@PFGAinterlessonさんをフォロー
小暮式1分間ゴルフ
【小暮式1分間ゴルフ】, 1軸スイングニュース, 考え方

間違いだらけのクラブフィッティング!

2018年6月6日

ゴルファーの皆さん、
こんにちは。

クラブセッティングを考える際に、何番からアイアンを入れたらよいか、悩むことがあります。
片山選手は7番から入れるとしたら、UTや、ショートウッドのクラブセッティングがプロでも選ばれる重要な選択肢であり、
ヘッドスピードがあるから、ショートウッドよりもアイアンがあっているという考え方よりも、
「打ちやすい」「球が上がりやすい」「グリーンに止められる」「ラフからでも抜けがよい」、つまりショートウッドやUTの方が良いという考え方が優位になっていると言えます。

そのような中、先日ゴルフ雑誌の取材を、フォーティーン白金台で行いました。
UT6、5、4,3
W3,4,5,7,9
を打ちまして、データー計測を行いました。

シャフトはS、SRを試しました。

色々と、データーを計測し、取材のコメントを伝えている際に、アマチュアのクラブセッティングの話になりました。

「小暮プロなら、どのような点に注意して、クラブセッティングを行いますか?」

その時は、必要な話をしっかりと伝え、しばらくして、「間違って選んでしまうクラブセッティングはあるか?」と逆に書きたくなりましたが、
ページの関係で、伝えることができませんでした。(求められている主旨が違う!)

間違ったクラブセッティングとは?

1)とにかく、硬いシャフトを選びすぎる
2)長いシャフトが飛ぶので、入れたがる
3)目的が明確でない
4)体力、年齢、ヘッドスピード、ゴルフ頻度に合ったクラブを選べていない
5)カバーできる距離が把握していない

1)とにかく、硬いシャフトを選びすぎる
たとえば、腕力があって、腕の返しが強い場合、手元調子の硬いシャフトを選ぶ傾向があります。
クラブフィッターの本音は「今すぐ、曲りを抑えるなら硬いシャフトへ変更なんだけど、本当は少し柔らかいシャフトを使って、インパクトで腕を返さないように、フェース面のコントロールや、スイング軌道を修正することとも、同時におこなって欲しい。60歳でXシャフトを使うアマチュアもでてきてしまい、正直硬すぎる弊害で肘を壊す場合もあるでしょう」
硬すぎるシャフトを勧められたら、注意が必要です。

2)長いシャフトが飛ぶので、入れたがる
長いシャフトは、確実に飛びます!
だから、飛距離を伸ばすには、シャフトを長くすることは正解なのです。
ただし、1つ条件があります。
安定したスイングが完成していないと、狭いホールやプレッシャーがかかるホールでは、長いクラブを振りきれず、ミスショットにつながる恐れがあります。
長いシャフトが本当に振りきれるか?
もう一度、コーチと相談していきましょう。
腕の良いクラブフィッターはこのように考えます「スイングが安定したら、徐々にクラブを長くすることはできますが、いきなり45から46インチに変更することは危険です。0.25ずつかえることでも十分違いがあります。
ただ、「直ぐに飛距離が欲しい」効果を期待する顧客ニーズにこたえる為に、ついつい長いクラブをいれてしまう場合があります。

3)目的が明確でない
スライスを防ぎたいのか?
ヒッカケを修正したいのか?
球を上げたいのか?
飛距離が欲しいのか?
クラブを変えたら、一瞬で上手くなりたいと期待する気持が強すぎて、1回のフィッティングやクラブセッティングを決める際に、
目的が絞れない場合があります。
データー計測を行うと、一番良い数字のクラブを選ぶ傾向にありますが、練習場であたり、コースでパフォーマンスが下がってしまう方ほど、
時折出るミスの動作をカバーする目的でクラブを選び切れていない傾向があります。
本当に必要なのは、最初の目的をカバーできるクラブであり、上達することで、目的も変化し、クラブセッティングも変化していくのが自然です。

4)体力、年齢、ヘッドスピード、ゴルフ頻度に合ったクラブを選べていない
良いクラブは、練習頻度が下がると当たらなくなります。
でも、ほとんどの人は、練習頻度が下がっても、そこそこ当たるクラブが良いクラブとなります。
つまり、本当に良いクラブは、自分の力を引き出してくれるクラブであり、頻度や体調、体力、柔軟性、年齢を鑑みて選んでいきます。
以前は沢山練習できたのに、最近は全くでてきてない状態なら、ヘッドの比較的大きなアイアンで、ミート率が下がっても芯に当りやすいクラブを選んでいきます。

5)カバーできる距離が把握していない
上級者の目的はシンプルです。
カバーしたい距離を理解しているからです。
左右の曲りは、スイングを磨くことで、補うことができます。
飛距離のカバー、たとえば190~230ヤードの打ち分けは、クラブでカバーしていきます。
「アゲンストの風が吹いた時、7Wよりも3UTの方が、力強いボールを打つことができる。」
「夏ラフからボールを上げてとめるには、9Wのほうが打ちやすいし、飛距離も稼げてメリットが大きい。」

以上です。
今回の内容はいかがでしたでしょうか?

自分に合った最良のクラブを選んでいきましょう。

本日もゴルファーの皆さんの上達を応援しています。

Tag :

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

*

1分間で上達するメルマガ

     

© HIRONORI KOGURE. all rights reserved.