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2018年11月5日

ゴルフ上達には2つとも必要!繊細さと鈍感さ

皆さん、こんにちは!
今回は繊細さと鈍感さの考え方を伝えていきたいとおもいます。
「どんなときにこれを使うか?」、考え方次第で、対応が変わってきます。
その辺りを説明できたらと思います。さっそく設問へ進んで行きたいと思います。

【設問】

◾️繊細さ
1.アプローチが、きっちり入れようとしてトップしてしまう(はい・いいえ)
2.パッティングでは、フェース面やボール位置にこだわりすぎて、ヒットできない(はい・いいえ)
3.アイアンでは、テークバックが中々スムーズに上がらない(はい・いいえ)
4.ドライバーでは、トップの位置が気になり、上手く下ろせない(はい・いいえ)
5.バンカーでは、砂質や取る量、フェース角度やスイングスピードを気にして思い切り打てない(はい・いいえ)

◾️鈍感さ
1.アプローチは、直ぐに打てるが、距離感や打ち方は一定でない(はい・いいえ)
2.パッティングでは、感覚だけで打っているので、調子の波が激しい(はい・いいえ)
3.アイアンでは、上から打ち込んでいるだけなので、ボールを運ぶ感覚はない(はい・いいえ)
4.ドライバーでは、広いエリアを目指していて、コントロール性は低い(はい・いいえ)
5.バンカーでは、気持ちだけで、強く打てば飛ぶとさえ思うだけだ(はい・いいえ)

【解答】
◾️繊細さ
1.アプローチが、きっちり入れようとしてトップしてしまう(はい・いいえ)
いいえ。繊細過ぎる人は、インパクトをしっかりとむかえる意識が強く働き、手先のしなやかさが失われる傾向があります。
2.パッティングでは、フェース面やボール位置にこだわりすぎて、ヒットできない(はい・いいえ)
いいえ。中心視野を使いすぎると、バランス感覚に長けている周辺視野をつかえなくなります。
3.アイアンでは、テークバックが中々スムーズに上がらない(はい・いいえ)
いいえ。寸分たがわず上げようと意識すればするほど、手先は大きな動きをセーブしてしまう恐れがあります。
4.ドライバーでは、トップの位置が気になり、上手く下ろせない(はい・いいえ)
いいえ。トップの位置で全てが決まるとする考えにとらわれ過ぎて、全体の動作の調和への神経指示が滞る恐れがあります。
5.バンカーでは、砂質や取る量、フェース角度やスイングスピードを気にして思い切り打てない(はい・いいえ)
いいえ。動作を行うのは自分であり、状況把握だけで、結果が完了することではありません。

◾️鈍感さ
1.アプローチは、直ぐに打てるが、距離感や打ち方は一定でない(はい・いいえ)
いいえ。毎回の打ち方を記憶し、精度を高めて行く事が重要です。
2.パッティングでは、感覚だけで打っているので、調子の波が激しい(はい・いいえ)
いいえ。ボールへの回転を一定にするために、軌道やアタック角度を一定にする必要があります。
3.アイアンでは、上から打ち込んでいるだけなので、ボールを運ぶ感覚はない(はい・いいえ)
いいえ。ピンに運ぶ感覚を養うには、上から打ち込むだけでは動き整えることはできません。
4.ドライバーでは、広いエリアを目指していて、コントロール性は低い(はい・いいえ)
いいえ。真っ直ぐ狙う場合や曲げて狙う場合があり、その都度考えて球種を選択していきます。
5.バンカーでは、気持ちだけで、強く打てば飛ぶと思う(はい・いいえ)
いいえ。毎回同じ状況でないバンカーだからこそ、その都度観察して対応しなければなりません。

【解説】
<2つの力を使い分ける>
ゴルフ初心者の頃、何も考えないでスタートしたことでしょう。次第に経験を重ね、学習する過程で、ミスのイメージが芽生え、これを克服しようと、自分なりの打ち方が形成されます。正しい方法論による場合でしたら、問題は起きにくいと言えますが、大抵はミスを避けるような動作となります。

