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2018年12月17日

アプローチの最大の課題・緩みへの対応

皆さん、こんにちは!
今回はアプローチの最大の課題、緩みについて解説対応していきたいと思います。「近い距離が難しい。オーバーを嫌い、緩んでしまう」を考えて行きたいと思います。さっそく進めていきたいと思います。

【設問】
1.近い距離が緩んでしまう(はい・いいえ)
2.比較的大きなバックスイングを取る傾向がある(はい・いいえ)
3.ボールの位置がスタンス中央より右側にある(はい・いいえ)
4.比較的体の近くにボールを置く(はい・いいえ)
5.インパクト体重が右脚である(はい・いいえ)
6.インパクトでロフトをつけすぎる(はい・いいえ)
7.比較的強く握る傾向にある(はい・いいえ)
8.インパクトで力を抜いてしまう傾向もある(はい・いいえ)
9.ゆっくりとクラブを上げ、インパクトでさらに減速してしまう(はい・いいえ)
10.スイングリズムが無く、距離にばらつきがある(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。飛びすぎを嫌い、インパクトで調整してしまう。
2.はい。距離以上に、大きなバックスイングをしてしまうことがある。
3.はい。ロフトをたてた状態からのインパクトでのロフト付加に問題がある。
4.はい。アップライトの構えからのショートロブは適さない.
5.はい。すくいうちからは緩みの原因である。
6.はい。アーリーリースは、正確なコンタクトを邪魔してしまう。
7.はい。強く握り、飛びすぎを嫌い、インパクトで緩める。
8.はい。グリッププレッシャーの変化は、インパクトの均一性の敵である。
9.はい。距離感はしっかり打つことでなく、抜くことで覚えてしまう危険がある。
10.はい。リズムの違いから飛びすぎてしまう結果を避ける為、緩めてしまう。

【解説】
緩みの原因は5つあります。

1.大きすぎるふり幅が、インパクトでの緩みを生む
20ヤード以内のアプローチであっても、肩口まで振りかぶってしまう方がいます。これでは、本当にあたってしまうと50ヤード近く飛んでしまうでしょう。大きくあげて、インパクトで減速させる打ち方よりも、適正なふり幅を身に付けていきます。これにより、インパクトの緩みを回避して、しっかりとボールをコンタクトできるようになります。具体的な練習方法として、スイング幅、膝、腰、胸、肩と4分割する方法を覚えます。また、特別なエッセンスとして、切り替えしを覚えます。バックスイングからダウンスイングにかけては、切り替えしがあります。ここをスムーズにおこなうことにより、クラブヘッドは地面に突き刺さることなく、バンスがきれいにボールの下に入ってくれます。ボールを右において、上からガツンでは、飛びすぎてしまい、これを嫌いゆるめてしまう。(後程、解説)
大きく上げ過ぎない、切り替えしのポイントは、『体重移動をさせない』『グリップエンドを寝かさない』『ロングサムで握らない』です。ロングサム、ノーコックで上げる人は、ある段階から、コッキングを入れなくてはならず、このふり幅の分かれ道が、距離のばらつきを誘発し、飛びすぎを嫌う緩みの原因となります。よって、ショートサムからのコッキング等の操作性向上が急務となるでしょう。

2.インパクト体重が右脚過ぎる
緩んでしまったと感じるアプローチほど、右脚に体重が残っていることが挙げられます。アドレスで左荷重であったとしても、強く飛びすぎることを嫌い、減速してインパクトをむかえてしまう。さらに、ヘッドアップのおまけまでつき、右脚体重になってしまう。“短い距離でも、しっかりとボールを打ちぬいてゆく”簡単にできる方法として、アドレスの際に右脚踵を上げていく打ち方があります。右脚踵を上げてアドレスすることにより、インパクトで緩まずクラブを低く打ち出すことができます。上級者は、左肩を低く保ち、ボールの行方を見ているのに対し、緩んだフォローは起き上がった状態であることが多い。注意していきましょう。

3.ボールの位置が近すぎる、中すぎる弊害
近すぎるとは、身体の近くにボールを置きすぎることを言います。中すぎるとは、ボールを右サイドに置きすぎることを言います。どちらも、アップライトでロフトが立ったアドレスとなりやすく、ボールは強く飛び出す傾向にあります。一見強く飛ぶことは、緩まないことであると思いがちですが、実際は違います。飛びすぎるからこそ、緩んでしまうのです。オーバーを嫌うことこそ、緩みの原因です。
“プロはしっかり打っても飛びすぎない。アマチュアはしっかり打つと飛びすぎてしまう”
適正なボールポジションと、ライ角に合った位置にボールを置いている為、クラブの抜けが良く、飛距離をコントロールできる。例えば、打ったボールがゆっくりと飛んでゆく。これは、しっかりとボールがフェースにタッチしている時間が長いと言えます。右サイドに置きすぎるボールは、ロフトが立ちすぎて、素早く飛んでしまう傾向にあり、これを嫌い、インパクトで減速しようとしてしまう。また、ゆっくりうつことと、ゆっくりボールが飛ぶことは微妙に違います。
大抵は、ゆっくり上げてゆっくりうつと、ゆっくりボールが飛んで行くと思い、できるだけ脱力しようとして、本当に緩めてしまう。これを避けるには、ハンドファースト&フェースオープンの状態で、しっかりと打ち、フェースの抜けた後にボールが飛んでゆく感覚を練習しなければならない。
非常に高度な技術だが、やるだけの価値は十分にあります。

4.グリッププレッシャーが強すぎて、緩めてしまう
硬く、強く握ると、操作性が悪い傾向にあります。そして、インパクト付近でこれを緩めてしまうと、ミスの原因となります。もし、硬く、強いまま握ってインパクトをむかえてしまうと、強く当たり飛びすぎてしまう傾向があるでしょう。アプローチで求められるのは、最適な運動エネルギーと言えます。
これを、別の角度から表現してみましょう。
・ロフト角(大きい)、ふり幅(大きい)=ロフト角(小さい)+ふり幅(小さい)
・グリッププレッシャー(強すぎる)⇒インパクトプレッシャー(弱く)=緩み
ミスしてはいけない、緩んではいけないと思い過ぎると、ますます強く握ってしまうので注意が必要です。

5.リズムが遅すぎて、芝の抵抗にさえ負けてしまう
“フワッとした球を打とうとして、ゆっくり上げてさらにインパクトで減速してみた”
確かに、気持ちは分かります。けれども、答えは違うところにあります。プロや上級者は、インパクト以降のクラブの抜けに神経を使います。
トップからのダウンスイングにかけて、もし力を抜いてしまうと、クラブの操作性は著しく低下してしまい、ダフリやシャンク、トップのミスになるでしょう。しっかり打っても飛ばないことが高等技術であり、ゆっくり打って、距離をあわせるのは、グリーンが硬い、速い状態でのゲームでは、役に立たないスキルと言えます。
「毎回同じ打点で、入射角が安定して迎えることを練習している」
ゆっくり練習する人よりも、リズムよくスイングしている人の方が、打点が安定します。その中で、飛距離のコントロールをすべきであり、短く距離、小さな動きでもしっかりとコントロールすることが、緩みの対処法と言えます。
1ヤード単位の練習、これも効果があります。

以上です。今回の内容は、如何でしたでしょうか?
簡単に受け入れられない内容であっても、目指すべき方向を理解していることと、そうでないとは、天と地の差があるでしょう。後者は、行う前に諦めてしまうからです。さあ、次回も上達を楽しんでいきましょう。

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