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小暮式1分間ゴルフ
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【PFGAジュニア育成応援基金の為のメルマガ抜粋】「小暮式1分間ゴルフ59」

2018年1月15日

変えていいこと、変えてはいけないこと

読者の皆さん、こんにちは。

今回は、変えて良い部分と変えてはいけない部分、変わりやすい部分と変わりにくい部分等、上達に必要な要素を中心に説明したいと思います。自分に向いているスタイルがあるとしたら、これを基に進めていきましょう。

さっそく問題を始めていきたいと思います!

【設問】
1.性格が陽気、明るく、好奇心旺盛と言われる事が多い(はい・いいえ)
2.性格が内向的、人見知り、慎重であると言われる事が多い(はい・いいえ)
3.外見の見栄えが良いことを好む(はい・いいえ)
4.内面の充実こそ、重要さと思う(はい・いいえ)
5.攻撃、積極性、チャレンジこそ大好きである(はい・いいえ)
6.防御、堅実、ミスがすくないことが大好きである(はい・いいえ)
7.大きなミスを嫌い、守りに入りジリ貧になるならチャレンジを選ぶ(はい・いいえ)
8.大きなミスをするよりも、小さなミスに食い止める方が好きだ(はい・いいえ)
9.早く成果を得ないと、継続することが難しい(はい・いいえ)
10.手順を踏んだ先に、大きな成果が待っていると思い、目先の欲求は我慢できる(はい・いいえ)

【解答】
1、3、5、7、9の設問が(はい)の方は、外交的でチャレンジスタイルが向いています。
2、4、6、8、10の設問が(はい)の方は、内向的で、守りのスタイルが向いています。

今回の問題では、自分自身に向いているスタイルを初めに把握して頂きました。次に、内面(心)と外面(スタイル)の関係を説明したいと思います。同時に、変化して良い所と変えてはいけない所を考えて行きたいと思います。

<内面の変化は起こりにくい。外面の変化は起きやすく、定着しにくい>
内面(心)は、変わりにくいと言えます。例えば人見知りで警戒心の強い方に、社交的に振る舞ってほしいと言っても、難しいでしょう。同様にFWキープや手堅い攻めを信条にしているプレーヤーに攻める事を大事と説いても受け入れられません。
そして外面(スタイル)の変化、例えばアイアンで打つところを1wで攻める事は可能ですが、これが自分の内面と反した場合は、もとに戻る場合が多いと言えます。
よって、内面にあった外的手法が好まれます。

<内面の変化に外部は影響を受ける。内面は外面変化の影響を受けにくい>
内面(心)の変化とは、守ることをやめて攻めて行こうと思う事です。雨の日セカンドショットではピンの手前を狙うのではなく、ボールが止まりやすいのでピンハイまで攻めて行くと決めます。このような場合、大きめなクラブを持ち、攻める事となります。
他方、雨だからと言って、攻撃スタイルが守りに転じることは少なく、外面の変化が内面に及ぼす影響は少ないと言えます。

<内面の変化が一旦起きると、外面変化も起きる>
守ることがベストと思い、プレーを続けるもこれ以上の成果が見込めないとなると、内面は徐々に変化を求めることでしょう。内面の変化は、時間がかかりますが、一旦起き始めるとその流れは一気に外面のスタイルを変える要因となります。
コーチングでは、上達をつかみたい心を抱かせます。“練習しなさい”これでは上達をつかむ事は難しいです。大切なのは、選手が練習したくなる心を抱かせることです。
守りが得意な選手には、攻撃(ロングショット)の魅力を説き、攻撃が得意な選手にはショートゲームの重要性を説きます。内面の変化が起きるには、時間がかかりますが、これを用いて、内面強化からの外面変化を導くことが出来ます。

