のアッパー軌道により、高い打ちし角度と適正スピン量を得ることができます。アッパー軌道を得る為に、アドレス時に右サイドを下げてセットアップする方がおりますが、このようなことでは、上手にスイングを加速させることは出来ません。
ポイントは、レベルに近いアドレス、レフトサイドベンドのトップ、レベルなインパクト、ライトサイドベンドのフォローです。右サイドを下げて作るアッパー軌道に比べて、ダウンスイングで加速させることが容易にできます。

<軽いものを速く振る>
重いものは、筋力やスイングフォームを作る効果が期待できます。一方、軽いものはスイングスピードを最速にする効果があるトレーニングと言えます。肩や腕の力を抜き、瞬間的にクラブを振り上げる事が出来るトレーニングを行います。また、これを行う為には、リストコック、左腕の角度を45度決める、右足を伸ばし、ヒップターン60度回旋を同時に行います。一瞬でこれらの動きが完成できるように、練習しましょう。

<フォローまで振りぬくことが重要です>
インパクト付近で求められることがあるとしたら、左サイドを如何に素早く回転させるかという感覚です。トップから、ダウンインパクトにかけては、左肩や左腰のターンを抑えて、腕の通過と正面でのインパクトを目指します。その直後、左足の伸展と左腰のターンと左腕、左肩のターンが素早く置きます。右腕が最大スピードをむかえた時に、左腕が遅れてしますと、クラブヘッドは減速してしまうか、返り左へミスしてしまいます。
左腕のリードを身に付けていきましょう。

<音は、インパクト以降に最大に鳴る>
ハンドファーストインパクトを行うことにより、インパクト前に音が鳴ることを防ぐことが出来ます。
理想はインパクトでのハンドファーストです。インパクトで手首をリリースしてしますと、グリップエンドが後方に動き、グリップエンドのスピードが下がってしまいます。このような状態よりも、右手の角度を維持したハンドファーストインパクトと、インサイドインの角運動を目指した方が、ミート率とヘッドスピードを効率的に得れます。

<フィニッシュで右足体重のままでは、効率的にボールを飛ばすことはできない>
加速度をあげるには、アッパー軌道よりも、ダウンブローのほうがスピードを得やすい。
けれども、ダウンブローだけでは、クラブが刺さってしまいます。ダウンブローからのアッパー軌道への切り替えを行う必要があります。過度にアッパーが強いと、右倒れによるスイングを助長し、フィニッシュでは左つま先が浮いてしまいます。
また、インパクト以降に左踵へ体重が流れるよりも、左つま先へグリップできた方が、壁が出来き、エネルギーをボールに伝える事が出来ます。ここもお試しください!

皆さん、今回の内容は如何でしたでしょうか?

ご紹介したドリルを一つ一つ、行ってみてください。必ず効果が出始めます。

最後に一つ。
コックはアリーセット(早目にコック)を採用します。これを行うには、ショートサム(左手親指は短く)して握ります。また、左肩を右足の上まで動かすよりも、スタンスの中央をめざして、肩を止めて、少し下げるイメージを持ちます。
インパクトでは、左肩が開く前に、両腕を通過させます。イメージは、バケツの中の水を右から左へ放水する感じです。これにより、身体を開かず、腕を振る事が出来ます。
同時に、バックスイングの右足を伸ばし、インパクト付近では左足をのばしましょう。
詳細は、書籍『一生ブレないスイング理論』をご覧ください。

それでは、また次回にお逢いしましょう!

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