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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ52」

2017年11月11日

飛距離アップのための5つのチェックポイント

読者の皆さん、こんにちは。
今回のお題は、飛距離アップのための5つのチェックポイントです!

5つとは、スピード、オープンフェース、肩のライン、膝のライン、重心位置です。飛距離が伸びれば、ゲームもしやすくなる。ポイントを絞りこみ、飛距離アップを手にいれましょう。

さっそく問題に進んでいきたいと思います。

【設問】
1.曲がらないように、インパクトでアジャスト(合わせて)していた(はい・いいえ)
2.ボールを捕まえようと、手元を止めて、ひねっていた(はい・いいえ)
3.バックスイングでは、インサイドへフェースを開いて上げていた(はい・いいえ)
4.ダウンスイングでは、左手甲が上を向きながら、下ろしていた(はい・いいえ)
5.アドレスでは、右スライスを嫌い、左を向いて構えていた(はい・いいえ)
6.アドレスでは、ボールを飛ばすために、右肩を下げて構えていた(はい・いいえ)
7.バックスイングでは右ひざを正面に向け、高さをかえない(はい・いいえ)
8.インパクト付近ではミート率を得る為に、左ひざの高さをかえない(はい・いいえ)
9.アドレスでは軸を右へ傾け、右への体重移動を取り入れていた(はい・いいえ)
10.インパクトでは左腰リードを意識して、上半身が右へ流れやすかった(はい・いいえ)

【解答】
1.いいえ。合わせる動きでは、ヘッドスピードを最大で迎えることが出来ません。
2.いいえ。止めて、返すよりも、通過させることが、スピードを上げる事に直結します。
3.いいえ。フェースオープンでは、インパクト付近で調整が必要となります。
4.いいえ。ダウンスイングでの左手甲が斜め下を向きます。
5.いいえ。左肩、左腰の開きが早いと、ボールを捕まえることが難しくなります。
6.いいえ。右肩を下げることにより、体重が左へ乗りにくくなります。
7.いいえ。右ひざを正面に向けたままでは、スイングスピードがでません。
8.いいえ。インパクト付近で左ひざを曲げたままでは、回転スピードが上がりません。
9.いいえ。右へ傾けている状態では、インパクトで、バランスを崩しやすいと言えます。
10.いいえ。左腰が動きすぎると、上半身が右へ倒れやすく、ミート率が下がります。

【解答】
<ヘッドスピードを上げるために>
合わせる動きや、フェースを返す動きでは、インパクトで最大加速する事は出来ません。
上がったとしても、ボールコントロールを維持することは難しいと言えます。
では、如何にスピードを上げて行くか?
第一にフェースオープンを注意します。第二にコッキングを取り入れます。第三に体をボール向けたまま、腕を振ります。この際、右手の角度を維持したまま行います。第四にインサイドイン(角運動)を意識します。角運動とは、ストレート軌道よりも鋭角にインパクトをむかえる軌道です。これにより、スピードが増します。

<グリップスピードを上げる>
インパクトで手元を止める事よりも、手元を動かす方が、飛んで曲がらない。
手元を止めてヘッドを返す方が良いように思えますが、大切なのはグリップエンドを動かし続け、引き上げる動きが重要と言えます。グリップエンドは、止めて返すではなく、
トップからダウンにかけて、下に向かい、右腰からフォロースルーに向けて、引き上げる事がクラブヘッドの動きを効果的に使う事に役立ちます。大変難しい内容ですが、簡単に説明しますと、上から打ち込むだけでは、スピン量が増えるばかりか、スライスの原因になってしまいます。

<フラットバックスイングとフェースオープン>
バックスイングの際に注意しなければならない事があるとしたら、右肘よりもシャフトを横に寝かしてあげるフラットバックスイングと、クラブフェースのトウが斜め下を向く正常な状態よりも、トウが真上を向く形(オープンフェース)の2点と言えます。
バックスイングのこのような動きを補う為に、インパクトでフェースを返さなければならず、結果的にスピードダウンが生まれます。フェースターンを待つよりも、素早く振ったほうが、飛距離を確実に伸ばす事が出来ます。

<左手甲の意識、実は大変に重要です>
ダウンスイングからインパクトにかけて、左手甲の向きに注目していきましょう。
左手甲が上を向く(甲側へカッピング、甲側へ折れる)としたら、注意が必要です。
この様な状態では、フェースが開いてしまい、結果右へのバックスピンが増えてしまうからです。トップでできた左手甲が、左腕とのラインと平行直線だとしたら、ダウンスイングでもこの角度を維持していきましょう。これにより、右へのサイドスピンを減らす事ができます。