<内面を囲う形で外面があり、その隙間と範囲は外部の方が大きく、柔軟性に富む> 内面(心)の否定は、プレーヤーの拒絶を生みます。変えるべきは内面であるが、変えやすい、触れやすいのは外面(スタイル)と言えます。外面は隙間や範囲が大きい分、反発も鈍く、受け入れやすいと言えます。 慎重で守りぬく臆病で面白くないスタイルではプレーヤーの反発を招き、チャンスをつかみ勝負どころでキッチンとバーディーを決めるスタイルとの評価は喜ばれます。同じバーディーでも、チャンスが多い方が多く取れ、その為にはロングゲームを得意分野にして行こうと説いて行きます。外部要因こそ、攻めやすい手法です。 <内面が大きく成長すると、外部も比例して増大する> 良い意味では、内面が成長・充実すると、外面は隙がなくしっかりと見えます。 例えば雨のラウンドでは、内面の充実(濡れて滑り、これに備える)が進み、傘、帽子、レインウエア、グローブ3枚、タオル、着替え、靴下を用意してコースに向かいます。 スパイクも完全防水を選ぶことでしょう。威風は堂々、雨も怖くありません! 悪い意味では、内面の不安増大が外面にも影響を及ぼします。 例えば調子が悪い、右しか行かないのに左のOBが気になる、グリーン手前の池や深いバンカーが気になることです。右しか行かない状況なら、左を向かなければその日の攻略が成功しないのに、これが出来ていない方が多く見受けられます。 <外面から内面への刺激よりも、内面から外面の刺激の方が大きい> 人から言われた事により外面(使用クラブ)を変えることはあっても、内面(性格や考え方)を変える方は少ないと言えます。本人の意思を変化させるには、よほどのことが必要です。例えば大事な試合で結果でない時、辛い経験をした時にこそ、チャンスが訪れるようです。 内面への刺激が一度起きると、その瞬間から外面の変化をもたらします。コーチを探したり、新しいスイングを試したり、より良い手法を探す事になるでしょう。 <内面が大切だと思いがちだが、外面(形式)の部分を継続して行う事により、内面へ浸透する事が出来る> 毎回同じ作法でスイングチェックを行い、素振りを取り入れ、ボールに向かう。かかる時間は毎回同じ。このようなスタイルが確立できたとするならば、その心はキチンと定位置に収まっていると言えます。つまり、形式が整えば心も定位置に在るのです。練習では、形式にこだわります。これにより、心を落ち着かせ、本番でも同じ手順を踏み、力を発揮させることが出来ます。 <内面にある熱い思いは一過性である。外面は感情を持たず、精神的影響を受けにくい側面がある> バーディーを取れば嬉しくなる。ミスショットを繰り返し、池やOBへボールを打ちこむと悲しくなってしまう。これらの感情は内面に起きることで、嬉しさや悲しさは、長くは続かない。他方、一定の作法(ルーティーン)は感情やプレッシャーの影響を受けにくい側面があります。一度演技が始まれば、終わるまで踊り続けるダンサーのように、スイング前のルーティーンは、上級者ほど一定であり、精神的影響を受けにくいと言えます。 故に、強いプレーヤーは、形式の大切を心得、黙々と実践しています。 <プレッシャー下では、内面が壊れやすく、形式は壊れにくい> 池やOBの恐怖は、プレーヤーの精神面に影響を与え、萎縮を与え、伸び伸びとしたスイングを不可能にしてしまいます。また、良いゲームから生まれる喜びは、疲労感さえも軽くしてしまうことでしょう。つまり、ミスショットでの落胆失望と良い結果での精神的高揚は内面の安定を壊します。上級者が無表情に見えるとしたら、この感覚を超越していると言えます。上級者が持つゲーム中の冷静さと判断力は、感情の起伏を乗り越えた先に存在するからです。 一方、形式(ルーティーン)は影響を受けにくいと言えます。 理由は感情の外にある儀式だからです。これを用いてプレッシャーによる内面の影響を最小限にします。 <内部の強化に努めるとともに、外部の形式を整える> 内部から外部へ。外部から内部へ。これを繰り返し行う事により自己強化、自己増大を果たすことができます。最初は、自分自身のスタイルを見つける事から始めます。次にスタイルを実践して磨きます。注意点としては、攻撃的なのに守りに入らない、堅守なのに攻めに行かない事です。この状態、変えて良い部分と変えてはいけない部分が理解される次期です。スイングでは、固める動きが出る時期です。フェードならフェード、ドローならドローとなります。そしてさらに、次のタイミングとなります。 持ち球だけでは、攻略できない限界が見えてきます。この時期を機に、内部の変化が進みます。内部変化は外部へと影響を与え、スイングを変える好機となります。 上達はこのような変化を繰り返すことで進んでいきます。 練習も頑張っていきましょう!!

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