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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ38」

2017年5月27日

ショートゲームのフィーリングを高めるために

知られているようで、実はあまり理解されていないのが、ショートゲームにおけるフィーリングです。これは、3つの感覚から出来ています。つまり、目、意識、手の感覚です。

この感覚を磨く事ができたら、レジェンドプレーヤーが言う、ボールとクラブが意のままに操作できる感覚をマスターすることが出来ます。

この感覚はバスケットのシュートを決める時のように、ターゲットを見て、意識を集中させ、手を動かす行為に似ています。

もし、効果的に磨く事ができたら、ショートゲームのフィーリングを改善させ、より多くのホールで少ない打数でホールアウトすることができます。

さあ、早速今回の設問を解いていきましょう。

【設問】 
実測10mとします。
1.目視した距離が実測より、オーバー気味だ(はい・いいえ)
2.目視した距離が実測より、ショート気味だ(はい・いいえ)
3.意識した距離よりも、手がオーバー気味だ(はい・いいえ)
4.意識した距離よりも、手がショート気味だ(はい・いいえ)
5.アプローチの際、一番大切に思うのは、目視だと思う(はい・いいえ)
6.アプローチの際、一番大切に思うのは、意識だと思う(はい・いいえ)
7.アプローチの際、一番大切に思うのは、手の感覚だと思う(はい・いいえ)
8.集中しすぎると、手の動きがショートしがちだ(はい・いいえ)
9.集中しすぎると、手の動きがオーバーしがちだ(はい・いいえ)
10.気楽にプレーしたほうが、結果が良いことが多い(はい・いいえ)
11.集中したほうが、結果が良いことが多い(はい・いいえ)

【解答】
1.はい。遠距離に見え、強く打つ傾向があります。
2.はい。近距離に見え、ショートする傾向があります。
3.はい。正しく認知できても、手元が強く、オーバーします。
4.はい。正しく認知できても、手元が弱く、ショートします。
5.はい。見た目を重視する方は、平に強く、アップダウンに弱い傾向にあります。
6.はい。意識を大切に思う方は、体調の変化に影響を受けやすい傾向があります。
7.はい。手の感覚に頼る方は、プレッシャーに影響を受ける場合があります。
8.はい。この感覚はナーバスになる方に多く見受けられます。
9.はい。この感覚は、ストレスから、制御不能になる方に見受けられます。
10.はい。過度の緊張はスムースな動きの妨げとなります。
11.はい。内向的な方ほどこの傾向が強く表れます。

【解説】
*実測よりも、オーバーする原因が目にあるので、歩測を取り入れていきましょう。
*意識よりもオーバーする場合は、アドレナリンとの関係もあり、深呼吸を採用しましょう。
*目に頼るが一般的、意識に頼るは言語的、手に頼るは記憶的と言えます。
*集中することが、必ずしも最善とはならない。要はその傾向を理解しましょう。
*気楽とは、集中の後に訪れる感覚であり、緩みすぎる恐れもあるので注意が必要です。
*集中は、何に、どのようにした時が一番良いかを、知りましょう。

1)目の感覚は、狂いやすい?
見た目重視は、一番理解しやすい。しかしながら、見た目ほど、不確かな要因もない。特に注意が必要なのが、砲台グリーン、谷越えである。間に空間が存在すると、目の認識は景色に反応しやすく、空間に反応しにくい傾向があります。
歩測を行い、ピンまでの距離を確かめていきましょう。

2)意識で手をコントロールする?
例えば、目をつぶり、10mのパターを打とうと念じます。次にストロークを行い、実際の距離を確認します。つまり、目に頼らない感覚こそ、意識を磨く方法と言えます。

3)手の感覚を鍛える?
ターゲットを見たまま、ボールを打ちます。次に、目を閉じたまま打ちます。今度はこの逆を行います。これにより、直前の感覚と手の感覚が磨くことができます。最終的には、ストロークしたものが、何メートル先に留まるかを当てる事ができたら、最高のフィーリングと言えます。

4)意識は時に邪魔をする?
例えどんなに、目、意識、手の感覚を磨いたとしても、不安や恐怖の意識下では、これを適正に機能させることは難しい。下りのパットを必要以上にショートする場合はこれに当たります。
同時に、池越えのアプローチで、トップしたりオーバー目に打つのもこれに起因します。手をコントロールするのが意識だとしたら、恐怖下における意識もまた、過敏に反応してしまう場合があります。これを克服するには、目と手の感覚を鍛え、意識を無意識にする努力をします。

5)3つの感覚の強弱を使い分ける
ミスの原因の大半が、意識によるものが多い。つまり、ショートしたらいけないとか、オーバーしたら池に入ってしまうような状況下では、正確に手をコントロールすることが難しい。
上級者は、このような場合、意識の感覚を下げて、目と手の感覚を増大させたり、逆に意識だけに集中して、目の感覚を閉じ、自己暗示をかけます。

例えば池越えの60ヤードアプローチには、2つの方法があります。
1つは、手前だと池に捕まると言う意識感覚を無視して、目と手の感覚に頼る方法があります。
1つは、目と手の感覚を防ぎ、意識にだけ60ヤードと言い聞かせて、スイングします。
これにより、60ヤードをしっかりと打つことが出来ます。

6)手の感覚を鍛えるパターマット練習法とは?
同じ距離での練習、3つの強さで打ち分けます。一つは強く(カップの土手に当てる)、一つは普通に、一つは弱く打ちます。今度は、順番を無視して、打つ前に、声に出して手を動かします。次に、目を閉じて、3つのタッチでカップインを狙います。これにより、意識と手の感覚を磨く事ができます。

7)不安、安心、確信、自信とは?
だれでも、最初のアプローチやパットは不安があります。しかしながら、これらを乗り越えて行かなければなりません。4つの言葉を結ぶものは、練習です。
不安だから練習する、安心を得るために練習する、確信をえるまで練習する、自信が付くほどに練習を重ねるとなります。巧者ほど、あらゆる傾斜、状況からの寄せを練習しています。

8)イマジネーションとは?
目で作る、架空の通路であったり、意識で作る大きな放物線であったり、手で感じる熱量であったり、ショートゲームでの感覚は相違があります。大切なのは、自分にあった感覚です。
また、この前提にあるのが、再現性の高いスイングです。なぜなら、スイングにこの感覚が宿るからです。同じようなことが出来る状態だからこそ、目や意識、手の感覚を覚える事が可能となります。

9)スイングの確率を上げる
例えば、100ヤードのショートショット。20パーセントパワーロスのスライサーが、100ヤードを飛ばすにはいかに?
・100ヤード×0.8=80ヤード
・100÷80=1.25
つまり125%の意識で、打たないと届かない。この場合は、もちろん番手を変える方向を採用します。しかしながら、このような状況では、実測よりも、意識は遠距離に感じ、しかも手は125%で振るように意識されます。
この様な狂った尺度では、正確に距離を刻むことは不可能に近いでしょう。よって、スイングの再現性、パワーロスを減らすことが、重要と言えます。

皆さん、今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。ぜひ試してみてください。一緒に上達をたのしんでいきましょう!!

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