<左へ向いて構えることの弊害>
球が右へ飛んでいく状況では、やむなく左へ向くこともあるでしょう。
しかし、何時までたってもこの状況から抜け出せないでいるゴルファーが多く見受けられます。大切なのは、インパクト付近でのレスターンです。飛ばそうと思えば思うほど、体が早く開くものです。体の開きを抑える事は、球の捕まりを上げる目的と、ボールを左へ引っ張る動きを抑制してくれます。アドレスでのオープンな構えは、それ自体開きが早く成りやすいので注意しましょう。

<バックスイングで右肩、右胸を開き右腕を伸ばす為に、右肩は下げない>
バックスイングで右サイドを動かすには、アドレス時に右へ傾いて(右肩を下げて)構えるよりも、左右の肩のラインが平行の方が、動きやすいと言えます。
右サイドは高くすることにより、ダウンスイングがスムーズに下り易くなります。
また、右腕を直ぐにたたむよりも、右サイドの筋肉群を動員して、右腕を遠くに伸ばす方が、ヘッドスピードを加速する上で重要な伸張反射を得やすいと言えます。

<右膝を変えないよりも、伸ばした方がヒップターンしやすくなります>
右膝は、体重移動を受け止める為に、曲げたままの方が良いとする考えがあります。
しかし、バックスイングの際に、右膝を伸ばした方が、右腰が後ろへ回りやすく、インパクト効率が上がります。止めて動かさない状態では、ラウンドの後半に飛距離ダウンとなります。積極的に右ヒップを回していきましょう。

<インパクトでの左膝、曲げるよりも伸ばした方が、飛距離がでます>
右膝同様に、左膝も伸ばした方が、飛距離を得る事が出来ます。その理由は、左腰の下を向く角度が浅く、水平に近くなるにつれて、回転スピードを加速させることが出来るからです。また、左ひざを曲げて、左腰を後ろへ引くよりも、左膝にのり、左膝を伸ばす方が、地面からの自体重分のエネルギー(反作用)を得れます。これにより、軸が決まりヘッドスピードを向上させることが出来ます。

<軸を右へ傾けるよりも、左へ傾ける事の方が、効率がいい>
インパクトに向かってエネルギーを加速して放出するには、スイング軸は左へ傾けている方が、右へ傾けているスイングよりも、速くスイングする事が出来ます。
ベクトルは斜め下へ、トップではおへそよりも上半身が左へ傾くように、クラブを上げていきます。

<左腰リードを強く意識しすぎると、右倒れによるパワーロスを招く>
下半身リードが強すぎると、右倒れへの弊害があります。大切なのは、左への荷重方法です。左へ乗るには、下半身リードではなく、左へ倒れるように(右ヒップを左ヒップよりも高く構え、斜め下に向かってスライドさせる)します。
これは、スライドと言われる手法で、斜め下に向かって下半身と上半身が一緒にスライドしていくイメージです。従来の手法が、下半身リードだけで、上半身を置き去りにして捻転差で飛ばすとしたら、1軸スイングでは、体を開かず、傾きを変えずに左へ乗るイメージです。喩えるなら、左へ倒れてしまう感じです。

以上です、今回の内容はいかがでしたでしょうか?
右利きのプレーヤーが、最速で振ろうとした場合、一番最初に来る難題は、体の開きとそれに伴う、アウトサイドイン軌道です。
体を開き、クラブが外側から下りて来ると、バックスピンの量が増加します。これでは、ボールを遠くに飛ばすことは出来ません。高い打ちだし角と、ロースピンが重要となります。また、スイング中にフェースを開きすぎてしまうと、これを戻すために、労力が必要となります。フェースの開閉は、ボールの方向性を失うばかりか、インパクト打点の不安定から、飛距離ロスとなります。

さらに、飛距離アップの重要な要因として、クラブ軌道がロー&ハイが重要と言えます。
ロー&ハイとは、クラブが低い位置から入って、高い位置へ抜ける事です。
この動きをマスターするには、イスに座ったドリル(イス打ちドリル)がお勧めです。
ティーアップしたボールを7番アイアンで、イスに座った状態でスイングします。
この時、インパクト付近でクラブヘッドが低い位置から高い位置へと抜けるように意識します。これにより、ドロー回転のボールをマスターする事が可能です。

ぜひお試しください!!

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