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2018年9月24日

トップオブスイングをシンプルに考える

皆さん、こんにちは!
今回は、トップオブスイングについて、考えて行きたいと思います。
レイドオフ、シャフトクロス、右肘をたたむ?
早く上げると手打ちになる?
ゆっくり上げると毎回同じに上げる事ができる?
複雑怪奇な考えを、シンプルなものへと解消していきたいと思います。
さあ、さっそく進んでいきましょう。

【設問】
1.左膝は、トップで右を向く(はい・いいえ)
2.右脚は、曲げたまま、体重が乗る(はい・いいえ)
3.左肩は、右脚までしっかりと回す(はい・いいえ)
4.両腕は、軽くたたまれている(はい・いいえ)
5.軸は、右へ傾く(はい・いいえ)
6.右ワキは、締まっている(はい・いいえ)
7.右手首は、出前もちである(はい・いいえ)
8.左踵は、上がっても構わない(はい・いいえ)
9.左肩、左膝を止め、引っ張り上げている感覚はない(はい・いいえ)
10.両肩をたてに回転させている感覚はない。(はい・いいえ)

【解答】
1.いいえ。トップで左膝が内側を向きません
2.いいえ。右膝を伸ばし、体重は左脚へ6割かかります
3.いいえ。左肩はスタンスセンターに位置します
4.いいえ。両腕を伸ばしてあげます
5.いいえ。軸は左へ傾きます
6.いいえ。右ワキを空けてままいません
7.いいえ。右肘は斜め下をむいています
8.いいえ。左踵は地面に付けておきます
9.いいえ。左サイドを止めて、引っ張って行く感覚があります
10.いいえ。両肩をたてに使います

【解説】
<トップの目的は、体重移動を完成させることではない>
そのとおりです!
トップでは、力を貯めることが大切となります。
それには、左サイドの動きをセーブして、右サイドで筋肉群を引っ張るように、クラブを上げて行き、トップをつくります。堰をきったように、勢いよくクラブがふれるように、左を低く、右を高くした状態を保ちます。

<トップの目的は、左肩が入ることを完成させることではない>
左肩をいれることにより、軸が右へぶれやすくなります。
左肩の運動量は30度で十分、残りは右腰を60度動かします。
左肩はスタンスのセンターに留め、あまり右へ移動しないようにします。
左肩を止めて、右サイドで引っ張ることの方が、伸張反射を有効に使うことができます。

<トップの目的は、両膝を曲げ、保つことではない>
両膝を曲げることでは、スピードを向上させることはできません。
大切なのは、回旋角を得る事です。
右腰を60度以上回すには、右膝を伸ばした方が簡単です。
同時に、左脚体重で行なった方が、右股関節もスムーズに動きます。
サッカー選手が左脚体重で右脚を自在に動かせるように、右腰をフリーにしてスピードを得ましょう。

<トップの目的は、右肘のたたみを完成させることではない>
右肘をたたむ事では、飛距離アップを達成させることはできません。
畳んで伸ばすことでは、伸張反射を得ることはできません。
ピンと張ったゴムが、もとに戻るように、右サイドを出来るだけ伸ばすことで、戻るスピードを得ることができます。トップでは、張りのある事が求められます。

<トップの目的は、ゆっくりと体をねじり上げて完成させることではない>
ゆっくりあげること、身体をねじることは、必要ありません。
痛みが伴う動かし方では、再現性を向上させることも、スピードを上げる事も出来ません。
一瞬にして、限界点まで筋繊維や腱を伸ばし、これを戻そうとする反射を利用してボールを打ちます。ゆっくりとではなく、素早く上げます。体をねじるではなく、胸鎖関節によって腕が積極的に上がるようにします。左脚の付け根と、右手グリップが、最大で離れるイメージを持ちます。

<軸が右へ傾くことによる弊害>
右手が下から握る為、右肩が下がるのが自然であり、バックスイングでは両肩を平行に回し、ダウンスイングでは右サイドが斜め内側のインサイドから降りるのが理想である。これらを行う為にも、右サイドが低い方が良いとする考えは、全てパワーを出す観点では間違いと言えます。
右が下がった状態からの最大スピードは出ません。パワーを出すには、右サイドを高くすることが大切です。それには、レフトサイドベンド(左サイドを低くしましょう)。

<左から押されても、倒れないトップは正しい右脚の使い方を表しています>
大半のゴルファーは、勘違いをしています。
トップのポジションの右脚の使い方が、右に体重を乗せる事しか利用していないと言えます。
これでは、ボールを強くたたくことはできません。
右サイドは、右へ流れないように、斜めに地面を蹴る必要があります。
左から押されても倒れないポジション、つまり右サイドが高く、右脚は地面に向かってプレッシャーをかけなければなりません。左に乗りすぎたトップや、右脚に体重を乗せすぎた状態では、右脚を使用した力強いトップを完成したことにはなりません。

今回もご購読頂きありがとうございます。内容はいかがでしたでしょうか?
トップが決まれば、と思いながら中々トップが決まらないゴルファーを見かけます。
それこそ、理論や考え方の不備不完全さを示しているのです。
上級者はトップを気にすることなく。
その根底には、エネルギーのたまったギリギリの状態が出来ていれば十分すぎることを知っていると言えます。それには、伸張反射。左サイドを低く、右サイドを高く、遠く動かしていきます。
次回も、お楽しみに!

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