<繊細さが及ぼす良い点・悪い点>
状況観察、砂質、傾斜、芝の量や抵抗感、フェース面や、クラブ軌道、スイングスピードを司り、ターゲットへの距離感や落とし場所の策定を行う繊細さは、大変重要なスキルです。
初心者と上級者とでは、雲泥の差があります。
初心者は知らない事が多くあり、他方上級者は知っている事や意識してしまうことが沢山あります。
繊細さの悪い点として、考えすぎて、スムーズな動きがしにくいことです。
沢山の情報を得たとしても、沢山の経験を重ねたとしても、1回の動作でほどこす内容には限りがあります。
どれだけシンプルに考えるかがポイントとなってくるでしょう。

<鈍感さが及ぼす良い点・悪い点>
プレッシャーを受けることなく、即断即決であり、スムーズに滑らかに動くことができる利点があります。
初心者のころは、実は一番この状態に近く、アベレージゴルファーでは考えすぎる傾向にあり、上級者となるとこの鈍感さを武器とできます。
まれに、初心者からずーと鈍感のまま成長するゴルファーが居ます。
“集中したら、音は聞こえず、結果やミスは気にしない、ただ目の前のボールを打ちぬくのみ”このような状態を、ゾーンに入ると表現します。

<どのように2つのスキルを鍛えるか?>
繊細さを鍛える方法として、簡単なドリルがあります。
これは、10年以上も前からジュニアゴルフレッスンを行ってきた経験から学んだことであり、1年間で15打以上もスコアを伸ばす効果があるドリルです。
*1ショットの状況や、マインド全てを紙に書きます(もしくは口頭で状況説明する)
*1ホールの状況や、マインド全てを紙に書きます(もしくは口頭で状況説明する)
*18ホールズの状況や、マインド全てを紙に書きます(もしくは口頭で状況説明する)
これを行うことで、観察力や判断力を磨く事ができます。
以上から、驚くべき事実が判明します。
良いゲームや優秀なプレーヤーほど、鮮明に記憶していて、判断もショットイメージもはっきりと表現できる点です。
打つショットだけでなく、グリーン面の傾斜の把握、例えばラフからのセカンドショットでスピンレスでこぼれた場合の状況まで見込んで攻略していく考えを持っています。
稀に、例外的な存在。全く記憶にない、天才的なジュニアもおります!
鈍感さを鍛える方法として、簡単なドリルがあります。
実はこれが一番難しいということを最初に伝えたいと思います。
経験は、鈍感ではいられなくなるのが普通の感覚です。これと逆行する行為とは?
*スコアを付けない
*ミスもナイスショットも反応しない
*カップから逆算して、ゲームを遂行する
*期待しないし、焦りや不安の影響を受けない、第三者的な感覚で臨む
*やるべきことだけを行う、マシーンとなる
*ターゲット見る事、成功をイメージすること、求められるスイング動作を行う以外は、思考しない
*熱い、寒い、雨が嫌だ、風が気になる等の感覚を省く
*木や森や自然と同化し、池の波紋と中に揺れる木の葉と自分を重ね、感情をもたない
*18ホールズとの概念を消し、生涯絶え間な続く道の途中と考える
人間だから、感情を消すことはできない。通常はそのようで構いません。
一方で、感情を持たず、ターゲットだけに忠実にボールを運べる上級者が活躍しています。
コース設計家によるデザインや、試合当日のピン位置は、プレッシャーがかかるポジションを好んで切ります。
だからこそ、感情を持たない鈍感力を準備していかなければなりません。

成功者や優勝者のコメントの中から、このような言葉を見つけることができます。
「あの難しい17番ホールのセカンドショットは、どのような感覚で打たれたのですか?」
「いや、あまり意識は無かったんです、ただ、あそこに打とうとしただけです!」

初優勝者のコメントも興味深いものがあります。
「初優勝おめでとうございます。優勝の感想をお願いします」
「いや、全く意識していなかったので、これから考えます!」
以上は、無意識の中でのプレーであり、感情をシャットアウトしていた状態と言えます。
極度の緊張感と高い集中状態では、感覚は研ぎ澄まされ、それには感情が邪魔になる。
恐怖や悲しさ、激怒は、高いポテンシャルを引き出す導入としては利用できるが、継続する事は出来ず、ゾーンがさめてしまいかねない。

いずれにしても、今回の内容が、皆さんのプレーの幅を広げるきっかけとなればと思います。
また、次回にお会いしましょう。

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